電子限定おまけ付き
強引天然パワースポットの龍神様の鱗と、その鱗に嫁として祖母に差し出された強気な小説家の智治。
古から伝わる龍の嫁取り婚姻譚の続編です。
あんなに鱗を煙たがっていた智治の心情の変化や鱗の智治を思うがゆえの行動など、丁寧で非常にきめ細やかな描写の中ふたりの縮まっていく距離…。
本当に心が揺らいだり解けていく描写がお上手で、否応にもぐんぐん引き込まれていきます。
鱗の身体の変化を目の当たりにして鱗の気持ちの深さと鱗への想いを再確認した智治。
そしてとうとうふたりが初めて交わるシーン…!
もう、兎にも角にも美麗…!!
いや、もちろん全部美麗なんですけど、情事のシーンはずば抜けて美しい〜…。
厳かながらも非常に妖艶です。
贄として苦しませぬように早々に済まそうとする鱗にきちんと向き合ってしっかりゆっくり抱き合いたいと伝える智治。
鱗の愛撫に全身で感じてしまう智治と、黒く変化していた龍の姿が智治に受け入れられる事で浄化?され表情に優しさが戻った鱗との情愛が溢れた交わりのシーンは本当に綺麗で見惚れてしまいました。
鱗のウロコ(触れて感じたのは逆鱗なんですかね?)を愛おしそうに智治が舐める所、好きです。
気持ちが繋がり身体が繋がった2巻。
ふたりの選んだ道はこの先どうなるのでしょうか…
また次巻を待ちたいと思います。
とにかく攻めの水神様がめちゃくちゃ可愛い!!かわいい!健気!
しかし、えっちのシーンではちゃんと男らしい!最高!!
もうね、とにかくワンコ攻めが好きな方には是非読んでいただきたい。いや、これは果たしてワンコ攻めなのか…?水神だしな…(??
いやいや、それはさて置き。
一巻から一気に読んだのですが、一巻ではなかなか受けのちはるくんがデレてくれなくて焦れたりもしましたが、その分、二巻でのパッションがやばかったです。
読みながらニヤニヤが止まりませんでした。
ストーリーとしても綺麗にまとまっていて、絵も本当に美しいし、キャラの表情に引き込まれるし、脇キャラの稲荷様や天狐ちゃんも可愛くて、大好きなお話になりました。
3巻が楽しみです。
『神様のウロコ(1)』の続編です。
水神で白銀の龍 鱗(リン)と小説家の泉妻 智治の伝承に纏わるお話。
前作の続きから始まります。
恐ろしい姿をした狐に一瞬で目を傷つけられた智治。
その瞬間に現れた麟さまは血だらけの智治を見て激昂します。
狐に稲妻を落とし、痛めつけ、苦しみを味わわせます。
その時、智治の愛犬うららがどこかへ走り出しました。
いつの間にか意識を失ってしまった智治が目を覚ますと、鬼のように変わった麟さまに抱きかかえられていました。
あまりの変わりように驚く智治は、なんとか麟さまを止めようとします。
智治の声で正気に戻った麟さまに、狐が攻撃したところで何者かに阻止されました。
それは、うららが呼びに行った稲荷神(巫女の姿をしたお婆さま)でした。
どうやら狐は稲荷神の配下だったようです。
家の一部を壊された智治はまた気を失ってしまいます。
麟さまは稲荷神に挨拶すると、龍に戻って智治と幸太とうららを連れ、泉へ帰りました。
智治が次に目を覚ますと、泉の中で麟さまに手当てをされていました。
目の傷は治っていますが、背中に麟さまが抱きかかえたときの手形(龍)が痣となって残っていました。
一方、幸太は、狐には自分に化けられ、龍になった麟さまと空を飛び、巫女のお婆さま(稲荷神)は宙に浮いている…いろいろなモノを見てしまい、頭の中がグチャグチャです(笑)
稲荷神が連れてきた狐(天狐)は尻尾を取られて、ほとんど普通の狐の姿になっていました。
ちなみに、天狐は九尾だったのでしょうか…。
智治が天狐に襲った理由を尋ねると、麟さまのためだったようです。
「そんな生贄 今すぐ沈めてしまえばいいのに どうしてしないの?」
麟さまは答えます。
「この方は「生贄」ではなく「大切な人」だからです
この方と愛し愛される「家族」になってみたい」
天狐は智治に容赦なく突きつけます。
「おまえは麟さまのために人間を辞めて泉の底までついていける?」
麟さまにとっても智治にとっても、どうしようもない現実が立ちはだかります。
神様と人間
智治と愛し愛される関係になりたい麟さま
うららや友達、仕事も含め人間を辞めることはできない智治
2巻は見どころが満載なのですが、
一番は、やはり麟さまと智治が結ばれたシーンです♡
もはや、麟さまが人間の姿を保つことが困難になっていることを知った智治は、麟さまを「受け入れる」ことに承諾します。
でも、稲荷神に麟さまとの縁切りを持ち掛けられて動揺した智治は、すでに麟さまに魅かれていますよね。
麟さまと智治のHは、愛しさとエロさが溢れていました。
智治は、男性はもちろん、神様とHは初めてですが、今まで「生贄」としての行為しか経験がない麟さまに、優しくゆっくりと「恋人」としての行為を教えます。
智治からおでこにキスをされた麟さまは驚いた顔をしていましたね。
きっと、Hの後にキスをされたことがないのでしょう。
日ノ原先生の絵が綺麗だから、ぜひカラーで見たい!!
麟さまのウロコとかキラキラしているんだろうな。
最後は、麟さまの泉で「あなたが好きなんです 諦めたくない」と告白する智治。
麟さまは喜びのあまり、泉で噴水ショーをしてしまいます(笑)
人間を辞めない、でも、あなたのことも諦めたくない
この先、麟さまと智治はどのように難問に立ち向かっていくのでしょう。
ラストの麟さまの幸せそうなお顔に思わずウルウルしちゃいました。
麟さまと智治の最初の出会いはいつなのか?
祖母の「願い」とは何か?
智治はどうして家を出たのか?
祖母の家はどうなるのか?
幸太と天狐に友情は芽生えるのか?
伝承の龍は娘を背に乗せて天へ…その先は?
まだまだ気になる伏線もいっぱいです。
次巻もとても楽しみです。早く読みたい(泣)
来た!来ました~!
第1巻では出会いから、竜神の鱗の可愛さと健気な様子を見せてもらってました。もちろん、それはそれ。よろしいのですよ!
だけどね、やっぱり智治と鱗のB Lifeじゃなくて、B Loveを全面的に期待しているわけです。
今回は堪能出来ます。
ただ、堪能するまでには鱗が竜神として生きてきた経過を無視しては通れません。
あくまでも、智治は嫁と呼ばれつつも贄。
今まで、贄を贄としてきた竜神の鱗は、智治とは単なる贄と捧げられる神の関係ではいたくないのです。だけど、嫁=贄で普通の人間でしかない智治が嫁ぐのは命を捧げると云うこと。
智治と鱗の葛藤が、切ないです。鱗が人間の姿を保つには精を得なければならず。
で、とうとう智治が決心するのです。
さて、帯に在るように精を得る、与える行為は鱗にとっては力を得ること。
竜神モードで、始めちゃいますが2人には自覚しないけど、確実に愛が有ります。
愛しいさを分け与え合うセックスですよ!
も~所々が竜神の身体的特徴が発現しちゃう鱗が素敵です!
智治は、強いな。男前受けなんです。鱗の臆病な気持ちすら受け入れる。
是非とも、2人の初めてのセックスを確認していただきたいと思いました。
勝手に、この巻で終わりかなと思っていましたが、まだまだ続きます。
智治の幼馴染みの司の事も気になりますね!
司、どうかしたのか?次は出番多そう。
ひとまず、来たのは鱗と智治の新たな関係ですよ。もう、甘いやら切ない気持ちやら凄いので。
早く続きが読みたい。異種婚姻譚は世界観にはまるかどうか。
私は、はまりました❤️