だってこれは 咲いちゃいけない花だから。

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表題作素直なひねくれ花

河合草一,24歳,花屋
西山四葉,高校3年生

その他の収録作品

  • それからの話(描き下ろし)
  • カバー下漫画

あらすじ

「四葉なんて幸せな名前、自分とは不釣り合い」
自分の境遇にそう思いながら高校生活を送る四葉は、ある雨の日、車に轢かれそうになったところを花屋の草一に助けてもらう。

びしょ濡れになった四葉を姉と住む家に招き入れ、風呂を貸してくれた草一。
その優しさに触れた四葉は、「自分がゲイであること」を思わず吐露してしまう。

誰にも秘密にしてきたことを告げた四葉に対して優しい言葉をかけてくれる草一だが、彼には胸にしまい込んだ「とある過去」があって──

作品情報

作品名
素直なひねくれ花
著者
青辺マヒト 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
ISBN
9784845855803
3.2

(8)

(2)

萌々

(2)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
23
評価数
8
平均
3.2 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

可愛いだけのストーリー

可愛いけど、ありきたりな感じは否めませんでした。
〝四葉〟という幸運を意味する名前をコンプレックスに思っている、ネガティブ男子が主人公です。

好きな人に彼女ができ、ショックのあまり暴言を吐いてしまうような男の子が四葉です。
フラフラしているところを花屋の草一に助けられ、
交流を深めていくうちに四葉は草一に恋心を抱きーー…

あらすじで草一の過去について触れられていますが、
それは数年前に恋人を事故で亡くしたというものーー
この恋人とは直前に別れており、
だからこそずっと忘れられないのだと思います。
この恋人と四葉の顔と雰囲気が似ていて、だから四葉が気になるのか四葉自身が気になるのか草一は悩みます。

四葉は惚れっぽいのかな^^;
優しくされると弱い子なんでしょうね。
あっという間に草一を好きになってしまいます。

結果的に、草一が四葉自身を好きなのだと自覚し、
無事に恋人同士に♡
可愛い雰囲気そのままにHはなしです。
まぁ、その方が自然かな……と思えるほど可愛いお話でした。

3

ひねくれ…

花屋の草一と高校生の四葉のお話。

ゲイだと自覚している四葉が片想い相手の中村くんに彼女が出来たところからお話が始まっていて
そこで中村くんに対してキツい言葉を投げるのですが、
四葉のことを好きでもないのに弄んだとか…
酷いことをされたわけでもないのに
何故こんな暴言を吐くのかな、といきなり嫌な気持ちになってしまい…
四葉という名前をこんな幸せそうな名前自分には似合わない、と思っているけど
それを上手くいかないいろんなことに当てはめてしまうのは
ひねくれてるとかネガティブとかとはまた違う感じがしてしまいました。


草一が優しい青年というのはとても伝わったし
徐々に惹かれていく四葉の気持ちもわからなくはなかった。
でも恋に繋がる決定的な出来事がないと、移り気な印象になってしまったし
草一の亡くなった恋人のエピソードもそれほど活きず、なんだか色々と勿体ないなと思いました。

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