食べないの? おおかみさん。

tabenaino ookamisan

食べないの? おおかみさん。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神169
  • 萌×245
  • 萌2
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

4

レビュー数
26
得点
1034
評価数
222
平均
4.7 / 5
神率
76.1%
著者
小石川あお 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784344846661

あらすじ

生贄として森に捨てられた人間の子ども・太郎。
森の奥に住む狼のウルは、痩せた人間は美味しくないと言い、太郎に美味しいご飯を食べさせ、きれいな洋服を着せ、怪我の一つもしないように、大切に大切に育ててくれた。
大きくなったら大好きなウルに美味しく自分を食べてほしいと願う太郎だけど、いくつもの季節が廻った森のなかで二人は――。
甘く、切ない異種族BLストーリー! 描き下ろしショートも収録。

表題作食べないの? おおかみさん。

ウル,森に住むおおかみ男
太郎,生贄になった少年

その他の収録作品

  • ぼくを愛したおおかみの事。(描き下ろし)

レビュー投稿数26

食わず嫌いはだめ!絶対!とにかく読んで!

最近ケモにハマり、獣人BLを同人商業問わず読み漁っていました。
その中でも、「何で今まで読んでなかったんだ!」ランキングベスト1位です。
いや、むしろBLとかそういう括りに閉じ込めるのがもったいないくらい、いろんな人に読んでもらいたい。

泣きたくなるくらい温かくて、愛に溢れてて、誰かを大切にする難しさと切なさを感じさせる、そんな本です。

可愛い、大切にしたい、だから食べない。
でも太郎は魅力的に育っていく。
そして、ウルに「食べないの?」
と聞いてくる。
「食べる」の意味も知らないくせに。

ウルが「おいしく食べるため」にやっていたこと全部が、
太郎を自分の元からいつか逃がすためのことだった、
つまり、「食べないため」にやっていた、という
パラドックスが、非常に胸に来ます。

ここで太郎の優しさと敬愛に甘えて「食べる」こともできないわけじゃない。
けどやっぱり、太郎の生きるべき世界はここではない。
そのウルの優しさが随所に見られて無性に泣きたくなります。

(※以下結構なネタバレです)
実はこの穏やかで不思議な世界は時間の流れ自体も穏やかで、太郎は長い長い間この森で過ごしていた、ってことがわかります。
震災、戦争、太郎を危険な目に合わせたくないウルは、まだ今じゃない、今はこの森の方が安全だ、とその時を先延ばしにしてくんですね。
でもそれも勿論本心だろうけど、そこには太郎とまだ過ごしていたいという気持ちを正当化している部分もあったんじゃないかと思うわけです。
ああ、今は危険だから、まだここに置いておける、と。
そして太郎も太郎で、ウルと二人の生活が大好きでずっと続けばいいと思っていたために、春をいくつ迎えたかなんて数えていなかった。

でも、終わりは突然訪れる。
永遠に続くかと思われた二人の生活も、一瞬で太郎の目の前から消えるんです。
「一瞬の永遠」、そんな言葉が脳裏にふっとよぎりました。

ど、ど、どうなっちゃうのこれから?
と泣きそうな(てかもう泣いてる)私をよそに、聡明で教養深い太郎は周りから好かれる青年に成長します。全てウルの結晶。ウルが太郎に与えたもの。生きていく術を、ウルは太郎に全部教えていた。
そう、このまま太郎は人間の世界で生きていくことができるんです。
つまりは、今までは太郎の意志は関係なく、ただウルの意志で全てが進んでいたけど、今の今、ただの青年となった太郎は、自分の意志で未来を選ぶことができるわけです。
森の中ではなれなかった、本当の意味での大人、になれた太郎。

太郎が選んだ未来、それはーー。


滂沱の涙なしには見られません。
綺麗な世界観と綺麗な絵の相乗効果で
ファンタジー映画でも見ているようでした。

1

おとなになったら

評判が大変良いの、納得です!!

人外ものとしてはこれ以上ないほどのハッピーエンドで、ほとんど誰も傷つかない幸せに溢れているのに、ポロポロと泣いてしまった。

お伽話とBLが絶妙な配分で、不思議は不思議のままに、それぞれが溶けあっています。柔らかい雰囲気の中に少しずつ毒を潜ませながら、なお優しさは失わない。その毒を知ることが、無事に生きていく上では重要なんです。そして大人にならなくては。大人になって、太郎が自分であの世界にとどまることを選択したということが素晴らしい!あのまま離れる期間がなければ本当の意味で大人にはなれなかったのね。

1

たくさんの人に読んで欲しい!!優しい物語。

表紙の印象から、獣人BLかな?ぐらいの知識で購入しましたが、期待をいい意味で裏切られました。

生贄で狼のウルのもとにやってきた太郎。ウルは太郎を自分の子どものようにあたたかく、優しく育てます。2人の住む場所には人魚や妖精がいたりファンタジーな雰囲気満載です。

ウルの太郎を思いやる優しさが、逆に太郎の気持ちを傷つけて涙なしには読めませんでした。

赤ずきん、キツネのお客様、美女と野獣。いろんな物語を彷彿とさせるような、愛するとは何かを考えさせられる絵本のようなとても素晴らしい作品でした。
たくさんの人に読んでもらいたいです!

1

ハードカバーで出してほしいくらい最上級な物語

〖DMM電子書籍〗
修正 : -
カバー折り返し : 著者コメント
カバー下 : あり
帯 : なし
裏表紙 : あり
カバーデザイン : コガモデザイン
電子限定特典 : 4コマ漫画「溺愛-生け贄時代編-」「太郎の勝ち」「うわき?-花嫁編-」「どっちが好き?」
備考 :
四言 : “神”の評価じゃとても足りない。“いいね”ボタンがあったら何万回でも押したい。この先何度だって読み返すって断言できる。この気持ち、読めばわかってもらえるはず。

〖紙媒体〗
未読

2

まるで絵本の様な美しさ

初読みの方でしたが、美しい絵とストーリーに引き込まれました。大人になったら食べてもらえる、美味しくなると信じていた生贄の太郎。太郎をでろでろに甘やかすオオカミ男のウル。他にも妖精や人魚などまるでおとぎ話。ピュアな太郎は、それはもう大切に育てられます。足の先から頭のてっぺんまで手入れをされ、可愛くて丸呑みしたいほど溺愛。そして、ウルが大好きなとっても良い子。読めば心があたたかくなります。この二人のこれからをもっと見たいです。

1

あなたの糧になりたい

生贄として狼に捧げられた人間の子供と、その人間を大切に育ていつか自分の元から逃げ出してほしいと願う優しい狼の話。

まるで美しく切ない童話を読んでいるようでした…とても好きです…!!!

「おとなになったら食べちゃうんだって」
ってセリフが作中にあるんですが純真無垢な少年からこの言葉が出てくるのはとても残酷に思えます。
しかし当の本人はそれが心から幸せだと思っている…
このコマすごく怖いなって思いました。笑顔の太郎が怖い。ゾクッとします。それだけ絵で訴えるものがある。受けは自分には食料としての価値しかないと思っているから、それなら自分が食べられることも厭わず狼の糧になりたいと願う。なんて健気で悲しい願いでしょうか…。
基本的にはとても可愛いお話ですが、シリアスダークな一面もチラリと垣間見えてとても好みの一冊。

ストーリー、また物語と絵柄のマッチ具合、文句なしです!


…しかし、しかしですよ、ここまで表紙から受ける印象とお話を読んでの印象に乖離があるのはもったいない。このお話が好きな層にちゃんと響く表紙と帯が付いていれば…と少し残念に思いました。

4

優しくて切ない異種間BL

異種族BLで生贄系は多々あります。
どれも切なくてとびきりのハピエン
(ハピエンじゃない作品は私の読んだ中ではなかったような…)
を迎えますが、この作品もとても素晴らしい愛のお話でした。

切なくて優しくて綺麗。
森の精霊や他の動物も素敵でした。

生贄の少年・太郎は痩せてて小さくて
「食べるとこがないから」と言って
狼のウルは彼に食事や服や教育など、とびきりのものを与えていた。

それは太郎を食べる為の事ではなく、いつか迎える最後の時の為。

ウルさんと太郎の切なくて拙い恋が
甘い甘い愛に変わっていく事で
とっても幸せな気分になりました…尊い✨

そしてウルさんの人型がカッコよすぎてもうダメ萌える←

5

素敵なお話し

こういう作品は初めて読みましたが、童話のような、とても素敵なお話しでした。絵も綺麗ですし、すっかりストーリーに引き込まれてしまいました。こんなBL作品もあるんですね。
BLを読み始めたのはまだ最近ですが、色々な作品があるんだなぁと、改めて思った作品の一つです。気になるけど、まだ読んでないという方は、ぜひぜひ読んで欲しいと思う作品です。
個人的には、続編のようなものも読んでみたいです。何度も読み返したくなるので、また最初から読もうと思います。

5

素敵なお話

とってもとっても素敵なお話でした。ピュアの塊に押しつぶされそうです。そして号泣。
心が洗われました。

なんと初読みの作家さんでした。過去作振り返ります。
作画も綺麗で読みやすいです。
まだまだ2人の物語を読みたいのですが、番外編やってくれませんかね。。。
生け贄から晴れて花嫁になった後の幸せな日々のおすそ分けください。

ちなみにちるちるのくじでhonto1000円が当たりまして、他のBLといっしょに使わせて頂きました。

8

美味しい食べられたい・・・のに

今回は森の奥深くに住む狼男と生贄に捧げられた少年のお話です。

生贄として攻様に捧げられた受様が攻様と幸せになるまで。

とある場所にある森の奥深くには恐ろしい怪物が棲んでいると言われ、
受様は怪物に捧げられる供物の1つ、生贄として森に置き去りにされた
子供でした。

受様は幼いながらも自分が怪物に食べられる事を理解していましたが、
現れた怪物とは綺麗な金色の瞳と優しい声をもつ狼男である攻様でした。

攻様は手足に傷を持ち細っこい受様を抱き上げるとそのあまりの軽さに
わなわなと震えだし、森の中のお屋敷に連れ帰って攻様にいろいろ食べ
ました。

攻様は「受様はぜんぜん食べるところがない」と言い、今まで受様が食
べた事の無いようなお料理を食べさせてくれます。そして勉強やテーブ
ルマナーばかりか歌や踊りまで教えとくれるのです。攻様はそれらを
受様を美味しく食べる為の下ごしらえみたいなものだと言います。

その上、受様が危ない事をすると叱った上でギュッとしてくれたり、危
無い目にあっていないかと、いつも心配したり、助けたり、見守って
くれて「大人になったら美味しく頂く」と言います。

受様はお風呂に入る時、山羊ミルクと蜂蜜の入浴剤、天然塩のスクラブ、
きゅうりのパック、アロエのローション、蜜ろうクリーム、椿油等々で
美味しくなるように下ごしらえに勤んでいますが、いつになったら攻様
のいう食べ頃の"大人"になるのかわかりません。

大好きな攻様に美味しく食べられたい♡

果たして受様の願いは叶うのでしょうか!?

雑誌掲載作をまとめてのコミックス化で、赤ずきんちゃんをベースにし
た神格化した狼男と生贄の少年のファンタジックな恋物語となります。

第1話を雑誌で読んだ際にお伽噺のようなファンタジックで繊細な世界感
がとても素敵で、可愛いお話だなぁ♪とちょっと気になったお話でした。

お口を開けると正に"獣"なこわ~いオオカミそのものな攻様なのに、食べ
られるために捧げられた"生贄"の受様を猫可愛がりしてたり、最後にハン
サムな男の人になって「逃げだせ」なんて言ってて秘密の匂いプンプン♪

雑誌は追っていませんでしたが、まとまったので続きを読もうと手にしま
した。期待通りにMYツボをバシバシ刺激して頂きました。

2話目は声変わりし始めた受様と蓮池の人魚のお話、3話目は一角獣を追っ
て森に入った猟師のお話、4話目は人間姿の攻様を雪男だと思うお話、5話
目は吹雪で迷った行商人のお話へと続きます。

攻様は長い時を生きていて神格化していて、受様を大切に慈しみながら
100年もの年月を共に過ごしてもなお、いつの日にか人の世界へ返そうと
思っていたのです。そしてある冬の日に攻様の屋敷を訪れた行商人に受様
の後見を頼みます。

人々から怖い怪物と言われていた攻様にとって受様は儚くてか弱い存在で、
守ってあげなくてはならない存在で、一途に慕ってくれる可愛い存在で、
何物にも代えがたいほどに愛しい存在であり、攻様が一番恐れたのはいつ
か受様を傷つけてしまうだろう自分自身だったのです。

受様を大事に大事にする攻様の言動にきゅんきゅんさせられてきたのに、
「きみのことなんてあいしてなかった」と言い、「いつまでたっても
やせっぽちでおいしくならない」と受様が結んでくれたリボンを外して
「出ていけ」と言うシーンは最高でした (T^T)

ここまできてハピエンじゃなかったら許さん!! 的な感じでしたが、エン
ディングへの落としどころも見事でとっても素敵なファンタジーでした♪

幼い受様を心配して樹の影から見守る攻様とか、攻様のふっとい指を受様
がきゅと握ってるとことか、コミカルシーンもとっても可愛かったです。

7

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