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ストーリーは、しっとり地味めなファンタジー。
こじかくんと鳩教授の間の恋愛感情も、極控えめに、ゆっくりとしか進展しません。
しかし、
なにこれ!
激萌!
教授の背中の、この中途半端に小さな羽根!
喫茶店のお手伝い青年の瞳!
そしてちょこんと正座する、小鹿くんの肩幅!
教授の眼鏡も、久々にグサッとくる萌え眼鏡だし!
背中の羽根がむずむずして、常に手放せない孫の手も素敵。
隅々まで、繊細に、きれいに描き込まれた、細い描線の絵。
絵が、すごくいい。
特に、最後の書き下ろしの、寝たふりしている教授の隣に「ぴた」って寄り添うこじかくんのすがた!!
ズッキュ~~~ン!!
で、評価+1
羽根が生えてる鳩谷教授。
なんか、構ってあげたい古鹿くん。
古鹿くんの表情が悩ましくてエロい。
お伽噺(ファンタジーだとは)のような話と思ってなかったので思ったよか面白かったです。
鳩谷教授の食べ方が汚い。
でも、なんか、かっこ良く見える……。
鳩のせいだ。きっと。
噴水に落ちて濡れた鳩谷教授もかっこ良かったよ。
たぶん、植物の精である四君子の皆さんも素敵でした。
はっきりと登場したのは梅だけだったけど、きっと他の蘭 菊 竹の三人も美しいんだと思います。
古鹿くんのキスの受け方とか教授に寄り添ってるシーンとか可愛いすぎてダメージ受けました……。(萌えの)
さすが、バンビちゃん。
背中に羽が生えるなんて素敵じゃないですか?
小さな羽なので飛べませんが(^^)
じわじわと色気を出してくる鳩谷教授×いたいけな青年こじかくん
考古学研究室の名のもとに不思議な事件と現象を体験しながら
2人の距離は縮まっていきます。かわいいです。
そして周りからは変人と言われてますが
教授が何気にかっこいいです(≧∪≦)
各話素敵なストーリーとほのかなラブが楽しめます。
エロはありませんが、そのぶん描き下ろしのイチャは必見!
鳩教授がますます好きになっちゃいます☆
読後かーわーいーいーとニヤけること間違いなし!うん。
物語の国の遺跡を発掘したすごい人なのに、変人と言われる猫背でもっさりした背中に羽を持つ鳩谷教授と、
本当は近代史専攻だったのに、人の良さから鳩谷教授の助手にさせられてしまった憑かれ体質の生まれたてのバンビのようにピルピルした小鹿君。
教授がもらったインコを逃がしてしまったその事から起きる不思議なあれこれが、この二人の不思議な雰囲気と世界観を通して、とても日常的に展開する素敵なお話❤
この萌えは何と呼べばいいのか!!
手放したくなくなるすっごくいい本でした☆☆☆
鳩谷教授のキャラクターの変人っぽさが、その洋服の趣味とかカレーを飛ばして服を汚すとか、そんな行動に現れているんですが、小鹿君が好きなのに、どうしてこんなにじれったいのかな~?なんて思ったらそれが実は物語の一番核心にあったのでした。
これ、この魅せ方、上手いよ!!
通りで子供が体の中に居る生き物は?なんてクイズを出している時に、そこを通りかかった小鹿君の足元に落ちた巻貝。
その日から頭痛と共に小鹿君の耳に、人の心の声が聞こえてくる。
教授の逃げてしまったインコが大学の周辺に出没したころ、白玉楼という古本屋と喫茶店を兼ねた店に現れたバイトの男子の正体
インコの噂を聞いて、大学近くの旅館に泊まり込んだ時そこの四君子の間に現れた男性は?
そして、インコを捕まえようと窓から小鹿君が落ちた時、救おうとして一緒に落ちてしまった教授の羽がその時全て抜け落ちてピンクの鳩に変わってしまう。
その後現れた龍は、音を食べてそして雨に消えてしまい。
教授は知っていたんですね♪
だから口に出して言えなかった。
でも、背中の羽は正直で色が変わってしまう♪何て素敵な事でしょうw
小鹿君は、どんな不思議現象に出会っても鈍感なのか天然なのかわかっているのかいないのか、
でも、教授しか見ていない、教授の事だけ考えるので一杯一杯見たいな所がかわいらしくてまさに小鹿♪
教授に迫られて腰砕けになるシーンは生まれたてのバンビのようでもうピルピル~!
もうっ、ダンダンと足踏みしたくなるほどにかわいい男子ですからっ!
この二人の組み合わせは、とても幸せを感じるいいコンビです。
先生、ほんとうはいい男なのにもっさり眼鏡に猫背で損してるけど、真剣になった顔の色っぽいことといい、小鹿君への距離の取り方が微妙で絶妙で、それが萌えをもよおす距離なのかもしれません。
うまく、この本の良さを伝えられないんですが、とにかく読んでほしい♪
ミステリーチックなファンタジーなのに、甘くてピンク色にそれがだんだんと染まっていく様が目に見えるような展開をしていくのです。
それは教授の背中の羽のように。
教授の羽は消えてしまったけど、まだ続いている願いもあるのですよね。
とっても素敵なお話でした。
最新刊の「食べないの?オオカミさん。」を読んで、小石川あお先生の既刊を遡っている最中です。やはり。どの物語も寓話的な雰囲気を纏っている様。けれど、最新刊の甘さや感動は、此処にはまだ無い。なんて、思いながら。
本作は、奇譚と言ってしまって良いほどに不気味さを伴う。世にも奇妙な物語。
ちょっと難解だったりもする。
鳩谷教授は、背中に鳩の羽が生えている。そのせいか、いつも猫背になっている。地味で、猫背で、変わり者。けれど、絵面的には超烈に美形なのだ。助手になったこじか君だけが、その秘密を知っている。自分だけが知っている、教授の秘密。その事がこじか君の心を震わせる。
『僕は、この鳩を自分のものにしたかった。』
教授は、おとぎ話の国が実存していたかもしれない、なんてことを調べている。
その過程と、周囲に起こる不思議な現象を交えながら物語は展開していく。
私は行きつけのカフェのお話が好きだ。
教授がこじか君を連れてランチしに行くカフェは、オーナーが1人で切り盛りしている。ある日、寡黙なバイトの男の子が居るのを見たこじか君は、何となく彼の事を気にしている。彼が居る時には、看板猫となった猫が居ないのだ。そう、彼は猫の化身。拾ってくれたお礼にオーナーを手伝いたい。健気な想い。
『君は言霊を信じるかい?』
これは後に重要なモチーフとなって行く言葉。
オーナーはきっと。忙しい折にでも、『猫の手も借りたい。』などと言ってしまったのだと思う。
言霊はコロコロと流れ落ち。周囲の人を巻き込んで行く。そして…。
やはり、詩の様に紡がれたそれは。教授が調べていたおとぎ話の国の様に。あるいは白昼夢の様に展開されて行く。
言葉には力が宿ると思うから。だからこそ大切にしなくてはならない。
私たちは何気無く言葉を使い過ぎてはいないか。ちょっと我が身を振り返ってみたり。
色々考えさせる側面もありました。
鳩谷教授の、ちょっと眠そうにしている様子や、眼鏡を外しながら眠気を振り払う様に目尻を擦っている仕草とか。繊細で、丁寧で。そんなところにも萌えました。
描き下ろしは、寝たふりをしてこじか君の動静をじっとり見守る教授。
『好きだ』『抱きしめたい』などと、ただただ思っている教授のムッツリ加減がもはや可愛いらしい。