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皇太子の献愛~皇統のαとただ一人の番~

koutaishi no ken-ai ~koutou no α to tadahitori no tsugai~

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表題作皇太子の献愛~皇統のαとただ一人の番~

秋蕾
次期皇帝の期待を背負う風流才子な皇太子
藍桜美
秋蕾の遊び相手から近侍となる7人兄弟のオメガ末子

その他の収録作品

  • シャオロン秘録
  • あとがき

あらすじ

没落貴族の末っ子Ω・桜美(ヨウメイ)。幼い頃に、αの皇太子・秋蕾(シュンレイ)の遊び相手として選ばれたその日から、二人は主従でありながら親友で、兄弟というお互いにとって唯一無二の存在であった。天賦の才を持ちながらも驕らず弱音も吐かない秋蕾の才覚と人柄に惚れ込んだ桜美は近侍として生涯仕え続けると決め、バース性を偽って過ごしていたが、抑制剤を失くしヒートを迎えてしまう。偶然居合わせた秋蕾に抱かれ、弟のように可愛がっていた秋蕾の男の顔を知る。しかし次期皇帝が従者と関係を持っては彼の立場が危ういと、辞職を申し出るが断られ、逆に求婚されてしまい…⁉

作品情報

作品名
皇太子の献愛~皇統のαとただ一人の番~
著者
はなのみやこ  Ciel 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784778136765

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18
評価数
4
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

主従×身分差×幼馴染で親友…中華風王道オメガバース

Ciel先生による美麗なイラストに一目惚れし、表紙買いしたこちら。

主従×身分差×幼馴染で親友、そして攻めの執着。
自分の癖、”好き!”要素がぎゅぎゅっと詰まった、
中華風オメガバースファンタジーです。
(はなのみやこ先生初めての中華世界とのこと✨)

攻めでも受けでも「長髪」大好きな自分にとって、
黒髪長髪×青髪長髪の美貌のカップリングが眼福すぎました(◍°꒳ °◍)

お話はThe・王道!
妊娠、一人での子育て、そして…という展開です。

意外性は薄いかなと思うけれど、流れが読めるからこその安心感もあります◎

主人公は没落貴族・五家の藍家の末息子・桜美(オウメイ・受)。
幼い頃、αの皇太子である2歳年下の秋蕾(シュンレイ・攻)の
遊び相手に選ばれ、そのまま近侍となります。

主従で親友、互いに信頼できる幼馴染みとして関係を築き、
一生をかけて秋蕾に支えようと心に決めている桜美ですが、
彼には絶対に知られてはいない隠し事ー実はΩであるという秘密が。

しかしある時、抑制剤をなくしてしまい焦っていたところ
ヒートを迎えてしまい、そこへ偶然やってきた秋蕾に抱かれてしまいー

と続きます。

タイトルどおり、最初から最後まで攻め・秋蕾→桜美への愛と執着が
全く変わらず、むしろ深まるばかりなのが良い…!

あまりにも桜美をあけすけに”特別扱い”しているため、
読んでいるこちらが「却って桜美の立ち位置が危うくなるんじゃ…」と
心配になるほど。(実際、周囲からの妬み嫉みを買っているわけですが;)

それはもう疑いようもなく桜美ただ一人を愛し執着する秋蕾に対し、
桜美の言動には途中、ちょっとモヤっとしてしまった部分も;

思わぬヒートから体を重ねた後、桜美の様子が落ち着いてから
真摯に愛を告白した秋蕾。
告白の返事が「自分も好き」だけど「一緒にはなれない」、
ハッキリした理由については濁して気を持たせたままにする…

というところ。
秋蕾からの好意に甘え、完全に受け入れることも
キッパリ拒絶することもしないという態度、
ちょっと狡いよなあ…と思ってしまいました;

とはいえ!
だめだと思いながら恋焦がれてしまう気持ちと、
従者としてずっとそばでいるためには諦めなければいけないー
という気持ちのせめぎ合いは十分理解も共感もできるところがあり。

-この主従関係と身分差の壁を、どう乗り越えるか?
-宮中でヒートを迎えることになってしまった原因である
”抑制剤紛失”の真相は?
(二人の交わりの後、この↑紛失のことがしばらく綺麗に出てこなくなるので
ちょっと「あれ…?重大事項なのに…」と思っていたのですが、後にちゃんと語られることになります)

-そしてなんと一度の交わりで身籠ってしまい、
近侍として仕え続けることが事実上不可能になった
桜美はこの先どうするどうなる!?

こんな3点が大きな見どころとなり、物語が動いてゆきます。

で、ここで桜美が「運命を自ら掴み取る」というよりも
どちらかというと”理解ある人物から必要な環境を整備され、
助けられる”という展開になってゆくのが、ちょっと個人的には
引っかかった部分でした。

前半〜中盤にかけての「身分差ゆえに思いを告げられず、応えられず…という切なさ、攻めの執着には、たまらなく萌えを感じたんだけどな、、
桜美側にももうちょい、追い求め頑張る姿が見られれば…!
(完全に個人の好みの問題なのですが…!)

抗い、自らもがいて戦い幸せを掴み取る!
という展開ではないシンデレラ的ストーリーは、
もしかしたら好みの分かれるところかもしれません。

ずっと気になっていた「抑制剤紛失事件」は
思わぬ展開になり、二人の機転に”おっ”と思ったところでした(๑•̀ㅂ•́)و✧

ただ、それ以降は二人の関係を阻もうと
直接横槍を入れてくる存在が全く出てこず、
当て馬になるか!?と思った秋蕾の従兄弟でαのシャオロンの想いも
ふわっと宙に浮いたままで、「読み応え」という点では
何かもう一山あっても嬉しかったな、と思ったりも。
(秋蕾とシャオロンがバチバチにやり合う展開なんかも見てみたかった( ̄∀ ̄))


…と、色々書いてしまいましたが!

桜美と切ない別れをした秋蕾が4年かけて皇帝の地位を掴み取り、
ただひとりの愛する人を求めて国中を巡りー

という終盤の展開、迎える再会の瞬間は
胸に熱いものがグッと込み上げてきました・:*+.

ずっと目上の立場でありながら、桜美を陰から救い続けた
皇太后も頼れる脇役…というよりもはや主役級の活躍!
心強い存在でした。
読んでいて気持ちの良い女性キャラ、BLでは貴重な気がする✧*。

二人が体を重ねる描写は桜美のヒート時と、再会後の2回。

どちらもCiel先生のイラストがまさに、「美・美・美」です!!
秋蕾が桜美を安心させようとかける言葉、慈しみながら抱く描写にもときめく。
目が、心が、潤いました(*´◒`*)

主従×身分差×幼馴染で親友の二人が、紆余曲折を経て
互いにたった一人の番として結ばれるまで。

ロマンティックな中華風王宮オメガバース、
王道ストーリーを安心して楽しめる一冊でした!

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