条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
11ninme no koibitokun
31才のおとこの娘にときめく。
31才の、おとこの娘、に、ときめく。
あまりの衝撃に、自分の脳がバグを起こしました。
忙しすぎて、付き合った彼女に見限られてばかりの塾講師・佐野。
社会人になって10人目の彼女に電話で別れ話をされていたとき、目の前で女子高生に手をあげる不届き者と出会して…。
士(つかさ)が120%反則です。
31才、コスプレ風俗に勤務するおとこの娘。
見た目だけでは完全に少女漫画の主人公です。
小柄で柔らかそうな体に、うるうるきらきらの大きい瞳、プルップルのくちびる。
なんですか、この生き物は。
ついぞBLで見かけるとは思いもしなかった生命体がそこにいました。
女の子にしか見えない登場人物が出てくる作品は、わたしにとって要審議案件。
女の子にしか見えないなら女の子でいいじゃないかとか、それなら少女漫画を読むわいと思っていたので、ショタっぽい風貌の受けが「可愛い」「可愛い」と愛でられるのも苦手でした。
そもそもわたしがBLを読むのは、同性を好きになったせいで感じる行き場のない切なさを疑似体験したいというデバガメな目的なので、周囲からも男女のCPとして認識されて、お天道様の下で堂々と手を繋いで歩けるような見た目の2人じゃだめだと思っていたんです。
萌えた…。
わたし、おとこの娘で萌えた…。
もちろん最初からすんなり萌えたわけではなくて、きゅるんきゅるんした生き物に「うーむ…、これは…」と思いながら読み進めた結果、あまりにも佐野がときめくから、旅は道連れ的に萌え始めたのがきっかけで。
そこからつかさの悲しすぎる過去の回想や、佐野に会う前にばっちり女装装備する心情なんかが見えてきて、同情的になっていたところで、ダメ押しが来ました。
佐野とデートに出かけて、薬指に指輪をはめた瞬間の表情と台詞。
ここで完全にやられました。
健気じゃないかと。
恋心を利用されて、弄ばれて、ボロボロになったせいで、しあわせ感度がものすごく良すぎるつかさに、おばちゃんが飴ちゃんあげようね?とにじり寄りたくなってしまった。
ただ。
BLという観点で言うとやっぱり要審議ではあるのです。
佐野はひたすらつかさの外見にやられてます。
性別を超えたかわい、とは言え、完全に女の子に振り切った外見。
さらにつかさを高校時代から知る友人に「本気を見せろ」と言われて、踏み出した一歩が理想論すぎるんです。
同性同士という躊躇いが一切ないのは、佐野から見てつかさが「女の子」にしか見えてないからじゃないかと思ってしまう。
実際周囲の反応も「女の子」に対するソレ。
果たしてこれはBL?それとも可愛い女の子にたまたまついてないものとついてるものが違うっていうだけの少女漫画?
そこが引っかかってしまった。
つらい過去を乗り越えてしあわせになれる話は良いし、突っ走ってる辺りはイラッとするけど佐野のスパダリ感もたまりません。
だけどBLか?と問われると、うーん、ボーイズがラブしてるからBL、だけど、何かが違う。
佐野はほんとにボーイに恋したの?
そんな疑問が残る作品でした。
優柔不断な佐野先生がつかさのために変わってこうとするところ、どんどんカッコよくなってくところ、でもやっぱりズレてるところにキュンとしました。
攻めの方が喘いじゃうのも可愛いじゃないですか!
つかさも健気で健気でかんわいい~(女子に見えますけど)
わちゃわちゃしながら2人の心の距離も縮まっていくのも面白かった。
つかさが女子に見えるので、普段なら「趣味じゃない」にするところですが、佐野先生が可愛かったので。
士(つかさ)の顔の可愛さが、商売道具以前に傷付けられる要因だったのが辛い展開でした。
あんな事がなく人に恵まれていたら天真爛漫に育っただろうに、多くを求められない控えめな性格に成ったのが切なかったです。
ただどうしても美少女っぽさや女にしか見えない描き方、そしてあざとそうな子が苦手で、どうしても可愛いと思えませんでした。性格も年齢の割に幼過ぎて女子過ぎて、設定がしっかりしてないように感じます。
それでも、「死ぬなら今がいい」は健気だし、
「アイス買ってくれるし、寝る前に頭撫でてくれる 全部凄く嬉しい」は日常の大事な事を気づかせてくれます。(元カノを味方につける展開も良い!)
士をしっかり受け止めるために必死になる佐野先生、塾職場の雰囲気や脇キャラ達は魅力的でした。
kindle unlimitedにて
kindle unlimitedにて読みました。
そして、今初めてスピンオフだとを知りました笑。つまり、知らなくても読めます。人物設定や恋愛の根幹がしっかり描かれていますし、基本的には佐野とつかさの二人で物語が進みます。でも、今作とっても面白かったのでこのあとで前作も読んでみようと思います。
●おすすめポイント
イラストに好みはあるかもしれませんが、つかさはとっても可愛いです。洋服がコロコロ変わって眼福~。あと、可愛い顔して幸薄キャラなので、幸薄な受けが幸せになる話が大好物だとハマります。
佐野のイメージは前作読んだら変わるのかもしれませんが、今作ではよくいるただの優しい人です。ただ、つかさと出会ったことで変わりたいと思うようになるんですよね。このあたりの描写が好みです。無理したり努力するのではなく、自然と頑張れる相手を好きになり、自分自身を成長させていく。社会人BLには欠かせない要素だと思いますし、ここからの展開がかなり良かったです。
ちなみに、つかさが佐野の元カノと仲良くしてるのもツボでした。佐野とアリサの相性は最悪なのに、佐野とつかさ、つかさとアリサは上手くいくという笑 改めて、人間関係ってこういうちょっとしたことなんだな、と思いました。
●気になる点
凛を幸せにしてあげて(涙)。
【ランウェイの行方を知りたいか 】で、久松エイト先生を知り、
過去作を読みたくなり検索していたところこちらに出会いました。
しかしタイトルの11人目のこいびとくんというところで、
10人他に彼氏がいて、11人目の表紙の彼が本命になるお話かなぁ?と思い
ビッチ受けがそこまで好きなわけではないのでなんとなく読んでいませんでした。
でも、ちるちるさんのレビューを読んでそういう話じゃないんだなって思い購入しました。
一言で言うと本当に最高でした。
一瞬だけ【ランウェイの行方を知りたいか 】の波野くんと多田くんが出てきて
ちょっとテンションが上がりました。(新聞なのでほんとに一瞬ですが)
つかさの過去を一言で表すことは出来ないし、
心にとても深い傷を負ってしまっただろうけど
これからは佐野先生の深い深い愛で埋めてもらえると思います。
佐野先生はつかさと知り合って恋をしてから
どんどん良い男に成長したなぁって印象です。
この本を知れてよかったし、久松エイト先生を知れてよかったなぁと改めて思いました。
初読みの作家さんで表紙をみて勝手にビッチのクソ受けをイメージ
しかもスピンオフものとの情報で敬遠していたのですがご縁があって今回購入しました
とりあえずストーリーは諸先輩方にお任せして
スピンオフのくせに元ネタがまったく気にならないテンポの良さと 受けの可愛さより攻めの不器用もさることながら ゆっくりだけど丁寧に自分に起こるすべてを受け入れようとする姿に絆され しまいにはなんだか読んでるこっちまで受け入れられているような気が…
そんな彼に愛された受けと同じくらい幸せな気持ちで読み終われました
ただ 受けがあそこまでかわいくて誰からも可愛がられてるとちょっとズルいかな?と思いながら 久松エイトさん追っかけてみようかな?とも思わせるいい作品でした
最初、つーちゃんが"あざといビッチ受"かと思い嫌いなタイプだなぁ…と。
読んでいくとそれが違ってて、実は素直で一生懸命で凄く可愛いんです。
攻の佐野先生が超絶不器用で、それがまたツボでした。
前作の"ハンドインハンド"でもチラッと登場していましたが、ぁあこういうことだったのね、と納得。
気になるのは、りんですね。友人以上の気持ちがあったのか、長年心配してて幸せになって欲しかっただけなのか。
りんのお話もあると良いなあ。先生、是非再度スピンオフをお願いします。
「ハンドインハンド」のスピンオフです。読んでなくても大丈夫ですが、読んでたので更に楽しめました。個人的にはコチラの方が萌え度高かったな。しっかりエッチ。でも、とても優しくて読後にほっこり♡つーちゃんがすっごく可愛くて、佐野先生はとっても良い男。つーちゃんのおかげで内面的にどんどん成長していく所も良かった。凜くんにも幸せになって欲しいなぁ〜。スピンオフのスピンオフ、久松先生宜しくお願いします。
今年に入って素敵な作家様に出会いました!
今、久松先生の過去作品を∞回収中
この『11人目のこいびとくん』は本屋に並んでいるのを見かけていました。
気にはなっていましたが未読…
先日、とある電子書籍のオススメで先生の『ハンドインハンド』を読み、そこからこの『11人目~』へ…ドハマりしました
ハンドイン~で出てきた佐野先生がメインとして登場
イケメンで生徒にモテるけど、どこか抜けていて頼りない佐野先生が恋をするとは思わなかったので、このお話は本当に楽しく読めました
そして出会ったつかさくん…ものすっごい美少女なのに男で31歳(!)
そしてエロいいいいいい✨
女装したりお仕事でコスプレしたり
可愛いのに女々しくないって素晴らしいです
佐野先生の過去も
つかさくんの過去も
それまでに色々あったけど、きっとこの二人の行く末は幸せしかないんだろうなあと、涙が出るくらいに愛おしいお話でした…読んでいても幸せになれる一冊
そしてもう一つ好きなトコ…久松先生の描かれるお話に悪人がいないのがもう本当尊いです✨
【ハンドインハンド】スピンオフ(気付かずに読み始めましたが♪)
前作読んでなくても無問題。
塾講師の佐野はいつも一つの事でいっぱいいっぱいで、仕事がキャパオーバーとなるとプライベートは完全におざなりになっちゃう性格。
そんな佐野が仕事帰りに電話で彼女にフラれた直後、男に殴られてる女子校生に遭遇し助けたら、女装した童顔の年上男性だったお話♡
なにより、つかさがとにかく可愛い!!そんじょそこらの少女漫画の主人公比じゃないレベルでカワイイ♡♡
可愛い顔のイメージ通りきゅるるん顔で甘えてくるけど、高校時代の過去もアリ恋愛に対しては臆病。
自己評価が低く、そんな自分に優しい佐野に対しても感謝と喜びの表現が半端ない!!
つかさの可愛さに溺れつつ切なさにもキュンキュンさせられる最高作でした♡