獣使いは守護獣と愛を誓う

kemonotsukai wa shugojyuu to ai wo chikau

獣使いは守護獣と愛を誓う
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

28

レビュー数
3
得点
54
評価数
11
平均
4.9 / 5
神率
90.9%
著者
月東湊 

作家さんの新作発表
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イラスト
榊空也 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
価格
¥700(税抜)  ¥756(税込)
ISBN
9784344844575

あらすじ

獣使いの琉央は奇縁により宮中で皇子が飼う獣の世話係となる。年下の皇子と絆を深めるうち、この国の守護獣の悲しい運命を知り?

表題作獣使いは守護獣と愛を誓う

青麟、聖華国皇子、17
琉央、天空雑技団の獣使い、19

その他の収録作品

  • 皇子は獣使いに愛を誓う
  • あとがき

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レビュー投稿数3

母は強し!

中華風ファンタジー。

聖華国の皇帝には五人の子供がいて、末息子には秘密がありました。

身分制度が絶対な時代、城外にすら定住することを許されない流民達は、技芸で娯楽を提供することで国中を転々とするしかありませんでした。流民で天空雑技団の獣使いとして生きる琉央は、雑技団の見物に来た王妃にその才能を買われ、皇城に登ることとなります。

末の皇子の青麟は美しい青色の瞳をしていて、彼が飼っている猛獣も同じ瞳の色。琉央は名前のないその猛獣に綺羅と名付けて心通わせますが、寡黙な皇子はなかなか笑顔を見せてくれません。そのうちに、琉央が綺羅を可愛がる様子を青麟が密かに喜んでいたことがわかって…

榊空也先生の繊細なイラスト効果も相まって、まるで草食系な青麟と琉央の、すぐにラブには進まない慎ましさが好印象でした。(獣のお話なのに笑)獣と人間だからこそ、一線を引かなければならない。宿命を背負ってしまった青麟の葛藤がもどかしいです。

青麟が十七歳、琉央が十九歳で知り合い、青麟の方が琉央よりも少し小柄だったのが、三年後にはちゃんと逆転してくれてました。青麟の綺羅に対するジェラシー度が微妙に上がっているのも萌えプラス♡

青麟ファミリーがとってもステキです。それも、ストーリーを引っぱる珍獣ハンター王妃の存在感が特に!キャラは強いけれど影の女帝のような支配者的な暗さはなく、よく笑うお茶目なひとで、読んでいて何度も救われました。終盤、皇帝と互いに信頼し合っている絆がよく伝わってくるところにも。

彼女の母性愛と懐の深さがなければ、物語はハッピーエンドに至らなかったのではないかな。

久しぶりに歴史ファンタジーの世界に浸ることができて、大満足でした♡

2

年下皇子が可愛い

じわじわと懐いていく攻のツンデレ年下皇子が可愛いです。
受より背が低いことを気にして受の頭をぐいと引き下げて自分は背伸びしてキスするとか最高。
ひたすら大人な年上受も良かったです。主従ものなので年上が従なのも萌えました。

2

生きる為に、足掻き続けるのです

哀しい運命を背負った皇子と、そんな彼が唯一心を許した流民との、切なくてとても優しい愛の物語です。
中華風ファンタジーになります。

月東先生と言うと、わりと痛い設定がブチ込んである事が多いと思うんですけど。
今回も、まさにそんな痛くてやりきれない運命を、攻めが背負っています。
ただ、その中でしっかり愛も描かれていて、すごく優しくてあたたかいお話でもあるんですよね。
ラストでは、思わずホロリと来ちゃったりして。
と、とても切ないのですが、その分感動も与えてくれる、とても素敵な物語。
月東作品が元々好きですが、今回は特に好みでした。


内容ですが、聖華国の末の皇子・青麟×流民で獣使いの琉央による、中華風ファンタジーで身分差もので主従ものです。
シリアス寄りですが、二人の恋愛部分はとても優しくて甘いです。

雑技団で獣使いをする琉央。
珍獣好きの変わり者の王妃の命令により、宮中に上がる事になります。
そこで、末の皇子が飼っている大きく美しい獣の世話を任され、その獣と心を通わせてゆく琉央。
そんな中、その獣が聖華国の守護獣であり、皇子との哀しい運命を知ってしまいー・・・と言うものです。

まずこちら、しっかり作り込まれた設定だったり、世界観が面白いと思うんですけど。
宮中に現れる謎の獣。
末の皇子に、満月になると訪れる変貌。
そして、守護獣と皇子の哀しい運命。

う~ん・・・。
この運命ですけど、かなり痛々しいものなんですよ。
えーと、代々皇族の一人が受け継ぐものなんですけど、人間には重すぎると言いますか。
要は国の為の犠牲と言いますか。

とまぁ、そんな過酷な運命を背負い、そのせいですっかり感情を無くしたかのような若き皇子・青麟(17才)。
ここに、獣使いである琉央が表れた事により、彼の毎日に変化が訪れ・・・って所でしょうか。

この聖華国ですが、身分が絶対です。
幼い頃に「一生を獣と共に過ごす」と予言された事と、不吉な双子だった事から、捨てられて雑技団で育てられた琉央。
身分としては流民が一番低いのですが、その中でも獣使いが最底辺なんですね。
その為、彼は一生獣の世話だけをして、生きて行くと思っていた。
いや、とても前向きで柔軟な心の持ち主なのです。
何故か獣から好かれ、彼自身も獣の世話をする事が大好きで。

と、その柔軟な心のありようで、自分より年下の皇子と心を通わせて行く琉央。
このパートがとても素敵でして。
最初は無表情で何を考えているかさっぱり分からなかった青麟。
それが、少しずつ少しずつ感情を表に出すようになり、不器用な好意をしめす。
こう、まさに野生の獣がなついていくようと言いますか。
いや、年下攻め可愛いな!と。

ここから、皇子の獣の世話係として穏やかな時間を過ごす琉央。
しかし、満月の夜、何故か発情した獣から無理矢理犯され・・・と続きます。

この獣の暴走がですね、皇子の哀しい運命とも密接に関わってるんですね。

これ、ネタバレを避けたいと思うんですけど、そうなると萌えどころが語れんがな・・・。
月東先生の作品ですが、設定がすごく複雑で面白いんですよ。
ただ、萌え処がそのネタバレと直結してて、自由に「ここが萌えた。あそこが萌えた」と語れない!
そこが一番語りたいのに・・・!

まぁとりあえず、すごく深くて優しい愛の物語でしょうか。
二人の恋愛部分だけでは無く、親の愛と言うのもまた、深く感じさせてくれて。
あとですね、主人公である琉央が、とても魅力的なのです。
こう、運命だと諦めている部分がある青麟をですね、叱咤激励して共に生きる未来を諦めないと言いますか。
そう、誰しも生きる為に足掻き続けるのです!!

と、めちゃくちゃ素敵な作品でした。
いや、ラスト1ページにホロリと来ちゃったりして。
えーと、この二人の物語が聖華国の歴史の1ページとして語られるんですね。
こういう終わり方って、なんだか胸に込み上げてくるものがあって、ホロリとしちゃうの私だけですかね?

7

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