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翼ある后は皇帝と愛を育む

tsubasaaru kiwaki wa koutei to aiwo hagukumu

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表題作翼ある后は皇帝と愛を育む

スハイル、トルメリア王国国王
ユナン、正体はドラゴンの王妃

同時収録作品侍従長の秘密、王子の囁き

メロ、トルメリア国王子
リドル、侍従長

同時収録作品王子の夢、騎士団長の独占

スカー、騎士団長
リリ、トルメリア国王子

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

トルメリア王国の西の森にある湖には、七色の鱗を持つ白竜・ユナンが棲んでいた。トルメリア王国ではドラゴンは災厄の対象として恐れられており、ある日、ユナンの元に皇帝・スハイルが討伐に現れる。ヒトの姿に変化したユナンは王宮に連れ去られるが、手厚く保護され、スハイルの真摯な態度に次第に心惹かれていく。その後、同じ想いを抱くスハイルに求婚されたユナンは、后としてトルメリア王国に迎えられることに。双子のリリとメロを出産し幸せな毎日を送っていたユナンだが、ある日身体に異変が現れる。また、国内では深刻な問題が引き起こっているようで──?

作品情報

作品名
翼ある后は皇帝と愛を育む
著者
茜花らら 
イラスト
金ひかる 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
ISBN
9784344844070
3.5

(6)

(0)

萌々

(3)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
21
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

続きものだと分からなかった

続きものと知らずに購入してしまいました。前作読んでません。
それでも充分楽しめましたが、前作読んでたらもっと面白かったんだと思います。すいません。

スハイルとユナン甘々でした。
ユナンを溺愛する余りに村を襲ってるゴブリンの話を隠していたのはいけませんでした。
身重だった事もありますが、知恵を貸してもらう事も考えれば良かったのに…。
でもそれじゃあ話は続かなくなりますもんね。

私的にはスカーとリリのお話がもっと読みたかったです。リドルがあまり魅力的に感じられなかったからかもしれません。

あらすじを読んで購入してしまい、続編だと知らずに購入してしまった私がアホなんですが、最近のタイトルの付け方には疑問を感じます。

0

王妃強し。

「翼ある花嫁は皇帝に愛される」の続き。なんと今回は王妃が闘う!好みの展開だけど短いので萌2よりの萌にしました。本編120P弱+王子のエピ50P弱+もう一人の王子のエピ63Pほど+あとがき。強い受けって好き。単独読みだと面白さが半減だと思うので、前作と合わせてお読みいただくことを推奨したいです。

竜狩りにより捕らえられた後、スハイルの子を産み王妃となったユアン(竜)。出自を明らかにしなかったからか、国民の間では「王妃はドラゴンだ」という噂が。双子を産んだ後、いちゃいちゃしていたら、またもや妊娠してしまったユアンの事をめちゃくちゃ愛しているけど、国民に嘘はつきたくないとスハイルは解決策を見いだせずにいて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
メロ、リリ(メインカプの最初の子供で双子♂)、ミク(長女)、リドル(侍従長)、スカー(騎士団長)、侍女ぐらいかな。ミクが天使!

**好きだったところ

ユアンがすっごく強い!なんせ〇〇したすぐ後に飛んで行って、闘っちゃう!!!!!もうびっくり!前作でこういうシーンが見たかったと思っていたので、とっても嬉しかったです。母強し、王妃強しでした。

それから、王様なんだけど、ユアン限定で子供みたいになってしまうスハイルも可愛いし、お子様二人+ミクもめちゃくちゃ可愛い。そして、お互いをとても大切に思いあう家族!という雰囲気が書かれているように感じたところも好きでした。

王子二人のエピソードは、ふふ、可愛いなあ・・という印象です。人間とドラゴンのハーフである二人もいずれ伴侶を迎えると思いますが、まだまだユアンがお子様産みそうなので、いいじゃん、頑張れよ!とつい応援したくなりました。

金先生の清純な雰囲気の挿絵が本当にぴったりな、強い竜の王妃のお話でした!

1

出来上がってるカップルのイチャラブ、もう大好きー!

「翼ある花嫁は皇帝に愛される」続編になります。
前作が、人間である王とドラゴンである主人公の、超ほのぼの甘々な異種族婚姻譚。
甘くて可愛い作品が好きな私にとっては大変ツボ作品でして、続編である今作もとても楽しみにしてました。

一応続編ではあるんですけど、前作の主役組のお話が120P弱、二人の子供で双子それぞれのお話が50P程度ずつと、番外編集みたいな印象を受けるんですよね。
二人の話を丸々一冊読めると思っていただけに、この点は残念。

ただ今作では、期待を上回る甘々っぷりに、前作での消化不良部分の解決、更に気になって仕方なかったサブキャラが主役のお話が入っていてと、個人的には大満足の内容だったりします。
前作でリドル(クールビューティーな侍従長)が気になってた方、必読ですよー!
彼は想定外に、不器用で健気でしたよー!!


「翼ある后は皇帝と愛を育む」
トルメリア王国の西の森に住んでいたドラゴンのユナン。
彼が皇帝・スハイルと結ばれ、双子のメロとリリを出産して幸せな日々を手に入れた所までが前作。

ここから、お腹に三人目の卵が宿った所からスタート。

スハイルの愛に包まれ、穏やかな毎日を過ごすユナン。
しかし、国民に自分の正体を隠し続けなければいけない事だけが気がかりなんですね。
更に、王国内で家畜が惨殺される不穏な事件が続きー・・・。

と、ちょい不穏な事態はあれど、こちらは基本的に超ほのぼの甘々。
ユナンですが、ドラゴンだけあり純粋で慈愛深いと言うんですかね。
で、そんな彼をこれでもかと溺愛するスハイル。
そう、前作でも相当甘かったのですが、今回は輪を掛けて甘~い!
もう、初っぱなからバカップルそのものでイチャつきまくってるんですよ。
二人でベッドでイチャイチャし、出産に備えてユナンがドラゴンの姿に戻ると、今度は温室でイチャイチャ。
個人的に、攻めが人外はよく読むんですけど、受けがドラゴンって新鮮なんですよね。
ドラゴン姿のユナンをですね、「どんな姿でもお前は美しい。鱗はもちろん大きな角も牙も、流れるような身体の線も・・・」とスハイルがベタベタに誉めまくるワケです。
くぅ~っ! 愛だねぇ!!と、もうニヤニヤしてしまう。
出来上がってるカップルのイチャラブ、もう大好きーーー!!

あとですね、国内で起こる、家畜の惨殺事件ー。
身重のユナンに心配かけまいと、スハイルは内緒で犯人の討伐に向かいます。
ここで、ユナンの取る行動が格好いいんですよ。
そう、愛する人を守りたいと思うのは、彼もまた同じなんですよね。

不吉だと言われていたドラゴンー。
それが、ユナンのこれまでの積み重ねてきた行動により、国民に受け入れられて行く。
このエピソードも、とても素敵で。
とりあえず、前作のファン(の私)にとっては全てが大満足の続編でした。


「侍従長の秘密、王子の囁き」
主役二人の双子の息子の片割れ・メロ×スハイルから絶大な信頼を得る侍従長・リドルのお話です。

生まれた時から可愛がってきたメロ。
ドラゴンの血を継ぎ成長の早い彼は、あっと言う間に自分の身長を追い越し、更に「大好き」と口説くようになって来てー・・・。

実は前作でも、この有能でクールな侍従長が気になって仕方なかったんですよね。
今回、彼の視点で語られますが、こう想像以上に不器用な男だったんだなぁと言った印象。
実は、彼には長年想い続けて来た相手が居たんですよね。
でも、その相手は運命の人を見つけてしまったー。
こう、彼の立場ってすごく複雑なんですよね。
愛する人が自分以外の相手と愛し合う姿を、目の前で見続けなくてはいけない。
で、その息子からは熱く口説かれる・・・。

彼の気持ちがですね、揺れ動く様や少しずつ少しずつ変化してゆく様が丁寧に綴られ、とても萌えてしまう・・・。
そして、無邪気な年下ワンコ攻めー!

これまで子供だと思っていたメロの、不意に見せる男としての色気にドキッとさせられるんですよ。
また、彼は意外と思慮深かったんだなぁと。
何も気付いていないと思っていた彼の、本音には切ない心地にさせられちゃって。
いや、この二人、面白すぎるなー!!

これ、二人が恋愛の入り口に立った所でおしまいです。
そんなー!Σ( ̄□ ̄;)
ぜひ丸々一冊で、二人の物語を書いていただきたい!
生殺しじゃないかよ・・・。


「王子の夢、騎士団長の独占」
騎士団長・スカー×双子の片割れ・リリによる、超ピュアピュアな初恋ものです。

スカーが大好きなリリ。
でも、最近は彼の顔を見るとドキドキしてしまいー・・・と言ったお話です。

こちらはひたすらピュアピュア。
ウブウブなリリの甘酸っぱい初恋がですね、優しく可愛く綴られます。
いや、本人は結構悩んだりしてるんですけど、読んでる方はニヤニヤしっぱなしと言うか。
また、スカーの気持ちも良く分かるんですよ。
ここまでピュアだとさあ、いくら可愛くても手を出す事に罪悪感を覚えるよね~と。
とりあえず、甘酸っぱくて悶絶のラストになります。

と、前作のファンにとっては楽しくて仕方ない続編でした。

8

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