特典

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獣使いは守護獣と愛を誓う コミコミ特典SS小冊子 駝鳥と綺羅と皇子様

kemonotsukai wa shugojyuu to ai wo chikau

商品説明

文庫発刊記念・コミコミスタジオ購入限定特典書き下ろし小冊子
A5サイズ全12頁(内小説7頁)
琉央が大好きな駝鳥が青麟と張り合うお話です

作品情報

作品名
獣使いは守護獣と愛を誓う コミコミ特典SS小冊子 駝鳥と綺羅と皇子様
著者
月東湊 
イラスト
榊空也 
媒体
特典
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
獣使いは守護獣と愛を誓う(但コミコミスタジオ購入のみ)
4

(2)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

琉央の1番は譲らない!!

本品は 『獣使いは守護獣と愛を誓う』のコミコミスタジオ
限定特典小冊子です。

本編後、琉央が守護獣守りに任命される1月前のお話です。

琉央は青麟の「側仕え」で守護獣の「世話係」となりますが
それらの仕事がない時間帯に王妃の獣の世話や畜舎の手伝いを
する事を許されています。

今日も畜舎のある一角で職人達と琉央が休息がてら話をして
いると、大きな駝鳥が近寄ってきて琉央の背中にすりっと頭を
擦りつけてきました。

甘えた様子ですりすりする駝鳥を見て職人達は感心しきりです。
というのもこの駝鳥は職人たちの誰にも慣れずに乱暴ばかりで
扱いに困っていたのです。

琉央が散歩を強請る駝鳥に苦笑していると、突然青麟が現れて
琉央達はびっくりしてしまいます。職人達はたちはいっせいに
頭を下げ、琉央は何か急ぎの用事を見落としていたのかと焦り
ますが、時間が空いた青麟が琉央の獣使いの仕事を見にやって
来たようです。

駝鳥を興味深そうに見る青麟に琉央もにこやかに説明をしてい
ましたが、おとなしかった駝鳥がいきなり青麟の頭に嘴を振り
下ろすという暴挙に出ます。除けられると肢を振り上げて威嚇
し始め、琉央は首に腕を回して押し留めることになります。

「けっこう気が荒い獣なのだな」と青麟がつぶやくと、職人達は
笑って駝鳥は琉央が大好きなので、青麟が琉央と親しげ話して
いて嫉妬したのだろうと苦笑します。

「駝鳥は琉央の恋人気取りで甘えているから」と言われた青麟は
くるりと身を翻して畜舎から去っていき・・・

A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)で2段組12頁のボリューム
で青麟と駝鳥が琉央を巡って対峙するコミカルお話です。

いきなり去っていった青麟に職人達は何かまずい事を言ったかと
あわてますが、琉央は青麟が拗ねて去っていったのだと判り
ため息をついてしまいます。

駝鳥は再び琉央の気を引こうと髪を引っ張り出しますが、急に
動きを止めて遠くを凝視し始めます。訝しがった琉央が目をやる
と大きな真っ黒い獣が歩み寄つてきていたのです。

なんと青麟は琉央の所有権を主張するために守護聖獣となって
やってきたのですよ♪

駝鳥の前に辿り着いた青麟は琉央と駝鳥の間に割り込んで駝鳥を
凝視して退け、満足げに帰っていきます。その後、青麟の部屋に
戻った琉央は呆れて苦情を言いますが、青麟の悋気は消えません。

ですが、琉央に綺羅で威嚇しなくても自分は青麟のものなのにと
言われると満面の笑みを浮かべて琉央をドキリとさせる

・・・という青麟の独占欲をコミカルに描いたお話でした。

琉央と出会うまでは気難しいと言われていた青麟が、わざわざ
聖獣になってまで駝鳥に対抗するのが面白いすぎですよ。

そして頑なだった青麟の心が琉央と接する事で確実に解けて
いってる事が伝わるSSでもありました (^-^)v

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