かわいそうな光 俺なんか好きになったばっかりに

心を殺す方法(4)

kokoro wo korosu houhou

心を殺す方法(4)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神67
  • 萌×218
  • 萌4
  • 中立10
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
19
得点
429
評価数
102
平均
4.3 / 5
神率
65.7%
著者
カシオ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
心を殺す方法
発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784396784355

あらすじ

妊娠中の母親は気づき始める。
実子・光が見せる、
10歳上の義兄への異常な執着に。

そんな義母から光との仲を牽制されたのを機に、
春樹は姿を消した。光に忘れられる事を願い、誰にも告げず、遠くへと……。


しかし、光は、春樹を見つけてしまう。

その瞬間、春樹は逃げる事をやめ、
身体を光の愛欲に委ねた。
そして密やかに、ある未来を選択するーー。


愛憎極まる義兄弟インモラルドラマ、衝撃の終幕。

表題作心を殺す方法(4)

篠原光、春樹の義弟
篠原春樹、義兄

同時収録作品心を殺す方法(4)

英、春樹の先輩
篠原春樹、後輩

その他の収録作品

  • 番外編 4
  • bonus track

レビュー投稿数19

光の救済物語

カシオ先生は、精神科のことに詳しいのでしょうか?
精神科の先生が英先輩に「お前のできることは、病院を紹介することだけだ」と言っていましたが、本当、専門家に言わせるとそうなんですよね。
そういうところに、リアリティと言うか、綺麗事ばかり並べたお話とは違うなあという感想を持ちました。
自傷に近い、春樹の光に体を差し出す行為とか、性的トラウマで女性の性欲に対し嫌悪感を持つようになったり友情にも恵まれず春樹に依存するしかなかった光の生育歴とか、物語に無理がなく必然があったように思います。
シリアスなお話には、これはすごく大事なことだと私は思っています。

ただ一点…
英先輩からの告白に対し「自分にはもったいない」と断りますが、それは、光と共有すべき、遥さんを死に追いやってしまったという罪の意識からだと思うんです。
でも、蓼科で面会に来た英さんには思い切り縋ってましたよね。
あの時はまだ光に対し「ざまあみろ」くらいに思っていたんでしょうか。「自分のせいで母親が死んだなんて、光は傷ついただろうか」みたいなこと言ってたし。
3年で光への感情が変わると同時に自分のことも顧みて、先輩には釣り合わないという結論に至ったのでしょうか?
私の中でこじつけて考えるとそんな感じですが、どうにもそこだけ矛盾を感じてしまいました。
ついでに英先輩の「付け入る気がして」蓼科で受け入れなかった心情にもちょっと無理があるのかな、と。

それでも、最後春樹と光の間に立ち入れなかった英先輩の心情や、穏やかに形を変えた春樹と光の関係にも納得で、綺麗な流れのお話だと思います。

犠牲は大きかったけど、ようやく光が救われたな、と。主人公は春樹ではありますが、言ってみれば、光の救済までの話だったんだなあ、と思いました。

0

今更ながら

四巻まですべて読ませて頂きました。

激痛でしんどい感想です。
作品通じて無理矢理描写が多い、妊婦が胎児と共に亡くなる。
ただ、ストーリー的にはすべて必要だったと思います。
楽に読める本ではありません。
四巻プレイに尿道責め入れといてください。

ドシリアスなので楽しく読める作品ではないですが、読み返したくなる作品です。
ラストの落とし所は違和感も残りますが、作品の流れとしてこれ以外に最善の最終話が思い付きません。

全体的に重い作品でした。

0

bonus trackがあったから神。

なかったら中立だった。
最後まで何があってもいいから、ハッピーエンドで二人が精神的に強く繋がればいいと思ってた。カシオ先生はやっぱりがっかりさせない。受けの心がちょっと傾いたことはあっても絶対他の人とはやらない。貞操を守るって言うか汚くない。そして攻めはいつも受けに一途でそれが萌える。実は先輩の方は邪魔って感じだったけど、手出せないヘタレはどうせ脇役にすぎないから許した笑。
ヤンデレの攻めも大好き。誰にも心を開かない人が受けにだけ心を許す。
とにかくこれは名作だと思うし、カシオ先生の大ファンになった。

1

良質なメリバに大感謝

 これはいいメリバに出会えた!と唸りました。安易に明るい方向へは物語を運ばせなかったカシオ先生に感謝です。光が直接的に壊したのは春樹だけだったけれど、彼を壊したことで不幸は連鎖し、回り回って自分に返ってくることとなります。この流れがあまりにも救いようがなくて、でも納得するしかなくて、逃げ場のない地獄に突き落とされた感じで、ただただ作品に感服するばかりです。

 心中したり、殺したりするだけなら、もっと単純に物語は終焉を迎えていたでしょう。でも、光が深い眠りについてから目覚めるまでの間、あまりにも多くのことが起きていた。それらをすべて後から聞かされ、今となっては何も取り戻すことができないという生き地獄。この一夜の間、春樹も恐怖に怯えていたけれど、後になってこの夜に起きたことを知った光もようやく自分の行いの罪深さを感じ、嘆き、後悔したのではないでしょうか。

 それでも春樹は光と完全に縁を切ることはありませんでした。彼は真実を知った英と再び良い雰囲気になり、またやり直せる可能性は十分にありました。春樹は本来、何か欠落した相手じゃないと付き合えないというわけでもなく、英のような健全なタイプとも十分上手くやっていける性格だと思います。でも、一度闇に足を踏み入れたら、そう簡単には戻れないのかもしれません。春樹の方から光に接触を試みたシーンを見て、もう彼は明るみでは生きられないのだろうな、と思いました。

 春樹が光に恋愛感情を抱けるようになったとは思えないけれど、光を一度手放したことで何か特別な情が湧いてきたのかな。あんなに自分に執着していた光を追いやってしまった、光には自分しかいないのに、という僅かな罪悪感が、年月が経つにつれ彼の中で膨らんでしまったのかもしれません。もしくは、一見健全さを取り戻したように見えて、一度壊れた心は治っておらず、思考も曖昧なままずるずると闇に飲まれてしまったのか。春樹を自ら自分の元へ歩み寄らせた光を憎たらしく感じると同時に、執着攻めとして素晴らしいとも感じました。

6

不思議な結末

この結末は…。
春樹は光から逃げたかったのでは?一週回って殺し損なって死にかけて罪を背負って光を受け入れることにしたのかな?

まさか光母にぶちまけていたとは。そして亡くなりその罪を光が背負って。

やっと光の執着の手が止まったのに春樹は自分から会って。どういうこと?
別荘では光に欲情してたし春樹の気持ちにも変化があったのかな?可哀想で少しは愛しさも。

英先輩がせっかくそばにいてくれてるのに、もう先輩のことはいいのか。もうダメなのかな?

光と再会してまたエッチなことして。春樹が何を考えてるかわかりません。

なんか4巻はクライマックスなはずなのにこれまでの方が衝撃的だったかな。

0

萌えきれなかった...

絵柄に惹かれての4巻一気読み
最後までほの暗さの残るお話だったなぁと思いました
義兄弟もの好きなんだけど
英先輩に1番感情移入してたのか傍観者な気分で
ふわふわして着地点がわからない
お父さん切ないな
2人だけの世界って好きだけど萌えきれない
読み返したらもっと光くんと春樹くんの結末に
納得できるのかな
執着ものは相手に受け入れられてこそ好きなんだなぁって
改めて思いました
私の考えが足らないのが悔やまれる

1

憎しみさえも

光の母の選択肢は決して間違ってはいなかったようにも思いますが
愛は平等のようでそうではないんですね。
光にはもう春樹しかいないのに苦しめるばかりで
それでも愛さずにいられない矛盾。
別荘での濃厚な交わりが最後のつもりだったなんて…。
自ら命を終わらせる道を選んだ春樹を誰も責める事は出来ませんが
助かった時の絶望感はどれほどだったろうかと。
母の死で、自分こそが死ぬべきだったと気づく光、
これもまた生き地獄のような未来しか待ち受けていないであろうと予想される中盤は
誰も救われないのではないかと気持ちが沈みました。
先輩のおかげで徐々に回復していく春樹の姿を素直に喜べないのは
遠い親戚へ引きとられた光がどうなったか気になったからです。
先輩は春樹をまだ好きだと告げ、
春樹が応えなくてホッとしてしまった自分に驚きました。
春樹に幸せになって欲しいと思っていたはずなのになぁ…。

母の真相を知らされてもそこには怒りも憎しみもなく
ただ求めるひとは春樹ただ一人だったと改めて信じられ
愛の重みを感じました。
春樹以外には容赦の無い美しい悪魔になれる光だけが
自分のすべてを許せる唯一無二の人間ならば
あれだけ憎んだことすら愛情へと変われるんですね。
誰も立ち入ることのできない世界でも
二人が幸せだと感じられるならばそれは紛れもないハッピーエンド。
でも先輩のやりきれなさだけが心に残りました。
春樹を再び救う時に、もう間違えないと誓ったのに…。
どうすることが良かったのかいつまでも答えが出せぬまま
先輩が心から幸せを感じる未来は来るんでしょうか。
今作で私は先輩に対して気持ちがフラフラ揺れて
好ましいのか好しくないのかよくわからなくなってしまいました。
一番割に合わなかった気がする先輩に幸あれ。

5

最後まで気を抜けない

ドロドロの愛憎劇、久しぶりにこんな重いので高評価つけました。地雷踏みまくり、ずたぼろになりながらも最後まで読んで良かったです。
全てがわかって、第三者からしてみれば、最初に春樹が光をもっと拒んでいればとか、母親が二人の息子を同じようによく見ていてあげればとか、息子の変化に気づくのが遅すぎとか、英さんがもっときちんと春樹から話を聞いていればとか、いらいろ思うことはあるんですけど、そのどれもが後の話でそれぞれが自分のことしか見えていないというか、仕方ないことなんだろうなと思います。3巻までは、やはりどんな理由があろうとも光が許せなくて、歪んでるとしか思えなかったけど、最後まで読んで春樹が許したのなら犠牲は大きすぎたし、迷惑かけ過ぎだけどもうこうなったらこの二人で生きていくしかないでしょと思ってしまいました。

英さんが一番納得いかないだろうな。あ、でもお父さんも絶対許せないか。お父さんにだけは死ぬまで二人の関係は秘密ですね。

物語の最後と思っていたところからの二転三転がとても面白くて、流石カシオさんだなと思いました。光にぴったりな美少年さえいたら、映画化も賛成ですね。いないだろうけど。

1

"悲しみよ こんにちは"

きました。ドロドロ愛憎劇、完結巻。

両親や、周りの人間をも巻き込んだ義兄弟の愛憎の果てに何が待つのか?そこに救いはあるのか?
読み手によって解釈は違ってくるものだと思いますが、私は、素晴らしい結末だと感じました。

ネタバレ無しで読んだ方が、絶対に良いです。
なので、これから読まれる方は、このレビューはとばしてくださいね…。

***

遥さんと和解して、別れ際にさよなら、って微かに微笑んだ春樹の表情に、今にも消えてしまいそうな儚さと、なにか大きな決断をしているような、そんな予感をさせる冒頭。
このシーン、全て読み終わってからまた読むと、泣きそうになる…。

そして、春樹と光、2人の絡み合いも、全巻通して最も濃厚なんじゃないでしょうか。
別荘でひたすら抱き合う2人ですが、もうえっっっろいです。春樹が。
冷めた瞳で、凄まじい殺し文句で光を誘うのに、光の本気には身体が追いつかなくて、泣いて逃げ出そうとするのとか…。エロい…萌える…

でも春樹はもうきっと、疲れ切ってたんだろうね…。
憎いけど、憎みきれない。逃げたいのに、逃げ切れない。
そんな春樹が出した決断。それは、光を殺すこと。
たった1人で、傷つき、悩みぬいた春樹が出した、最期の答え。それを思うと、この濃厚な2人のsexが、悲しくて切なくて堪らない。

でも、湖を見て、"綺麗"と呟いた光の横顔に、春樹は決心が鈍りそうになるんですよね…
本当に、その時の光がただただ綺麗で、大好きなシーン。春樹の心情に胸が詰まりそうになります。

そして、春樹の決心を予感していた光。
知っていながら、全てを春樹に委ねる。
もし、この人に、命を奪われるのだとしても…
それでも、愛してる。

けれど、2人を待つのは、何よりも辛い現実。
遥さんと、お腹の赤ちゃんの死…。

え⁉︎嘘でしょ⁉︎、そんな感じでした。
こんなドロドロ義兄弟モノなんだから、バッドエンドも充分ありえるじゃないですか。だから、もし死ぬとしたら、春樹か光か、それか諸共か…そう思っていたので、遥さんの死はあまりにショッキングでした。それに、お腹の赤ちゃんまで…

遥さんの死をきっかけに、お父さんは光と縁を切ります。どうしようもない、遣る瀬無い怒り。
それがひしひしと伝わり、胸が苦しい。…大好きだったんだ、遥さんのこと。

そして、春樹と英さんの再会。
あぁ…英さん…

やっぱり英さんは男前だ‼︎
春樹が英さんに縋ると、"そうじゃないんだ"って。
弱ってる春樹だから、そこにつけ込むようなことはしたくない。きっとそれは依存だから。
恋人としてではなく、傍にいたい。傍で、見守っていたい。
でも、英さんはまだ、春樹のことが好きなんですよ⁇なのに、自分の気持ちよりも、春樹の心を大事にしたい、立ち直らせてあげたい…。
自分の恋心は、押し殺して、友人として先輩として、春樹の傍にいて支えたい…。男前すぎるだろ…

そんな英さんのお陰で、春樹、そしてお父さんも、少しずつ日常を取り戻していきます。
元気になった春樹に、抑え続けていた恋心を告白するけど、ダメだった英さん…。切ないなぁ…( ; ; )

取り戻していく日常の中で、どうしても残る傷。
陽気にお酒を呑んでいたと思えば、4人で写った家族写真を手に涙を流すお父さんの姿が寂しい。

そして、春樹の中にも、消えない思い。
光への、思い。

3年ぶりに2人は法事で再会し、そこで春樹は光に告白します。
遥さんを殺したのは、自分だと。

光を殺そうとしたあの時、どうしても殺せなくて、どうしたらいいのかわからなくて、誰かに助けてもらいたくて…。
"本当の母親だと思って"
最後に会った日の、遥さんの言葉がよぎって…。

想定なんて出来なかった遥さんの死だけど、きっかけを作ったのは春樹だったのに、気付かない間に全て光の罪になり、光は母親も家族も全て失った。
それが、春樹の罪…。

きっと、3年かけて、春樹は光を許したのかな…。
壊れたものはもう戻らないけど、また作り直すことは出来る。今度は、自分が、光への償いをしなければいけない。

そして!ここからが!!涙無しでは読めない…
涙を流し、全てを告白する春樹。その指が光の頬に触れた時、ボロボロと、光も涙を溢れさせて、昔の記憶が蘇る。

春樹のお父さんと、遥さんの結婚式。
ウエディングドレスの遥さんが、光に微笑みかける。泣きそうになる。
そして春樹。再婚を喜べず、体調を崩ししゃがみこんだ光に、手を差し伸べてくれた人。

さっきまで苦しかったのに、それがスーッと引いていく。
たった1人、孤独から救ってくれていた母親の手を失って、真っ暗闇にひとりぼっちになった気がしていた。そんな時に、光をくれた人…

もう、なるほどねなるほどね、って、ここで涙腺崩壊ですよ!
光にとっては、春樹こそが"光"だったんだ。
光の、冷たくて暗い孤独な世界に、たったひと筋差し込んだ光だったんだ…。

泣けるBLって割とありますけど、個人的には1番泣けました。ぼろぼろ泣けました。

そしてまた…このbonus trackよ!
本編で泣かされて、ここでまた泣かされます。
もう…勘弁して…レビュー書いてる時も泣けてきた…

"真夜中に 胸をかきむしるような悲しみを 僕たちは知っている"

癒える訳ない。まだ踠いてる。そんな悲しみを背負いながら、それでも生きていかなければ。

それぞれに深い傷を負ったまま、それを抱えながら愛せるのはお互いだけなんだと、そんな感じがします。

春樹のことを、"すごくかわいかった"って思う光に、春樹への変わらない深い深い愛情を感じます。

ファンタジー色一切なしの義兄弟モノとは、こんなに重いのか!というくらいに、ヘビーでしたが、私は1巻から通して大満足です。
このラストにも、やられました。何も無かったようにハッピーエンド!なんてことはなく、深く傷を負ったがゆえに、また深く繋がり合う春樹と光、この終着に文句のつけようがありません。

素晴らしい作品をありがとうございました。

10

すごく面白かった!けど…

えげつない話だったー ( ˃ ⌑ ˂ഃ )
えげつない話大好きだし、えげつない話のハッピーエンドは好きじゃない。って思うのに、これはハッピーエンドで終わって欲しかった…

春樹は、どこまでも善人だからこそこんな風に理不尽な運命に巻き込まれるのは辛かった。。

木原音瀬さんの檻の中の堂野を思い出す…

光が悪いとか、英先輩のタイミングが悪いとか、お母さんが悪いとか、春樹目線だと思ってしまうけど、でも皆それぞれ必死だったから、やっぱり誰かを責めるのも違う気もして。


英先輩と幸せになって欲しかったなぁ

3

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う