永遠に似た瞬き

永遠に似た瞬き
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
23
評価数
5
平均
4.6 / 5
神率
80%
著者
麻生玲子 

作家さんの新作発表
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イラスト
片岡ケイコ 
媒体
小説
出版社
集英社
レーベル
コバルト文庫
発売日
価格
¥457(税抜)  
ISBN
9784086006200

あらすじ

のんびり、一歩ずつ気持ちをたしかめあう西野と白川。
みんなと一緒のときは友達で、二人でいるときには恋人―少しだけせつなくくすぐったいような、そんな関係だ。
ところが夏休みには片や就職活動、片や地球の裏側の南米で遺跡発掘とはなればなれになってしまう。
「たった一ヵ月」、互いを隔てる時間と距離に焦れる二人だったが…?ハートフルBL、ついに甘い甘い結末の予感―。

表題作永遠に似た瞬き

世話焼き大学生・西野
天然美人大学生・白川

レビュー投稿数2

永遠を誓わない永遠

3作目『彩度ゼロの奇跡』でチラッとほのめかされていた
白川の写真流出事件から話はスタートします。
西野が家庭教師をしていた女の子の友達が盗み撮りをして
勝手にホームページにアップしていたようで...
白川が機転を利かして問題は解決するものの、
じんわり白川の強さが垣間見えて、すでに2人の立場は逆転してる
ような気もしますww
遺跡発掘のためペルーに行く白川は、寂しいと拗ねる西野に
小悪魔パワー炸裂で甘えてみたり、天然ちゃんのはずが
今やすっかり小悪魔で姉さん女房状態ww
自分が守らないと、と必死になってる西野が空回りしまくってるから、
余計に白川がしっかりしてくるって言うか...

1ヶ月後、無事帰国した白川と気持ちを確かめ合うものの、
ある決意を持ちながら気持ちを告げる。
「もう、ひとりでも大丈夫だよな?」
決して別れるという意味ではなく、この離れ離れになった1ヶ月の間に
就職活動を経験した西野が導き出した答えで、社会人になれば
会う時間も減り、今ほど白川を甘やかすことは出来なくなる。
ホントは浮世離れしたこの甘い時間にいつまでも浸っていたいけど、
それでは2人ともがダメになる。
お互いの成長のためにも決心する時がきたのですね。

無事就職が決まったお隣さんの小池の引越しがあり、
同じ大学の新入生を新しく隣人として迎えることになった西野。
この短いエピソードの白川がちょっと怖くもあり、かわいくもあり...
ホント成長したなぁ~
心配しなくても十分成長してるよと思う反面、
西野のことに関しては人一倍したたかで嫉妬深い幼さも残ってるんですね。

桜の下で来年もまた2人でこの桜を見ようと約束し、
来年になれば再来年の約束を、と今永遠を誓ってお互いを縛りつけない。
本当の意味での永遠にするために...

夢のような学生時代から一歩踏み出し社会に出て行こうとする彼らに、
何があろうと2人一緒に幸せになって欲しいな、と思うばかりです。
最後まで純粋な2人のイメージを壊さず描ききってくれた作品で、
挿絵の片岡さんの優しいイラストもとても合っていました。
タイトルに隠された意味も読後にストンと心に落ちてくる。
ここぞと言う見せ場があるわけでもなく、淡々と2人の関係だけを
追って行くストーリーゆえに、こうも心があったかく幸せになるのかな?
人気作品が次々と入れ替わり立ち代わり並ぶ私の本棚の片隅で、
ひっそり、だけど一生手放せない作品になると思います。

5

ついに完結

運命を宿命に変え、恋に目覚めた白川は最強だと思いました。
西野は存分にデレデレすればいいのです(笑)

そして二人は春を迎えます。
春は出会いと別れの季節。
学生が集うアパートを去って行く先輩に、新しく入ってくる新入生。
別れが少し切なくて、ああ青春だな~!という、
むず痒くて優しい雰囲気が作品から滲み出ていて、読んでいて癒されます。
西野と白川の永遠を願わずにはいられません。この二人にはずっと幸せでいて欲しい。

ピュアでほわほわとしたシリーズで、ほのぼのしたい方にオススメです。
そして読む時はぜひ、シリーズ一気読みをして欲しいです。

3

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