電子限定書き下ろし短編付き
Kindle Unlimitedにて。
記憶喪失だったり、駆け落ちだったり、王道要素が多いから安心して読めるのが良い。
ヒール役もいい具合に痛いめを見たり、憎みきれなかったりでちょうどいい具合。
ちょっと切ない系の話が読みたくなった時に手を取りがち。
Kindleアンリミにて拝読。
健気に懸命に頑張り続ける受け・リーラの姿にグッときて、勇気づけられる…!
一途で精神的に強い受け、大好きです。
途中切ない展開ながらも、読後は幸福感に包まれる作品でした✨
オメガバース×妊娠出産×攻めの記憶喪失。
αだらけの環境で自身をβと偽りながら、医者になって故郷の村に貢献するため
頑張るリーラ(受)。
なんとか自分自身の手で自分の未来を切り開いていこうとする様が、
格好良くて眩しいです。
展開としてはなんとなく先が読める部分が多かったんですが、
リーラ堕胎未遂事件の黒幕はちょっと意外、というか、登場当初は好きなキャラだったのでがっかりしてしまった…(悪い意味ではなく!)。
記憶喪失ものといっても単純に事故で記憶を失うわけではなく、
リーラを守ろうとして禁忌ともいえる魔法をかけた結果だというのがまた、
ファンタジー好きとしてはグッとくる展開でした。
時にリーラに(嫉妬心や独占欲から)厳しい言葉をかけてきたりもした
アルブレヒト(攻)だけど、愛する人を守ろうとする姿はやっぱり最高にカッコいい・:*+.
後半、記憶を失ってからの部分が攻め視点で読めるのが良かった!
ティルダと婚約しながらも、どうしようもなくリーラに惹かれてしまう内心の葛藤がこれでもかと伝わってきて、胸がきゅーっとしました。
ちょっと残念というか、予想通りの展開で「あ〜」と思ったのは、
リーラの出生の秘密です。
勝手な個人的希望としては、リーラには平民のまま、身分差あるまま
アルブレヒトとの未来を掴んで欲しかった、、
最初の方の”母はナイフの使い方が綺麗だった”と言う記述のあたりから薄々
その出生の秘密には気付いてはいたんですが;
それから、結局王位継承はどうなるの?という問題。
アルブレヒトと弟王子のリーラを巡る争いはアルブレヒトに軍配が上がったけれど、
王位については宙ぶらりんなまま終わってしまったのが気になるところでした。
…と、ちょこちょこ書いてしまいましたが;
圧倒的不利な状況にもめげず、仕事もシングルファザー(マザーでもある?)
としても頑張り続ける受け・リーラを心から応援したくなる、夜明けの物語でした✨
王道と言えるオメガバース・ファンタジー。
王道で月並みだからつまらないというわけじゃない。
面白いというより、幸福感に満ちる読後感・・こういう構成、好き。
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リューベック王国 王立魔法学院:
15才の時に一度だけ受験できる。
王都にある全寮制の王族や貴族の子女が多く学ぶ学院
リーラ:
平民出身の魔法学院特待生 オメガをベータと偽り入学。
地方農村出身、淡紅色の「光の魔法」を、流行病で亡くなった母から教わる。
ミヒャエル:
高位の貴族出身。
金赤毛、魔法学院のリーラの友人。
エーベルシュタイン・リューベック:第二王子
母は第一王妃
リーラが入学して以来、親切に接してくれる上級生。
学院の医科でリーラと一緒。
アルブレヒト・リューベック:第一王子
リーラの二学年上級。
リーラの卒業試験の三日前、ライリーが抑制剤を栄養剤とすり替えていた。
ここからリーラの波乱の人生が始まってしまう。
★キンドル書き下ろし短編 「運命のΩが王子の番になる」
リーラの母の素性が分かり、実父の存在も判明。
せっかく構成した世界観が、書き下ろし短編でうやむやになるのは勿体ない。 続編を希望。
平民のリーラと、リューベック王国の第一王子のアルブレヒトとのお話。
オメガバースも好きだし、子育てモノも好きなので購入したのですが途中すっごく辛かったです…。
アルブレヒトと心から結ばれたと思ったのに、まさか記憶を失ってしまうなんて…。
ステラにとても怒りを覚えたけど、その後の展開が辛すぎて…。
でも、リーラの一途さと強さに救われました。
彼本人が強く生きてくれたからこそ、辛い中でも読み進めることが出来ました。
エミールを守ろうとしたリーラもとてもかっこよかったです。
ティルダに関して、彼女はただただアルブレヒトのことが好きだったんだと思うのですが
それでもこれはひどいな…と思いました。
アルブレヒトがリーラの事が好きと言うのが分かっているのに
ここまでしてまでも結婚して欲しいの?それでティルダは幸せなの?と思いました。
ステラの件もまさか黒幕がいたなんて…。
すごく良い子だなぁと思いながら読んでいたので
全てがわかった時すごくショックでした。
沢山沢山苦労したリーラだったけど、無事アルブレヒトと結ばれて本当に良かったです。
こらからはエミールとアルブレヒトと共にいっぱい幸せになって欲しいと思いました。
とても素晴らしいお話で、読んでよかったなぁと思いました。
オメガバなんだけど、無理矢理とかハア⁉︎という差別もなく
大変読みやすい!と読み進めたのですが、ちょうど中盤くらいから、
なにかズレのようなものを感じ始め、さらには1番の大事件の犯人が
気になって、もはや恋愛や出生の秘密どころじゃなくなっちゃった。
なんせ、うまい具合にほのめかしが効いており、犯人は
大体察しがつくのですが、その人があんなことしちゃうの?
犯行後もその態度でそんな行動とっちゃうの??それってもう、
前半のキャラ裏切りすぎで犯人サイコじゃん。
登場人物みんな感情がさらーっとしてる。
主人公2人も、前半はゆっくり恋情育む系なのね、と微笑ましく思ってたけど
アクシデントで結ばれる直前まで、さらってでもものにしたい!とか
身分違いでも想い続けるから〜みたいな激情がイマイチ伝わらず。
恋愛面以外でも、特に受さん、わりと葛藤なく故郷に帰るのを諦めたり、最も理解できないのは、犯人に対しての希薄な感情。
親しかったほど、もう少し煩悶とか憎悪とか憐憫とかぐちゃぐちゃしないのかね。
少なくても、読み手の私は犯人に対して整理できない感情があったよ。
そのうえでサイコ判定。
ほかの方々も同様で、だから当て馬なんだろうけど、
当て馬感が薄かったり、もしかしてあなた当て馬?という
立ち位置不明のキャラがいたり、悪者モブキャラもイマイチツメが甘かったり。
また、少々文章や言葉選びに雑さもあるかな。
と、なかなか物言いが多いのですが、
大まかなストーリーも、登場人物たちも好ましく、かなり楽しめたのたのです。
なので萌はちょっと厳し目評価かな、でももう少し登場人物たちの気持ち掘り下げて〜という希望があったので。