コミック

  • 恋をするなら二度目が上等(1)

恋をするなら二度目が上等(1)

koi wo surunara nidome ga joto

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作恋をするなら二度目が上等(1)

岩永崇,くわせ者の大学准教授で元恋人
宮田晃啓,ビジネス書の編集者

その他の収録作品

  • 番外編(描き下ろし)

あらすじ

木下けい子が贈る、クセ者大学准教授×ビジネス書編集者の、再会ドラマティックLOVE♡

執筆を依頼した相手は、黒歴史と化した元恋人──!?
ビジネス書の編集者となってはや十年目の宮田。新しいコラム原稿の依頼で、
売れっ子の大学准教授を訪ねるけれど、その男・岩永はなんと、
宮田が高校時代に駆け落ちを約束しながら、揶揄われたと知って逃げた相手だった……!!
「昔みたいに先輩って呼んでよ」──昔と変わらず食えない笑顔を向けてくる岩永に、
今度は仕事相手として振り回されることになり…!?

作品情報

作品名
恋をするなら二度目が上等(1)
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
恋をするなら二度目が上等
発売日
ISBN
9784199607967
4.3

(117)

(59)

萌々

(39)

(17)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
23
得点
504
評価数
117
平均
4.3 / 5
神率
50.4%

レビュー投稿数23

これぞ、大人の恋の醍醐味ですよ!

木下先生お得意の、初恋再会もので拗らせ系です。

で、こちら、30代×30代なんですよね。
出会った時は高校生とまだ子供でも、再会した今は、もうしっかり大人なんですよね。

それぞれの生活があって、仕事があって、人生がある。
もう高校生じゃ無いから、本心を隠して上手に取り繕ってしまえるし、何もかも捨てて胸に飛び込んでゆくほどの無鉄砲さも持てない。
でも、逆に、大人だからこそのしぶとさやしたたかさも身に付いている。

そんな、臆病でロマンチックでちょっぴりほろ苦い、大人達の恋愛がガッツリ書かれた作品でして!
木下先生の作品が好きなんですけど、個人的にこのパターンが一番ツボなんですよー!
スマートに見えて意外に不器用な攻めも、しぶとい受けも、そしてそんな二人の一筋縄では行かない恋愛も、もう萌えまくりですよー!!


内容ですが、ハイスペな大学准教授・岩永×ビジネス書の編集者・宮田による、初恋再会もので拗らせ系です。

新しいコラムの原稿を依頼しようと大学准教授・岩永の元を訪れた宮田。
なんと岩永は、過去に駆け落ちを約束した先輩で元恋人だったんですね。
で、その「駆け落ち」が、純粋だった自分をただからかうもので、賭けの材料だった事を知り、黒歴史として封印して来たー。
しかし、再会した岩永からは、再び振り回されー・・・と言うものです。

岩永がとびきりの美形で優秀、そしてくわせ者。
宮田が拗らせ系ですが、意外としぶとくて根は乙女って感じになります。

こちら、基本的には大人になって再会し、受けを再び手に入れたい攻めと、二度と関わりたくない受け。
この二人の攻防がコミカルテイストで綴られ・・・ってお話なんですね。
こう、仕事上で立場が弱い宮田は、相変わらず振り回されまくるんですね。
パソコンが壊れたからと原稿を取りにこさせられ、財布を忘れたとレストランまで呼び出されって具合で。
ここでのタヌキそのものの岩永の言動が面白いなら、笑顔をひきつらせている宮田の反応も楽しいと言いますか。


が、この作品の面白さは、実は随所で入る過去の悔恨だったり、大人だからこその弱さの描写にあると思うんですよね。
実は岩永が過去に「駆け落ち」を約束した理由ー。
誉められた事では無いのですが、彼は彼でまだ子供で、愛情の確かめ方が愚かだった。

私は普段、受け贔屓でして、受けを傷つけるクズ攻めには1ミリも共感出来ないのです。
が、こちら両視点で進み、わりと早い段階からそんな岩永の本音が分かる為、なんともほろ苦くて切ないのです。
妙に共感しちゃうのです。
岩永にも肩入れしちゃうのです!
こいつ、すごくスマートで器用見えて、実は結構不器用じゃ無いかよ!と。

また素敵なのがですね、大人だからこその臆病さや弱さがあると共に、逆にしたたかさやしぶとさと言うものも身に付いてる所でして。
多少の事では動じたりしないし、諦めも悪くなっている。
まぁそんなワケで、今度こそと宮田を口説く、岩永のしぶとさにニヤリと来ちゃうと言うか。
何だろう・・・。
これぞ大人のロマンチックじゃね?と。

えーと、こちら、続きもので一巻になります。
宮田も大人になった分、簡単には流されずしぶといです。
いや、一回流されて際どい所まで行っちゃってるけど。
なので、二人の恋愛は、まだまだこれからって感じになるんですけど。
ラストで、ようやくスタート地点に立ったって感じで。
こう「燃える」と、不敵な笑みを浮かべる岩永がカッコよすぎるぞー!と。
そして、勇ましく闊歩して行く宮田に、ニヤリとしちゃうぞー!って感じで。

とりあえず、続きが楽しみで仕方ないです。

16

三十路越えると素直になれるわけないよね!

すごく面白かった!
30代の男ふたり。高校生時代の先輩後輩が再会して、あれやこれやなんて、まず面白くないわけありませんよ~

ビジネス誌の編集者の宮田は、新規の連載コラムを担当する事になりまして。
ところが、依頼先は過去の初恋の相手だったんですよ。
でも、初恋なんて今や黒歴史としちゃった宮田にとってみれば、甘い再会じゃないわけで。

大学の准教授をしていた岩永は、初恋相手。顔がとにかく良い、キツネかタヌキのように化けるネコかぶりの人!(宮田評!)

とにかく、ふたりの会話が面白いんですよ~!
ほんとは、岩永の態度や会話や表情に、心が跳ね上がっちゃっている宮田。でも、黒歴史初恋と思っている岩永に素直に靡くわけにはいかないんです。

社会に出て、東京砂漠にもまれた宮田。なかなかな返しで岩永を躱し続けます。

易い自分じゃないんです!なーんていいながら岩永の案外ストレートな求愛に、ぐらり

ホテルのバーラウンジ、嵐で帰れなくなって急遽の岩永宅のお泊まり、個室での食事!

いやいや、やばい。もうちょい若かったら関係進めちゃうよね?
岩永の近くには、宮田を敵視する助手の白石。クソビッチなんて言われたり。だけど、処女だしね!宮田。
何だか、白石はこれからも警戒必要な感じですし。

お泊まりで、ちょっとえっちな事しちゃうんですが、岩永は結構本気出していますよね…
攻めの本気を感じます❤

白石にも、ビシッと話をしますし。
ただ今後に響く感じがびしびし。

ですが、三十路といえ過去のピュアな時代の気持ちは、消したくても消せないと思います。

かえって、存在は大きくなるような。

次巻で宮田の意地が解れるのか、岩永がもうちょい必死さを見せてくれるのか。
楽しみで仕方ありません~!

11

キャラ&ストーリーが素敵

木下けい子先生の作品で、一番好きかもしれません!!

大人×大人の再会恋愛モノという設定だけでも大好物ですが、
なによりストーリーが面白いです。ときめき&先が気になりすぎて、胸がドキドキしました(*^^*)
攻め、受けともに人間味があって一筋縄ではいかない感じがとても良いです!!

続きが楽しみすぎます

5

火がついた

(1)て書いてあるよね?続くよね?て何度も確認してしまいました。
「燃える」て言い切った岩永先輩の顔つき、さいっこーーーーでした。さあこれから本気で攻略来て!!!てとこで終わり。数字はついてても続刊あるものなんでしょうか、すぐ読みたい…!番外編が平和過ぎて、終わっちゃうの!?て心配になりました。

すごくすごく傷ついた宮田くんが、今でもまだ先輩の言葉に真新しく傷ついていく場面が切ない。
でも逞しく育った宮田くんの暴言…というか啖呵というか、どんどん喧嘩ふっかけてるとこが可愛すぎて大好きです。
ものともしない先輩の、話聞かないとこがまだうわ手かな?
流されないぞと踏ん張ってる宮田くんを、本気の先輩がどう落としていくのか、今いちばん続刊を待っている作品です。

木下先生の描かれる涼しい目元や頑固な鼻筋、カサついた身体はいつまでも眺めてしまいます。

5

岩永さんが宮田くんをどう攻略するのか・・・

高校時代に付き合っていた(好き合っていた?)2人が時を経て再開。
昔の宮田くんならすぐに心を許していただろうに、年齢を重ね捻くれたせいか、そう簡単には落ちません。
そんな宮田くんを振り向かせようとちょっかいを出す岩永さん。
本気なのに本気にしてもらえないもどかしさ・・・
これから岩永さんが宮田くんをどう攻略していくのかが今から楽しみです。

木下先生が描かれるプレイボールな攻め、どこか捻くれ者の受けが大好きなので、楽しく読めました。
2巻も期待しています!

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP