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【ソムリエ本気セレクト】買い逃し厳禁!ちるちる注目の新刊 2020年6月下半期

2020/07/11 11:00

何冊読んでる?童話のような世界観からセンシティブBLまで5作品をピックアップ!



7月になり2020年もついに後半戦へ突入しましたが、皆さんは先月6月の下旬に発売された作品は既にチェック済みでしょうか?

何かとばたばたしがちで新刊の発売を見逃しやすい月末……ということで、今回はちるちるBLソムリエが厳選した6月後半発売作品をご紹介します!

だんだんと本格的に暑くなってくるこの季節、バラエティ豊かなBLを読んで英気を養っていきましょう♪

美しく優しいBLおとぎ話の虜に♥

食べないの? おおかみさん。』作:小石川あお

 
あらすじ
生贄として森に捨てられた人間の子ども・太郎。
森の奥に住む狼のウルは、痩せた人間は美味しくないと言い、太郎に美味しいご飯を食べさせ、きれいな洋服を着せ、怪我の一つもしないように、大切に大切に育ててくれた。
大きくなったら大好きなウルに美味しく自分を食べてほしいと願う太郎だけど、いくつもの季節が廻った森のなかで二人は――。
甘く、切ない異種族BLストーリー! 描き下ろしショートも収録。

ソムリエコメント
小石川あお先生の淡く繊細な筆致で描かれる絵本のような世界観にとにかくうっとりしてしまいました…! 生贄の少年・太郎がもといた場所は日本昔話に登場するような質素な雰囲気なのですが、狼のウルが暮らす森の中の洋館は品のいい調度品や小物で飾られていて、まさに「2人だけの箱庭」といった対比が印象的でした。森には妖精や人魚、一角獣など西洋のおとぎ話に登場するような生き物がたくさん住んでいて、その美しさにも引き込まれます。
「早くウルに食べられたい」太郎と、太郎を愛しているからこそ「早く自分のもとから逃げて幸せになってほしい」と願うウルの心の機微にじんわりと胸があたたかくなりました。

【萌え!の声(ちるちるレビューより一部抜粋)】

ウルの正体とは?太郎が大人になったとき、2人に何が起こるのか?もう、先が気になって仕方ないのだけど、世界観があまりにも美しいから、先を急ぐのが憚られてしまう。
1ページ1ページをものすごく大切にしたいような、そんな作品でした。
ウルはめちゃくちゃ男前で優しくて、太郎は可愛い。
ウルはしょっちゅう太郎のことを抱きしめてペロペロ舐め回しているんだけど、これわかりすぎる!ずっと愛でていたいくらいに反則級に愛らしいんだもん。本当に「食べちゃいたいくらい」可愛い。
そんな2人の生活は、あたたかくて優しくて、その未来は感動的なものでした。今、心がとてもぽかぽかしています。――ゆーちん24さん

 

出会えてよかった…まるで映画のような人間ドラマ

真夜中ドライバーズハイ』作:河尻

 
あらすじ
タクシードライバーの綱吉 平は、ある夜厄介な客につかまってしまう。乱平と名乗る青年は、血と雨に濡れ、身一つで北海道に行きたいという。
さらに宿泊先のホテルでセックスを迫られてしまう平。断れば殺される…?と怯えた平は乱平に誘われるまま寝てしまった!
そして最初は恐ろしいと思っていた乱平の意外な弱さに触れ、平は次第に惹かれていく。
居場所を失ったはぐれ者と平凡なタクシー運転手のハラハラドキドキな逃避行劇。

ソムリエコメント
読み終えたあと、まるで映画を1本見た後のような余韻が胸にじーんと残る作品でした。タクシードライバーと血まみれの青年という2人の出会いは紛れもなく「偶然」なのですが、2人で北へと向かう時間の中で、その運命が「必然」に変わっていく過程が素敵です…!
怯える野良猫のような雰囲気を纏う乱平が平の優しさに触れて少しずつ心を開いていく様子も、改めて読み返すと一層感慨深いものがあります。月並みな表現ですが、人と人との繋がりというのは不思議であたたかいものだな、と胸に沁みました。「たった一度の誰かとの出会いで人生が変わる」そんな瞬間が臨場感たっぷりに描かれています。

【萌え!の声(ちるちるレビューより一部抜粋)】

カッコ良かった! 泣けるわ! 真面目に、響きました!
河尻先生、描くの大変だったかも知れないですがキャラへの愛情を感じます。
平と乱平の逃避行は、北へ向かう途中で終了します。強制終了しました。
でも! ここからがまた良かったです。なんですかね、泣けるんだ。良かった。思わぬほど良い出会いをさせてもらった。あ~BLやめらんないなぁ。
読み終えても、まだ高揚感残りました!――うーゆむさん

 
 

躍動感あふれる作画に注目!オトナのこじらせラブ

ラブクオリア』作:多摩緒べべ

 
あらすじ
学生時代、親友だった東に襲われるように抱かれた西野。ゲイではないはずなのに感じてしまった自分の性的指向に悩み、客に身体を触らせて癒しを提供するコンセプトバー、「ボーイズタッチバー」でバーテンダーとして働いていた。
店では男性客に触られても身体は反応することもなく自分がゲイではないことを確信していたところ、突然、客として現れた東と7年ぶりの再会を果たす。
過去を繰り返すかのように再び強引に自分を抱こうとする東を拒否しようとするも、身体はあの時の快感を思い出してしまいーー?
雄薫る俺様色男×過去に囚われるバーテンダー
ボーイズタッチバーで繰り広げられる官能的リペアラブ

ソムリエコメント
学生時代の恋を忘れられない2人が繰り広げるすれ違いラブが見どころの本作。「触れられて気持ちがいいのは好きな相手だから」というシンプルな答えになかなか辿り着けない西野ですが、西野への想いを忘れられない東は俺様な態度で西野を振り回します。何てじれったい両片思い…!
また、多摩緒べべ先生による肉感あふれる作画で堪能できるHシーンも大充実! オトナのオトコ同士の色気がほとばしる躍動感たっぷりの描写をしっぽり楽しめました♥ 200P超えでどっぷりと世界観に浸れることができる1冊です。

【萌え!の声(ちるちるレビューより一部抜粋)】

クオリアの意味を調べると「 主観的に体験される様々な質」のことだそうです。「~な感じ」的な。
優人にとって「東の唇、感覚それ自体」が7年前から感じている性的嗜好への苦しさから「ドキドキする、胸が苦しくなるような愛しい感じ」に変化する過程が丁寧に描かれていて、タイトルの【クオリア】に込められたその想いに気持ちを揺さぶられました。

(中略)
少しずつ自分の中を晒しながら、恋人になっていくふたりの表情の変化に胸アツです!
本当の自分を晒すのは大人になっても恐いし、抑えきれなくなってきた東への心地良さに葛藤する優人の悩ましい色っぽさがたまりません。
すぐにくっつかない展開がまたニクい。心のすれ違いが繊細に描写されているお話でした。――クリボウさん

 
 

正夢希望!夢から始まるセラピーラブ

夢ならどこまで許されますか?』作:百瀬あん

 
あらすじ
「人殺しちゃいました、捕まえてください」
…なんて交番に駆け込んでおいて、実はただ悪夢を見ただけでした。という、なんとも恥ずかしいことをしてしまった加賀光樹、27歳。
後日お詫びのために交番へ向かうと出迎えてくれたのは、優しくて超絶好みな勢戸謙也という年下のおまわりさん。しかも「また悪夢にうなされて不安になったら僕に会いに来てください」とまで言ってくれるし、どんどん友達として仲良くなっていくし…こんなの好きになっちゃうよ!
すると、今度は悪夢ではなく勢戸くんとのえっちな夢を見るようになって…
年下ワンコなおまわりさん×社畜リーマンの、エロきゅんラブコメBL!

ソムリエコメント
加賀さんの夢と現実がリンクするユニークな展開に引き込まれました。年下わんこ・勢戸くんのお日さまのような優しさと笑顔に読者もほっこり…心が洗われます。疲れてるときにこんな風に気遣ってもらえたらそりゃ好きになってまうやろ! と思わずにはいられません。
また、表紙はポップ&かわいいという印象が強めですが、本文ではそのかわいさに加えてさらに美人度と色気がマシマシなのもポイント! 夢で見た勢戸くんとの行為を思い出しながら大人の玩具にまで手を出してしまう加賀さんのエロかわさにノックアウトされちゃってください♥

【萌え!の声(ちるちるレビューより一部抜粋)】

絵がとても綺麗で受けの加賀の自慰シーンや、攻めの瀬戸とのセックスシーンで、顔の角度や足がとても色っぽくて萌えました。
瀬戸の体格とか笑顔がとても素敵で、こんなお巡りさんが居たら加賀でなくても通いたいと思いました。
(中略)
瀬戸とエッチする夢を見てアダルトグッズを購入してしまう加賀はとてもイヤらしかった。
そしてセックスしようとして、引き出しの中のディルドが見つかってしまい。見たい?って聞いて実際見せちゃうなんて!
あっさり読める作品ですが、とてもエッチでした。――kurinnさん


 

音を楽しむように恋と人生を楽しむということ

僕のミューズ』作:かつらぎ

 
あらすじ
超絶綺麗好きな青年と天才ヴァイオリニストが奏でる、五線譜のようなセンシティブ・ラブv
度を越えた綺麗好きで、幼い頃からクラシックオタクな清春。ある日、ピアニストの兄の伝手で、憧れのヴァイオリニスト・相良律を家に居候させることに!!今や海外を拠点としている天才ソリストで、部屋にポスターを飾るくらいに大ファンなのだ。
ところが律はどうやらスランプらしく、中々ヴァイオリンを手に取ろうとしない。それどころか、やたらとスキンシップ過多で、清春にアプローチをかけてくる始末だ。
恋愛に男も女もなく、気になったら即行動に移すという律に対して、綺麗好きを拗らせてしまったせいで他人に触れられることすら恐い清春。
けれどそんな自分を変えたくて、少しずつ律に歩み寄る努力をすることを決意した清春だったけれど…!?

ソムリエコメント
読後、幸せで優しい気持ちになれる上質な人間ドラマでした。「恋が音楽の原動力」と言い切るヴァイオリニストの律、そしてやや神経質でドのつく綺麗好きな清春。本作では、そんな2人がお互いに出会うことで少しずつ変わっていく過程をじっくりと温かく描いた作品です。
律の「失恋するとモチベーションが下がってしまう」というのは音楽家としてはやや困った性格ですが、大切な誰かと出会うことで奏でる音が変わっていくというのは人生と同じだな、と思わせられました。エロいシーンはほとんどありませんが、ひとりひとりの人間同士の関係性がゆっくりと丁寧に進んでいくストーリー展開がお好きな方にはぜひ読んでいただきたい1冊です!

【萌え!の声(ちるちるレビューより一部抜粋)】

派手な展開よりも、登場人物達の心理描写を丁寧に描いている、優しい読後感のある作品です。作中のあちこちに音楽に関するものが溢れていてそちらも素敵。
世界で活躍する天才ヴァイオリニスト・律と、ピアニストの兄を持つ写譜技術者の清春。2人の恋模様も描きつつ、お互いの内面を知っていったり、ゆっくりと成長をしたりするお話。
(中略)
恋の始まりが唐突でも、性格や気持ちが優しい者同士の組み合わせなのもあって、終始2人で歩幅をあわせて歩くようにゆっくりと関係を深めていきます。
お互いにお互いを否定しないというか、理解しようとする姿勢が強い2人なのが良かった。気持ちをきちんと言葉にして伝えたり、当たり前にあって気が付かなかった本当に大切なものは何かを思い出したり。
内面がぐるぐるとしやすい2人でしたが、その分心の動きが丁寧に描かれていました。――みざきさん

 


***

ソムリエ渾身セレクトの5冊をご紹介しましたが、いかがでしたか?
まだ見ぬ萌えを置きざりにしてしまわないよう、気になる作品との出会いがあった方はぜひチェックしてみてくださいね♪

担当BLソムリエ:ホシノ

センシティブBL&救済BLが好き。 ちるちる社長から「ホシノさんの好きな作品は一般受けしません」と言われ続けている。

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