運命のオメガに王子は何度も恋をする

unmei no omega ni ouji wa nando mo koi wo suru

運命のオメガに王子は何度も恋をする
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
25
評価数
7
平均
3.7 / 5
神率
14.3%
著者
はなのみやこ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
ヤスヒロ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
ISBN
9784815532666

あらすじ

リューベック王国・王立魔法学院で学ぶリーラは平民ゆえに、王族や貴族の子女ばかりの学院内では浮いた存在。さらにオメガという大きな秘密を抱えていた。ある日、二年先輩のアルブレヒト王子に秘密を知られてしまうが、彼は偏見をもつことなく友情を育んでくれヒートに陥った夜には抱いてもくれた。そうして一夜の契りでアルブレヒトの子を身籠ったリーラ。しかし、愛を誓いあったアルブレヒトは五年間の記憶を失ってしまい…。

表題作運命のオメガに王子は何度も恋をする

アルブレヒト・リューベック、第一王子
リーラ、地方農村出身の魔法学院特待生

レビュー投稿数2

過去を忘れても繋がる想い

今回は無尽蔵の魔力をもつ王国の第一王子と
医師を目指す平民の特待生のお話です。 

秘密を抱えてに進学した受様が
攻様の大切な人となるまで。

この世界には男女以外に
2つ目の性として3つのバース性が存在します。

大多数を占めるのは中庸なベータで
全人口の1割に満たないアルファは富裕層に多く、
更に少ないオメガは男性も妊娠出産が可能ながら
発情期の為に最下層とて位置づけられていました。

しかしアルファを育むオメガの地位は徐々に向上し
今では薬で発情中も日常生活が送れるようになるものの
差別意識が全くなくなったわけではありません。

大陸で最大の領土をもつリューベック王国は
自らも強い魔法使いだった始祖王が
迫害される魔法使いを保護し、
その魔法の力で王国を発展させます。

魔法力は遺伝によって引き継がれる事が多く
優秀な魔法使いの卵が通う王立魔法学院は
倍率が高く、魔法力と共に高い学力を始め
多くの素養が求められるが故に

在籍する生徒のほとんどは王族や貴族、
裕福な家庭の子息であるアルファで
ベータですら僅かです。

そんな中で医師の養父の後を継ぐため
学院の特待生となった地方の平民である受様は
かなり浮いた存在でした。

今の学院には時代の王候補である
第一王子と第二王子も在籍しています。

第二王妃を母に持つ第一王子である攻様は
始祖王も超えるほどの潤沢な魔法力を持ちながらも
気さくな人柄で誰にでも分け隔てなく接するため
絶大な人気を得ていますが
受様には苦手意識が先に立つ存在でした。

実は受様は入学した当初、
攻様に魔法力の低さを指摘されて
学院生活を危惧する言葉を放たれていたのです。

ところが魔法戦の実技授業での出来事が
攻様の考えを変えさせることになります。

魔法戦は武器をつかわず魔法力のみで
相手を倒す実技ですが

少ない魔法力しかない受様に負けた事を
認めない対戦相手に灼熱の炎を放たれ
危機に陥ねはずの受様を救ったのが
攻様だったのです。

受様も攻様に認められた事を喜びますが
ある秘密を攻様に知られてしまい
再び学院生活の危機を迎えてしまうのです。

果たして受様は無事に医師になれるのか!?

養父と村のために医師になりたい受様と
第二王妃の産んだ第一王子である攻様の
王宮オメガバースになります♪

はなの先生のお話というと
王宮モノというか王族(とか立場が上な)攻様と
身分差のある受様のカプが定番な印象です。

読者が予想する展開をあまり超えるない
安心の王道路線なので安心して
受様の境遇や不幸を楽しませて頂いております。

どう見ても受様がモテ過ぎだし、
受様母も攻も記憶喪失ってあり!?とか
受様が肝心なところで引っかかってもスルー!? とか

敵役は最後まで悪、
味方は離れても反省して戻ってくるとか、
突っ込みどころはけっこうありましたが

良くも悪くも攻様や受様にやきもきするのも
絶対的なハピエン路線が約束されているからだと
思えるのでとても面白かったです。

予想を裏切られる楽しさと予想通りの嬉しさと
どちらが好みかによって評価は分かれると思います。

0

許す強さ、生きる強さ、飲み込む強さ

記憶喪失モノに惹かれて購入。

楽しく読んだ部分が大半だったけれど、
展開が読めるというか読めちゃいすぎるというか…。
"ここ伏線ね!"ってラインマーカーが見えちゃって。
好みの問題ですがちょーっと面白みに欠けていたかな、と。

ただ設定は個人的にすごく好みで
ホロッと涙する場面もあって良かったです。

また不憫受けが無条件に攻めから愛されるのではなく、
芯があって自分で開拓していく強さも好感が持てました。
許す強さ、生きる強さ、飲み込む強さ。
柔らかく微笑みながら強さを感じる受けが良きです…!!


さてさて。

受け:リーラ(Ω)
農村出身の平民は魔法学校では異例の存在。
しかも特待生で成績優秀+目を惹く美貌の持ち主。
魔法学校は成り立ちゆえにαが多くΩが入学することはまずあり得ません。
(リーラはβと偽って入学しています)

そうまでして魔法学校に通う理由に高い志がありました。

攻め:アルブレヒト(α)
国王の息子。王子様で多大な魔法力を持っています。
自分にも他人にも厳しく、
未来の国王として人格も備わっている硬派なお人です。

いろいろと恵まれているアルブレヒトからすれば、
魔法力が弱いリーラが無理してまで学校に通う理由が分かりません。

最初は厳しい言葉を投げつけるんですがリーラの高い志に感銘を受けます。
また、リーラがΩだと知ってさりげなくフォローをし気に掛けるようになって。

そんなある日トラブルにあったリーラが発情し、
アルブレヒトと初めて身体を繋げてーーーーと展開します。


とても印象的だったのはアルブレヒトの硬派っぷり!
校内で浮いていたリーラを守り甘やかすのではなく、
厳しい言葉で現実を伝え、リーラの心を奮い立たせる。
リーラなら出来ると信頼している証のようにも感じてグッときました。

それでいて裏ではしっかりフォローはしててw
厳しいけれど優しいアルブレヒトの人柄がカッコイイ!!

リーラも柔和な雰囲気だけど元来は負けず嫌い…?
全寮制の学校という閉塞空間での嫌がらせに負けず、
アルブレヒトとの交流を心の支えに頑張る姿にホロッときました。

そんな彼等ですが付 き 合 っ て い ま せ ん 。
表向きは純粋な先輩後輩の仲のままどんどん話が進み、
ラブが始まる空気がねぇぞ??(ФωФ?)と不安になる;;

んで、ようやくッ!ですよ。
ようやく彼等が愛を育もうとし始めた矢先に… ( -”-)g

前半は信頼関係が築かれる様子をリーラ視点で。
後半は両片思いの切なさをアルブレヒト視点で。
記憶喪失によって変化する関係が切なくて萌えました(;///;)

彼等が成就するまでに様々な妨害があるんですが、
それらすべてを許すリーラの芯の強さも印象的でした。

妨害の黒幕だったり、アレとコレが繋がる関係だったり、
伏線が見えて盛り上がりに欠けたかな?というのはある。
でもΩが過剰に弱くも強くもなくフラットに描写され、
記憶の無いアルブレヒトと記憶があるリーラの交流は切なキュンを堪能。
良かったです!(∩´///`∩)

7

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