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表題作王子様と愛され初恋二重奏

ルフィード・アルヴァンス国第二王子
秋河連音・日本人留学生・22歳

あらすじ

プロのフルート奏者を目指してアルヴァンス国に音楽留学中の連音。
彼が心を奪われた華麗なピアノの音色は、この国の王子・ルフィードのものだった。その王子から、彼の兄嫁で日本人の奈津香の話し相手として王宮に来て欲しいと頼まれた連音。
絢爛な王宮でのお茶会や、ルフィード王子の三歳になる甥、リアムの子守りなど、夢のような留学生活で――。

作品情報

作品名
王子様と愛され初恋二重奏
著者
伊郷ルウ 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784344844735
2.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

内容の薄さに驚き

なんとなく読んでみようと思って手に取った作品だったのですが、あまりの内容のなさに驚いてしまいました。新人さんなのかと思い検索する始末。
環境のことや恋模様も書かれているのですが、話に厚みがなさすぎて読み応えを感じません。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
舞台はアルヴァンス国。
王立音楽学院に奨学生としてやってきた受けと、王国の第二王子である攻めのお話です。
このほかの登場人物として、王国の国王、王妃、その子が出てきます。

話の進みは、音楽のセッションを通して心を通わせながら、王妃や子の相手をする場所でも顔を合わせていくような感じで距離を縮めていきます。
感じたのは、王妃と子のお世話に比重が置かれていたこと。そこが中心になってしまっています。
音楽はさらっと触れられているだけ。
さらに心を通わせるといってもあまりに表面的すぎました。ほとんどが容姿のことばかり。もちろんそこが恋のきっかけになることは理解できるのですが、そのあと”恋”だと自覚する部分が弱く拍子抜けしてしまいました。

音楽の波長が合うから...という理由もあるとは思いますが、感覚的すぎて私は理解できません。
おまけにいくら第二王子で、王国の跡取りが既にいるとはいえ、王族の人間と恋をするというのは並大抵ではないと思います。そういう部分が全く書かれていないんです。
ちりばめられている要素がうまく話に織り込まれておらず、その設定必要なの?と疑問に思ってしまいました。

あまりの言いように申し訳なくなりますが、編集者さんはどこを推したかったのだろうかと疑問に思いました。
挿絵が美しくて、子どもが可愛かったことが唯一の救いです。

2

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