【闇】 長い髪、少年のような声で歌うレイ。俺はキーボードを操りながら勃起する。浜でヘロヘロに酔ったあいつを保護して泊まらせ歌を教えて半年、バンドは順調だ。あいつの過去は不明だ。明日俺は幼なじみと結婚するー今夜あいつは俺を惑わせる、抗えない、俺は破滅の甘美なロードへと突き進む。
【闇】 いつも何故か女性だと間違われてばかりの東雲 香(しののめ かおる)。関東の片田舎、知った顔ぶればかりの高校生活だと安心して登校したその日、待ち伏せていた謎の男性に「……ん…うっ…」いきなりキスされ同級生達へのさらし者状態、男性はやや関西なまりに「香、会えて良かった‼俺は西浦昴!お前の事を迎えに来たんだよ?」……香自身も知らなかった東雲家に隠された西浦家との因縁とは……
【闇】 「…はぁ~、何でそうなるのかな……」 深いため息をつきながら稲荷一族の長・大和はどう答えるべきか悩む…親に捨てられた子狐・樹を保護し義理の息子として育て、成人祝いの日に何か欲しいものがないかと聞くと樹は「…父さん‥‥大和が‥欲しい…」……樹が幼い頃から義理の父・大和に抱く恋心とは…
【光】 部屋に入ると彼女は裸で男に跨り服を脱がそうとしていた。彼女が食べたがっていた限定スイーツと合鍵を床に落とし、俺は部屋を出た。男は大学でも有名なイケメン北原透だった。
その北原が構内で俺を見つけ、頼みを聞いてほしいとしつこく追いかけて来た。とりあえず人のいない場所に移ると開口一番「俺とセックスしてほしい」彼女とはしていない、誰にも勃たなかったのに俺の顔を見て勃った、と必死に説明している。他にも言うことはあるがまずこの言葉が口をついた。
「無理、俺はお前に勃たない」
「あ、じゃあ俺が挿れるほうで」
【光】 すべてが平均的で見た目が可愛いことにコンプレックスのある高校生・杉谷光は、特に目立つことなく平穏な高校生活を送っていた。ある日、学園を取り仕切るFlower Knightsのメンバーである桜井優希に突然トイレに連れ去られ、「結婚を前提に付き合ってほしい。」と言われてしまう。圧倒的な顔面力で見つめられ返答に困っていると、今度は同じくFlower Knightsのメンバーである菊岡晴樹が割り込んできて「俺こそ光にふさわしい。俺と付き合ってくれ。」と言われて…。地味系男子見初められ系ラブコメが今始まる。
【光】 自分のくじ運の無さを痛感する紬。大学での新入生歓迎会と称して飲み会に誘われたが…そこには幼い頃から天敵だと思っていた年上の海斗の姿が…先輩後輩入り乱れ盛り上がり始め恒例だと言うブラックゲーム別名ラブゲーム…くじ引きで同じ数字を引いた者は半年間恋人として過ごさなければいけないルール…天敵・海斗と恋人なんて……
【闇】 幼馴染・祐樹に彼女をとられ続けてきた七瀬。喧嘩中、階段から転落しかけた七瀬を庇い祐樹が死亡。葬式にて、彼に長年片想いされていた事を知り罪悪感を覚える。後日、祐樹の幽霊が七瀬に憑依。祐樹は七瀬の記憶に残り続ける為、わざと庇って死んだのだった。「お前が俺以外のものになるなんて許せない」七瀬は周囲に霊の存在を訴えるも信じてもらえず孤立。一生束縛される位ならいっそと思い余って命を絶とうとし、病院に運ばれた七瀬は、PTSDが原因の二重人格と診断される。祐樹の幽霊は実在するのか、それとも七瀬の妄想なのか?
【闇】
「俺は、あいつを絶対に許さない」
大好きな両親と友人に囲まれ、何不自由のない幸せな日々を過ごしていた玲。
しかしそんな日々は、事業が失敗し、全責任を負ってこの世を去った両親によって終わりを告げた。
天涯孤独となった玲が頼れるのは、ただ一人。
大企業の子息で、玲を引き取ってくれた友人――桐斗だけ。
しかしある時、玲を手に入れたいがために裏から手を回し、両親を死に追いやった人物が桐斗だと知った玲は、報復を決意する。
玲は今まで通りに接しながら、身の内に宿る怒りを滾らせ…。
―――今、復讐劇が始まる。
【光】 その辺にいるサラリーマンの俺には誰にも言えない性癖があった。それは「臭いフェチ」。体臭がないと燃えないのだ。
風俗へ行くも、嬢は臭くないのでいつも何もせずに終わってしまい嫌気がさしていたある日。
職場にイケメンがやってきた。が、彼は在宅勤務の為初対面だが、これからプロジェクトを共にする仲間となる。彼が在宅ワークの理由は…強烈な体臭だった!
【闇】 大学に入学した最初の夏休み。涼しい田舎の叔父の家に世話になる事に。家事を任されるだけでのんびり過ごしていたある日、叔父と若い男の情事の現場を目にしてしまう。気付かない振りをし続けるが屋内・屋外問わず頻繁に行為をする二人を目撃。恋人だと思い込んでいたが、若い男は叔父がお金で買っていたのだ。
ある日、若い男に声を掛けられ、男に観光案内をさせてくれと言われ、男の妖艶さを目の当たりにした俺は承諾をした。
【闇】 本家筋の桜雪(さゆき)を守って来たのは分家の湊とだ。学生時代はお嬢様と執事みたいだとからかう者もいたが湊は気にも止めずだった。少しずつ湊の態度や物言いに違和感を感じた桜雪は湊に「何でそこまでするんだ」と聞くと「忘れたの?俺の事…」…魂に刻まれた執着の証…前世での湊と桜雪の関係とは…
【闇】 袖はビッチ気質で飽き性。すぐに体を繋げては長続きせず振って別の男に抱かれる日々を送っている。そんな袖にとって、諒は呆れながらも話や愚痴を聞いてくれる唯一の友達だった。
ある日新たな男に口説かれ、普段の様に即ベッドinかと思いきや「恋人を前提に友達から仲良くして下さい」!?初々しいデートから始める男に、袖は徐々に絆されていく。しかし愚痴りながらも満更ではない袖の姿を見て、諒は不満げで…?
「どんな形であれ、お前の唯一は俺のはずなのに」
友達(?)の秘めた独占欲が暴かれる____
【光】 イケメンで人気者の匠には譲れない性癖があった。それは「処女厨」。女だろうが男だろうが処女ならば抱く、処女でなければ抱かない!そんな匠の前に超絶タイプの美人男子、楓が現れる。楓も匠の外見を気に入り、匠は楓をベッドへと誘うことに。しかし楓にも譲れない性癖があった。それは「童貞厨」。男の筆下ろしをすることが生き甲斐の楓にとってヤリチンは門前払いで!?
「「お前がハジメテだったら抱いて(抱かせてやる!!)」」外見タイプだが性癖地雷同士の意地の張り合いが今始まる!!
【闇】 「こんな遅い時間まで何してたんだ。」
玄関に立つ笑顔の兄の姿。その瞬間僕の手足は震えだした。僕はある時から実の兄に異常なまでの執着を受けている。優秀で完璧な兄と何もかも普通な僕。
完璧志向が強かった両親は兄と僕との差を忌み僕を虐待するようになった。兄はそれを特別干渉することなくただ見ているだけだった。ー彼らが事故死するまでは。
一家の長となった兄は僕が少しでもルールを破ると必ずお仕置きが始まるようになる。少しずつ開発されていく体と兄の本心、両親の死の真相とは…
【光】 「じゃあ…俺と寝てみる?」 と耳元で囁かれ焦る声フェチな葵、バーテンダー見習いとして入ったものの指導役の銀河はイケボでコミュ力も高く大人の余裕さえも持っている。声フェチな事を隠していた葵だが銀河にはすぐにバレてしまい、そこから声攻めのセクハラまがいの日々…イケボなバーテンダー×声フェチなバーテン見習いの恋とは!?
【光】 引越会社でバイトをしているカナタ。今日の仕事は一人暮らしの引越しだ。先輩と二人で訪問すると依頼主は驚くほど容姿の整った男性ナナオだった。しかし暗く無口で必要最低限の言葉しか発しない。良い印象がないまま作業は進み新居に荷物を運ぶ段階になる。先輩に行き先を聞くとカナタの住むマンションと同じ名前を口にした。部屋番号を聞けば隣の部屋。その日は素知らぬふりして仕事を終えた。次の日家を出た時ナナオとかち合う。昨日のバイトとバレてしまいそのまま会話をするが昨日とは違う印象のナナオ。カナタは彼が気になり出した。
【光】 「あのさぁ……人体の収納力の限界に挑もうとしないで」
坂口類は外科医のため息混じりの一言を、顔を真っ赤にして聞いていた。念願の一人暮らしの開放感と、持ち前の好奇心からどんどん進んだ自己開発。どうしようもなくなった数時間前。まさしく最悪の一日だった。
それから数日後、遅めの昼食にありつきながら外を眺めていた類の目の前で男性二人の痴話喧嘩が始まった。一人が足早に去っていくなか、残されたのは例の外科医だった。
『入れなくてもいい』外科医×『入れた方が絶対いい』新卒一年目の攻防ラブストーリー。
【光】 (((あ、こいつらくっつくな……)))
それぞれの当て馬人生を謳歌していた大学生の一磨、爽二、三千男。ある日、課題のためにグループを組んだ三人は、過去の経験から、自分を除いた二人がカップルになることを確信していた。しかし予想に反して、助太刀をしてもくっつく気配がない。ムキになった各人はそれぞれの当て馬のプライドを賭け、なんとしても幸せになってもらおうとあの手この手を画策する。果たして、最強の当て馬王者はどうなるのか!? そして、三人の恋路(?)は!? 当て馬バトルロイヤルコメディBL、ここに爆誕!
【光】 (((あ、こいつらくっつくな……)))
それぞれの当て馬人生を謳歌していた大学生の一磨、爽二、三千男。ある日、課題のためにグループを組んだ三人は、過去の経験から、自分を除いた二人がカップルになることを確信していた。しかし予想に反して、助太刀をしてもくっつく気配がない三人。ムキになった各人はそれぞれの当て馬のプライドを賭け、なんとしても幸せになってもらおうとあの手この手を画策する。果たして、最強の当て馬王者は(?)はどうなるのか!? 当て馬バトルロイヤルコメディBL、ここに爆誕!
【闇】 「くそ野郎、許せねぇ‼」子供じみた言い方だとわかりながらもふてくされる那智、その者は「何言ってるんだ。お前が俺から逃れられる理由が無いだろ?」と不適な笑みを浮かべながら、「地獄の閻魔王たる俺と判官として生まれたお前は番も同然なんだからな」…確かに天変地異でも起こらない限りは変えようの無い事実だが那智は閻魔王を睨み付け「だったら少しはやり方考えろ!!」と怒鳴るが閻魔王はお構い無しに「何を?待ても出来ずに欲しがっているのはお前の方だろ?」と言われ、言葉につまる那智…
【光】 働き盛りでバリネコ20代の俺なのに、この老け顔のせいで捨てられてばかり!
今日の取引先の御曹司も俺を見て「失礼、佐藤様がお若い方と伺っていたのですがご担当が変更になりましたか?」だって。
また間違えられたよ、サイアク!
「私が佐藤ですが」
「えっ! きゅん!」
「は?」
「私イケおじが好みなんですけど、カップルになったら先立たれるのが辛すぎて、辛すぎて、交際を申し出るのをためらっていたんです。イケオジ顔でお若いあなたは私の理想! 結婚してくださいっ!」
老け顔の俺が、スパダリ御曹司に溺愛されるルート突入!?
【光】 「先輩…少しだけ…」と壁ドンキス、何故そうなったのか分からない大和。叔父の仕事柄あるホテルでボーイとして仕事をしていた中で突然、後輩指導を言い当てられ現れたのが伊吹だ。自分よりも年上で何故自分が指導しないといけないのかと思ったが、伊吹自身も接客業の経験はあるらしいから程々に手を抜いて教えてもと考えたが真逆だった…かなりミスが多い、仕事終わりに話を聞こうと休憩室で缶ビールを飲ませたのが間違いだった、伊吹の酒癖の悪さを痛感する大和…
【光】 直人は生まれつき右目にキズがあるため、物心ついてからずっと眼帯をしている。
中二病とからかわれる毎日。
高校生になった直人は、部活に属していない、いわゆる帰宅部。
親しい友人もいるはずがなく、いつも一人。
ある日の帰宅途中、暑くて眼帯を外していると、偶然にも同じクラスの徹也に右目を見られてしまう。
「お前、眼帯の下って、そんなんなってんだ。」
ビックリして徹也を見つめていると「今日は眼帯しないで、一緒に帰ろうぜ。」
この日から、直人と徹也のかけがえのない日々が始まる。
【光】 とある休日、遥輝はどこかへ出かけようと駅前でスマホを見ていた。「そこのお姉さん、暇?」なんて声が聞こえる。ここら辺ナンパ多いのかなぁ。場所を変えて考え直そうとスマホから顔を上げると、目の前には声の主がいた。「ねぇ、一緒にどっか行かない?」そう言う彼は明らかに俺の方を見ている。こいつ、まさか俺の事女だと思いやがって…!?
思いがけず男をナンパしてしまった真澄も気まずくなり、なぜかそのまま遥輝とお出かけ(仮)することになってしまい……!?
【光】 25歳独身デザイナーの仕事に就く海野潤也うみのしゅんやは平凡な生活をしていた。デパートで買い物の途中少年とぶつかり
たすけてと泣きそうな声で助けを求めてきた。
少年は里中弥さとなかわたる
立派な洋館に連れて来られた潤也は弥の父親狼男に襲われてしまう。
目を覚ました潤也が鏡を見ると狼の耳と尻尾が!?
父親は悪魔に取り憑かれ悪の心に染まっていた。
ぼくがもっとつよくなるためにおにいちゃんの精液ちょうだい?妖艶な笑みを浮かべた弥は潤也のパンツに手をかけたその瞳は真紅に輝いていた。
【光】 「卑屈で扱いにくい」
他人の表情から求めるものが分かる力を持つ八尋或人は九重海をそう断じた。或人は能力で仲人役をして寸志を頂いている。容姿に優れ姿勢も良い海に自身の力はいるのかと思ったが、一番必要なタイプなようだ。或人は好みを尋ねるまではそう思っていた。だが海は或人と付き合いたいと言い出す。おまけに或人の友人が来たところで「告白を受けてくれてありがとう」と叫び既成事実を作る。実は海は感情を見る力があり、或人の力も察していたと言う。或人から力を使う方法を学びたいというが、他にも理由があるようでーー。
【闇】 化野庸介という男はアナルを丁寧に扱う男だった。別に川花充への気遣いといわけではない。慎重に解される方が川花の反応がよかったからだ。川花にとって化野は暴力の化身とでもいうべき存在だった。化野は川花の青春を暴力の支配下に置いてきたのだ。抵抗心が諦めに変わり、諦めが快楽に塗りつぶされるまでに。だが、化野はもういない。唐突に飽きて、川花に甘く疼く発作だけを残して去って行った。そんな化野が妹の婚約者として現れる。謝罪したいという化野を避ける川花だが、ある日、化野の前で発作に襲われてしまいーー。
【闇】 従兄の遥は昔から恭介の頭を良く撫でてくれる。
でも、遥の本当の目的は、恭介の頭を撫でることではなく
恭介の額にある傷を確認することなのだ。
あの日、遥と遊んでいた恭介は、神社の石段から落ちて額にけがを負った。
それから遥は恭介に優しくせざるを得なくなった。
恭介が高校生になって、背が遥を追い越しても、遥は変わらず恭介の頭を撫でて自分の罪の証が消えていないか何度も確認する。
そんな中、遥に県外の大学への進学の話が出て恭介は……?
『可愛い遥兄ちゃん。僕の可哀そうな兄ちゃん。
……離れるなんて許さない』
【光】 「一目惚れしました!ライン交換して下さいっ!」
忘れもしない中学2年の時、バスケの全国大会。優勝候補筆頭S中学の主力・宮下は俺を女子マネと間違え、大勢の前でこう叫んだ。無理とだけ言いその場を去った苦い記憶。
その後すぐ父親の仕事でイギリスへ行き、高校入学とともに日本に帰ってきた。楽しみにしていた学校生活、今目の前にはに宮下がいる。なんと俺が連絡を取っていた元チームメイトから志望校を聞いたらしい。
「あの時はいきなり悪かった。友達から始めてください」いや、友だち〈から〉ってなんだよ。顔を赤らめるな!
【光】 新卒で保育士になったハヤト。同性の先輩保育士(ケイタ)がいると知って、安心したのもつかの間。仲良くなりたいと挨拶をしたにもかかわらず、返ってきたのは素っ気ない返事のみだった。
「子どもにもこんな感じなのか?」と思ったが、子どもたちとはにこやかに関わっていて大人気のケイタだった。
出勤初日にして嫌われたと絶望するハヤト。
その一方、ケイタは大人相手だと人見知りを発動してしまい、上手く話せないのを気にしている。同性の後輩が嬉しいのに第一印象はサイアクだったよなと反省。
今後2人の関係はどうなるのか一
【闇】 「ひなた、大きくなったら僕のお嫁さんになって」幼心の約束なんて遊びだと思ってた藤堂ひなた。バイト中に急に母から呼び出され仕方なく早退して家に帰ると兄達含め本家の叶太の姿が、ひなたを見ると笑顔で「迎えに来たよ!」と…えっ何言ってるんだ!?
【光】 御巫一族との契約上、土地神として数百年以上見守り続けて来た狐神の棗(なつめ)の悩みどころは御巫の次男・大河だ。ツンデレな棗の物言いに動じる事なく口説こうとする日々。大河の前世・御巫和泉が棗への恋心から仕組んだハニートラップとは…
【闇】 ____あの女の腹の中で誰よりも先にお前にキスをしたし、誰よりも先にお前を抱いたのは俺だよ?
酒と男にだらしのない母が逝ったのは俺たち兄弟が5歳のころ。
寝るのも、笑うのも、それまで一緒が当たり前だったのに。
祖父母に育てられることになった双子の兄、叔母夫婦に引き取られた弟。
盆暮れ正月には必ず顔を合わせていたのに、その年親族が顔を合わせる席に兄の姿はなかった。
禁断の愛欲。双子だからわかる、兄が本当に求めているもの…
【闇】 「お疲れさまでした」他のスタッフたちが帰り、二人の時間が始まる。
「今日もよく頑張ったね」そう言って首輪をつけ髪を撫でてやるのが終業時のルーティンだ。微かに震え「早くベットに行きたい」と呟く姿は、とても愛らしい。
彼のあらゆる選択肢を潰し、行き詰るたびに手を差し伸べた。何度も愛し、その躰に私を刻み込んだ。本当は大きな投資会社を経営しているが、やりがいを与えるためこの事務所を一緒に立ち上げた。
「すぐに行くから準備をしておいで」上階の住居へ向かう彼の嬉しそうな足取りを今日もモニター越しに眺める。
【光】 入社時「正直先輩から教わる事はないです」の失礼発言に腹を立てるも、あまりの優秀さに何も言えず。大きな契約を取った祝いの席で珍しく酔いつぶれたのを仕方なく送って行くと、部屋は荒れ放題でカップ麺の山。体調管理も社会人の仕事のひとつだと得意の料理を作ってやったら、見事に懐かれた。
「今度の契約を取ったら先輩のコロッケが食べたいです」なんて言われたら、だんだん可愛い大型犬のように思えてくる。しかしある日後輩に今後の目標ですと見せられた紙には、自分との交際・同居さらには新居の理想の間取りまで書かれていて!?
【光】 新卒で保育士になったハヤト。同性の先輩保育士(ケイタ)がいると知って、安心したのもつかの間。仲良くなりたいと挨拶をしたにもかかわらず、返ってきたのは素っ気ない返事のみだった。
「子どもにもこんな感じなのか?」と思ったが、子どもたちとはにこやかに関わっていて大人気のケイタだった。
出勤初日にして嫌われたと絶望するハヤト。
その一方、ケイタは大人相手だと人見知りを発動してしまい、上手く話せないのを気にしている。同性の後輩が嬉しいのに第一印象はサイアクだったよなと反省。
今後2人の関係はどうなるのか一
【闇】 村一番の働き者カイリには、アメジストの瞳を持つ秘密の恋人アキヤマがいた。
アキヤマは、色欲狂いと村で忌み嫌われた捕食存在「ケーキ」であり、不老不死の「吸血人種」でもあり、「流れ者」でもある三重苦マイノリティを背負っていた。
ある日、村でアキヤマの魔女狩りが起きる。
人に喰われるくらいなら自分が殺して、アキヤマを永遠にする。
フォークとして覚醒したカイリ。
「もうこれからは永遠に一緒だよ」
捕食衝動により大好きな相手と融合し、永遠の命を手にしたカイリはその後?
大河的ケーキバースBL、開幕。
【闇】 「もういらないなんて……言わないですよね」
大学院生の姉川は、一つ上の先輩である金沢と度々身体を重ねていた。金沢の望むまま、痛みと苦しみの伴う行為を続けてきた姉川は気づいている……彼が本当に欲しいのは、彼の実弟だと。それでも、求められていることに満たされていた姉川だったが、この関係を金沢の弟に知られてしまい状況は一変する。狂気を演じ続けた男と、弟にひどくされたい男、そして兄を救いたい弟。辿る道に、希望はあるか。
【闇】 「お願いよ あなたが行かなきゃ家がなくなってしまうの。」
15になった夜、母から告げられた実家の事情。会った記憶もない叔父との養子縁組。
「大きくなったね。君をずっと待ってた。」
ずっと? 会ったこともないぼくを?
その違和感はやがて確信に触れる 血を絶やさないためだけに繰り返される衝撃の結末。
父は、母は、なぜこんな役目をぼくに担わせたのか…
喰うものと喰われるもの。この世の理不尽のすべてがここに
【光】 「あなたの涙に惚れました!」
仕えていた議員が不祥事を起こし、逃げた議員の代わりに会見で謝罪をするはめになった議員秘書の神崎。もう散々だ……と思っていたところに追い討ちをかけるように彼の前に現れたのは、謝罪会見で神崎が見せた涙に一目惚れしたという青年だった!神崎を(色々な意味で)泣かせたいと迫る青年と絶対に泣きたくない神崎の攻防戦の行方はーー?泣き顔が見たいワンコ系青年×お疲れのお人よし秘書が織りなすハッピーラブコメディ!
【闇】 不慮の事故で死んだ主人公の前に、神が現れた。
「お前に新しい人生をやろう。ただし条件がある。誰か一人を死に追いやること。その死が凄惨であればあるほど、お前の来世はより幸せなものとなるだろう」
期限は一週間。黒犬となり現世に戻された主人公は、通りすがりの男・斎藤に助けられる。斎藤は黒犬にハナと名付け可愛がった。
このまま斎藤と暮らすのもいいと思ったハナだが、ある日、斎藤がコンビニ店員の青年をストーキングしている事を知る。そしてハナは思い出した。斎藤が凶悪な性犯罪者であり、自分がその被害者だったことを。
【光】 駆け出しネットアイドル「ミズ」の正体は、男子大学生の水城(ミズキ)。
学業の合間に始めたネット配信は、最近やっと固定ファンがつくようになったばかりだ。
そんなある日、人気俳優である油井(アブライ)がミズのファンだと公言したことから、油井が出演する番組で特別ゲストとして呼ばれたミズ。
しかし、そこでミズが目にしたのはクールな印象の油井とは違い「ミズたん…」と息を荒くする、どこか様子のおかしい油井の姿だった。
そう、なんと油井はファンの間でも一目置かれる重度のミズオタ「オイル@ミズ命」で―――!?
【闇】 あはは 酷いなそんな顔を僕にするなんて───
この男に出会ったのは一昨日。いつもの帰り道で寄ったいつものコンビニ。
店を出てから何があった?ここはどこで、なぜ俺はこんな所にいる?
初対面の男に組み敷かれ、開かれる身体の痛みに感じる恐怖。
こいつは誰で俺をどうしたい?
──君は忘れちゃったの?あんなに楽しかったのに…
幼い日の約束。閉じ込めた記憶が今よみがえる。
【闇】 呉服屋の末っ子に生まれた僕には年の離れた兄が2人いる。少し厳しいところもあるがおおらかで、大きな身体のわりに笑うとなくなる切長の目が得意客(特に御婦人)に人気の長兄・英(たけし)と、長兄とは違い華奢で物腰の柔らかさがご近所でも大評判の次兄・理(さとし)。
どちらも大好きな兄だがさと兄様と僕では12、たけ兄様ともなると15も違う。一緒に遊んでほしくとも「酒が飲める歳になったらな」と毎夜離れに行くふたりを追うこともできず…
あれから5年。やっと酒の飲める歳になった僕に兄達の宴のお誘いが
【闇】 体の弱かった耀(よう)には、10歳年上の幼馴染みの景(けい)がいつもいた。立派なクローン研究者になった景の手を患わせないように、耀は20歳を切欠に自立を決意する。今までの感謝を景に告げた瞬間、視界が暗転し、気づけば景のラボで裸で両手足を拘束されていて……!?
「間に合ってよかった、耀に死なない体をあげるよ」
最新鋭の機材を尽くして、ありとあらゆる音を録音され、長さを測られ、体液を絞られる耀。恐怖と快感で朦朧とする中で、耀が見いだしたものとは?
そして、明かにされる景の本心とは。執着と依存のマッドBL!
【光】 天使と悪魔は恋に落ちてはならず、ましてや触れ合う事すら出来ない。それなのに天使のNを口説く悪魔のDがいた。Dの話を聞かず相手にしなかったNも徐々にDに惹かれていくが、掟を破った罰としてDは記憶を消されることに…。記憶が無くてもまたNを好きになると断言したDは罰を受ける数日前、翼を引き抜かれた姿で、一時的に人間になれる薬を2人分手に入れる。そしてDとNは幸せな時を過ごすが、遂にDの記憶は消されてしまう。その後時は経ち、ある日翼が無い悪魔に一目惚れしたと口説かれ、Nは悪魔の話に耳を傾けた
【光】 仕事で失敗続きの毎日。春樹の気持ちはただただ沈んでいく一方だった。そんなときに出会ったのは、同じマンションの住人である真澄だった。
一おにーさん、そこ俺の部屋なんだけど。邪魔。
考え事をしながら帰宅した春樹はうっかり階を間違えてしまっていた。部屋を間違えてしまった申し訳なさはあるが、明らかに年下である見た目の真澄からの乱暴な言葉遣いに不快感を抱いてしまう春樹。真澄の第一印象はサイアクだった。
しかし、それ以降なぜか真澄に気に入られてたびたび会うように…!?
【闇】 浮田の「誰でもいいからヤリたい」というただの冗談を真に受けて「俺はどう?」と誘っては断られてる泉。そんな可哀想な泉を慰めてあげられるのはきっと俺だけだ。俺が相手をしてあげる。浮田のことなんか忘れられる様に、何度も組み敷いて何度も体を繋げて、これで泉は浮田のことを想わなくなる。その筈だったのに…浮田があの時断った泉の誘いをもう一度持ち出しやがった。大丈夫。泉は俺だけのことでいっぱいになる様に、浮田はこれ以上でしゃばらない様に…俺が上手くやるからね
【闇】 高校時代からの推し、三峯が金に困って「レンタルなにもしない人」を始めたらしい。
裏ルートで情報をキャッチした、元陰キャで三十路前にしてIT企業CEOの大神。
二番煎じだから予定は当然ガラ空きで。
三峯ひとりの人生を養うことくらい今の大神には容易いことだったが、それでは高校時代と同じ、三峯に大神の印象が残らない。
「俺が今後のお前の予定をキャッシュ一括で買ってやる」
不遜な笑みを浮かべた天才企業家、大神の脳裏に浮かんだ重すぎる愛の計画とは、果たしてハピエンか? それともメリバか?
【光】 初対面の人との会話で気を付ける話題……「政治」「宗教」そして、「野球」
春。大学の飲み会で野球好きで意気投合したリュウと大河は、推し球団の名を告げあった瞬間、完全に決裂した。
以来、事あるごとに衝突する二人だが、ある日、男に強引にホテルに連れ込まれそうになっている大河を見つけたリュウは、とっさに彼氏のフリをしてしまって……!?
絶許(ぜつゆる)なのに放っておけない
絶許(ぜつゆる)だから素直になれない
本来は世話を焼きたいワンコ×デレ方を見失ったツンツンにゃんこのケンカップル☆ラブコメディ、開幕!
【闇】 「ゆう(雄) ちっょっとゆう! まぁ(麻生)ちゃん迎えにきてるよ!」…うるせぇな…「はやく支度して降りてきな!」お前のせいじゃないんだよ
『その傷、一生かけて償うから』
子どもの頃、公園のブランコでついた眉の傷。 そばにいたかったのは俺の方だった。
空に吸い込まれそうなお前をどうしても手に入れたかった。
幼馴染だからこそ言えないこのドス黒い想い。
昨日・今日・明日 永遠に続けばいいこの距離感。
俺にとってのお前以上に、俺はお前の存在になれる?
【闇】 幼い頃、煌樹は本当に病弱だった。
けれど、それは今は昔。
大きな手術を二度乗り越え、二十歳になった今では芸能界からの誘いもひっきりなしの、同じ男だったら誰もが羨む今流行りのダウナー系美丈夫へと成長していた。
幼なじみの夕羽の前以外で。
「こうちゃん、ムリしちゃダメだよ」
気遣わしげに面倒を見る夕羽。生まれた時から家が隣同士故に、刷り込まれた煌樹への愛情――ではなく同情であることは知っていた。煌樹は一目惚れだったというのに。
だからこそ、夕羽を繋ぎ止めるにはどんな嘘も行動も厭わない煌樹は……?
【闇】 いつ死んでもいい。
そう思っていたけれど、少しの間だけ猶予が欲しくなってしまった。
金も職も失くし、人生に絶望した小田桐にはどうしても手に入れたい男がいた。
一流企業に勤めていて周囲から慕われ、愛する妻と娘に囲まれて幸せな生活を送っているあの男――榎本をこの手で汚してやりたい。
過去に一度だけセックスした。たったそれだけなのに、どうしてこんなにも渇望している?
小田桐は榎本の行きつけのバーにバイトとして雇われ、彼に近づいていく。
二人で堕ちていけるなら、例えそれが地獄でも――
【光】 第一印象は、冴えない閑職のおっさんだった。
「藤嶋さん、ちゃんと働いてくださいよ」
入社五年目の美鹿島は呆れ顔で上司を窘める。へらへらする藤嶋の肩書きは一応係長。
事件は起きた。
一つ目は、新人の頃から美鹿島が懇意にしていた取引先との契約を自らのせいで反故にしてしまったこと。
二つ目は、ミスは自らの責任と藤嶋が庇い、それを上回る業績で挽回したこと。
三つ目は、庇ってくれた藤嶋のことが……好きになってしまったこと!
どうしよう! 俺、ゲイでも老け専でもないのにおっさんが、藤嶋さんが、好きかも?
【闇】 空の端が色をつける頃にみる君が美しすぎて、誰にも言えないけど息をひそめ何度も眺めている。これからのぼる陽の光に消え入りそうなその姿に恐れと言えばいいのか、失う恐怖を感じることも。
子どもの声が響く陽の光の中で見たことのない君。沈む夕日とともに始まるキミとの時間。昼間の君は何処で誰と何をして何を思ってる? 目の前の彼に感じる違和感 今宵明かされる彼の日常とは…
【光】 「恋愛?こんなガキと?」
童顔がコンプレックスのアイドル・瞬(20)は初めてのドラマ出演を前に戸惑っていた。
これまで律儀に恋愛禁止のルールを守ってきたのに、いきなり恋愛ドラマとは。
しかもテーマはセンシティブな同性愛で、相手は子役上がりでキャリア20年のベテラン俳優・大貴(23)。
演技も恋愛も碌に経験のない瞬に完璧主義の大貴は苛立ちを募らせるものの、芸能界に染まりきっていない瞬を次第に眩しく感じるようになっていく。
「恋ってどうやってするんですか?」
心が荒んだ俳優×恋を知らない純情アイドルの芸能界ラブ
【闇】 生まれたときからユキのすべてはオレのもので、オレのすべてはユキのものだった。
「そういえばアキの兄貴、二学期になってから一度も見かけないけどどうしたの? 体、弱いんだっけ?」
「二卵性だからイケメン王子のアキとは雰囲気も背格好も全然違うけど儚げ美人だったよなあ」
クラスメイトの会話を無視し、アキはスマホを注視する。
《ペット見守り機能 WARNING》
「また暴れてる……」
「は?」
「オレ、早退する」
産まれ出た瞬間から双子の兄ユキへただならぬ感情を抱いていたアキ。
二人の恋の終着点は――?
【光】 「愛してる ってどういうのを言うんですかね?」「愛してる の意味がわからないんです。」「先生は誰かにそれを言った事がありますか? その時ってどんなキモチでした?」「嬉しいんですか? 幸せと思うんですか?」「幸せってなんですか?」「あーーもうわかんないなッ」矢継ぎ早にまくしたてられ机に押しつけられて唖然とする私に彼・新見 新(回文のようだがニイミ アラタ)が覆い被さるように高揚した顔をみせる。彼の家庭環境を聞いたことはながこれは…
【光】 いつもの交差点。待ち合わせはいつもこの先を右に曲がったカフェ。約束もないのにすれ違うこの交差点に感じる不安。
ねぇ その電話 誰と話してるの? 見た事ないような笑顔が不安を煽る。 自分が逢えるのはいつも滲んだ月の下。こんなに会いたくて こんなに好きなのは自分だけ? 育った環境も違えば、背負うものも歳だって違う。こんなに苦しいのだってきっと自分だけ…
【光】 サークルなんて大それたもんじゃない。ただなんとなく紹介が膨らんだ割に気の置けない奴だけが残った集まり。
そんな中で異彩を放っていたのは、勇太(ゆう)のお調子者丸出しのテンションと屈託のない笑顔とデコ。
金色に染めた短髪のデコ出しに、いっこ下のくせに俺を見下ろす身長。誰の紹介でここにいるのか、もはや関われる気も起きない。 そんな事を思っていた駿一(しゅん)に勇が近寄り…
【光】 貴司は一人でバーにいた。上司の渡邉に連れてきてもらう店だ。バーなんてこの店しか知らない。もう貴司は渡邉にいいように利用されるのに疲れてしまった。何年も待ったのにいっこうに妻と別れる気はないと薄々は感じていたのに。貴司は自分が情けなくてこっそり泣いていた。
そこへ、大丈夫ですか?と心配そうな声が聞こえた。視線を向けるとそこには端正で上品で甘い顔立ちの男がいて…。見つめあったら目眩がし、気がついたら知らない場所にいた。それがこの世界の始まりの章であった。
【光】 ある日、突然遠い過去の国に飛ばされた大学生の俺(一博)と幼馴染みの夜子(やこ)に、考古学者で夜子の父。そこで、王位継承問題最中の年下で第二王子カイルドと護衛と出会う。
カイルドに一目惚れされた俺は迫られ、強引に後ろを奪われた。生意気だが、良い奴だから惹かれる。しかし、気持ちを告げられないまま俺たちは日本に戻ってしまう。
その後、あり得ない事に俺は一男一女の双子を産み、夜子は護衛の娘を産んだ。
もう戻れない。だが、仕事で海外にいた夜子の父が連れ帰った美形2人は、なんと転生したカイルドと護衛だった。
【光】 周りの友人がどんどん結婚していくなか、焦りがでてきたケイタは一大決心をし結婚相談所へ。そこで担当の男性アドバイザーとして紹介されたアキトと出会う。はじめは慣れない婚活にいろいろ失敗が続くケイタだったが、親身に相談に乗ってくれるアキトに徐々に心を許していき、いつしか婚活よりもアキトに会うことが目的になっていく。ケイタは自分がアキトに惹かれていることを自覚していくが、そんななか突然アキトからアドバイザーが変更になることを告げられる。急な担当変えの真実とアキトの心は?二人の関係は一体どうなるのか?
【闇】 「かみさま、ぼくのかみさま」
僕にはかみさまがいる。かみさまはぼくを、危ないことから守ってくれる。怪我をしそうになったら助けてくれる。怒られたらなぐさめてくれる。
すてきな、ぼくのかみさま。
■
少年の背後には死神が居た。自転車が迫り来れば彼の手を引き自転車を蹴飛ばし、怒鳴り声をあげる男がいれば階段から突き落とす。電車で近付いた変態は指を折った。
素敵と称され死神は余りの悦びに笑う。その綺麗な魂と身体を貰うべく、大事に、大事に育てているのだから。
嗚呼我が神よ!
これは盲目の少年と、彼以外には盲目的な男の話。