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isekai no koutei wa kami no itoshigo ni towa no ai wo chikau
今回は帝国の第二皇子と界渡りした日本人のお話です。
神の愛し子とされた受様が攻様と身も心も結ばれるまで。
受様は中学受験を控えて塾通いをしています。
今日は特別講座でいつもより遅い終塾でしたが
父母の迎えもなく、1人帰路につきます。
受様は子供のいない夫婦の養子で
その後に男子が生まれたために家族の予定は
弟を中心に回っていたのです。
養父母は受様と弟を区別することはなく
受様が養子であると知ったのも偶然でしたが
今の自分は恵まれていると言い聞かせても
埋めようのない心の孤独を感じていました。
三日月が輝く河川敷は不思議な美しさで
受様はふと
もしこのまま川に身を投げれば
両親は泣いてくれるだろうか。
と思うのです。
それでも気を取り直し、
再度川に目を向けた受様は何かに照らされたように
水面が光をお豚用に煌めき、受様をとらえるように
大きくしぶきをあげたのです!!
そして・・・
受様が温かいぬくもりに包まれて目覚めると
目の前には美しい少年の顔がありました。
受様より年上で彫りが深くエギソチックな容姿で
まるで王子様のような彼こそが今回の攻様です♪
攻様の言葉は受様が聞いたことがない言語ですが
不思議なことに理解できるばかりか
自分も同じ言葉を発することができたのです。
しかも受様の額にある四葉のような痣を見つけると
「神の愛し子の可能性がある」と言われ、
宮殿内の正殿へと連れていかれます。
果たして受様の身に何が起こったのか!?
そして攻様の口にした「神の愛し子」とは!?
見知らぬ世界で生きることとなった受様が
第二皇子である攻様の妃となったことから継承問題に
巻き込まれる異世界トリップファンタジーになります♪
攻様は現皇帝の第二皇子ですが
皇帝は外征を繰り返して多くの国を従えており
攻様の母は他国の血を寵妃の子です。
異界からきた人は何かしらの能力が発現することから
神の愛の子と呼ばれ、皇太子の妃から皇后となり
国の安寧と発展に貢献したとされています。
神殿の巫女は受様の中に神の力を感じ
受様が神の愛し子であると断言しますが
受様自身には何も感じられません。
また皇帝はいまだに皇太子を定めておらず
第一皇子を皇帝にしたいと望む皇妃と第一皇子は
受様が子の産めぬ男であることから
攻様は受様を妃とすべく名乗りをあげます。
帝国では婚姻は17歳にならないと結べず
受様は実質は婚約者として
攻様に守られて過ごすことになりますが
5年の間に帝国に馴染んだ受様は
次代の皇太子選びという後継者争いに
巻き込まれていくことになるのです。
攻様の母の死で攻様と疎遠になっている皇帝、
自分の産んだ第一皇子を皇帝にと暗躍する皇妃、
皇帝に寄り添う攻様の伯母である側女、
攻様の婚約者候補だった神殿の巫女、
皇妃の産んだ第三皇子等々
様々な人々の思惑と利権が絡み合い
2人がお互いの手を取り合うまでハラハラ&ドキドキ、
とても楽しく読ませて頂きました (^◇^)/
受様は周りに合わせて自分を抑えて生きてきますが
手を差し伸べられるのを待つのではなく
自分のできる精いっぱいで攻様に応えようとします。
そんな受様の姿が周りの人々の考えを変え、
未来を変えていく展開がとても良かったです♪