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表題作東オトコ京オトコ(上)

相馬,28歳,会社員(仮)
三ツ井周,東京からの出戻り(仮)

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

東京から京都に赴任してきた相馬。 思いがけず大家の息子・周とシェアハウスをすることに。 周と仲良くなりたい相馬だが彼は心を開いてくれず!?

作品情報

作品名
東オトコ京オトコ(上)
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784403667275
4.1

(110)

(45)

萌々

(42)

(19)

中立

(4)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
14
得点
454
評価数
110
平均
4.1 / 5
神率
40.9%

レビュー投稿数14

はんなり感が素敵です

京都の町屋でシェアハウスし始めた関東(千葉)リーマン、相馬。
東京から失意で戻ってきたフリーター(超優秀)周。
性格が違う二人の、ゆっくり進む恋のお話。

初対面はほぼ最悪に近い反応だったのに
少しずつ慣れてくる猫がものすごく可愛いのと同じように
周さんにこんな風に反応されたら、それは気になるし
気になったら好きになるし…

周くんの塩対応に少しずつ甘さが入ってくるのがいいですね。

過去つきあっていて泥沼の状態で別れた東京の元カレがものすごいクズで、その彼から守ってあげた相馬くんはめちゃくちゃカッコよかった…優しい。

下巻になるとだいぶ糖度が増えてきますが、周くんのツンデレは変わらずでした(笑)

京都の風景が素敵に描かれています。
読んでいると町屋に住みたい!ってなるし
京都に行きたい!ってなる。
鴨川に等間隔で座っている相馬くんと周くんを探したい←

3

いい人すぎる…!

トトロ(ん)に負けちゃう相馬くん、クズに言い捨てる言葉がカッコよすぎる相馬くん。
めちゃくちゃ素敵です。
ツンデレどころかデレゼロの周くんのために巨大なトトロ(ん)取ってきて、入り口に置いて影から話しかける相馬くん…素敵すぎる…!!!!

京大卒の坊々な周くんが、デレゼロだけど抜けたところもあり、ときどき目元涼しくてつかめない。相馬くんが目を離せなくてずっと追ってしまうのとか。周くんより先に周くんのために怒るのとか。
爽やかすぎ。いいひとすぎ。
木下先生の漫画作品の攻様のなかで一気にトップに躍り出ました。(どうでもいい余談ですが、挿絵も入れると木下デザインで個人的ベストダーリン様は月村先生作の「隣人は恋人のはじまり」の小野先生です。)

黒髪眼鏡が全然好みではなくむしろ苦手なのですが、相馬くんが周くんを可愛く可愛く思うフィルターのために、周くんが可愛くて困るほど可愛く見えます。
ラスト、見えないキスで下巻に続く。
引きが!引きが凄すぎて!下巻同時発売で良かった!!て思いました。
周くんの妄想の相馬くんが!早く!現実になって!!てほどスパダリ化していて、周くんのわかりにくい京表現(?)なデレ方、相馬くんでなくても全くデレ成分わからないので伝わってないのにモダモダします。

周くんからはパリピにしか見えない相馬くんも、転勤族の寂しさゆえとわかるたったひとコマが健気で健気で。相馬くん株ダダ上がりの上巻です。
恋に落ちていく二人の様子にきゅんきゅんします。

2

木下先生ありがとうございます!

やっぱり木下けい子先生、最高です。読むたびに、違う萌えがあります。
タイトルも表紙も、東オトコの相馬と京オトコの周の関係がどうなるのか、楽しみで仕方なくなります。
相馬のビジュアルが、良い!いつもながらスーツも、普通のカジュアルの着こなしも描き方が素敵なんですよ~
もちろん、周の黒髪眼鏡に着物姿。
個人的な好きが詰まっています。

京都のリノベーションした町屋で、住む。シェアが始まるところからもう、正直話の展開は見えちゃいます。
でも、分かっていながら2人が近づく過程が良すぎて萌えしかない。

何ですか、トトロンのぬいぐるみのそっと置き!
元カレに振られて、2時間わあわあと泣き続けた周のために相馬がプレゼントするんですよね。
気づいた周が素直に受け取ってバリバリと包装を剥がしてトトロンを抱き締めるとこ。ですが、再度わあわあと相馬に抱きついて泣くって過程がね…
読んでて、嬉しくて変な声出ました。

私は、町屋の床になりたいよ!もしくは、柱になりたいよ!

たまらん…

これから下巻を一気に読む予定ですが、相馬と周の距離感も気持ちもどう変化するか楽しみで仕方ないです。
周の幼なじみはじめ、相馬の同僚たちなどサブキャラも魅力的で、世界観が厚みあります。
上下巻はストレスフリーで、ほんと好きです。下巻も、楽しみます。

2

そうだ千葉、行こう。

いやいや相馬君いい男すぎでしょ。
抜群の優しさと包容力があるものの、スパダリじゃないところがまたいい。
あのCEO様とは逆だ〜(笑)

転勤族だったがゆえに、コミュ高な相馬君。
(たった一コマなんですが、
「俺はいつも話しかけて欲しかったから」
という少年時代の回想が健気で切ない!)
突然ルームシェアすることになった周君に対してもオープンマインドで、にこやかに話しかけます。

一方、周君はというと
「敬語やめよう」→「友達ちゃいますし」
「ただいま」→「いいですよ言わんでも」
だいぶガード固めです^^;
これだけ素っ気なくされても、プンプンしたり拗ねたりしない相馬君いい子だわ。

苦手や…ズケズケ入ってくるヤツ…
って周君は言うけど、それは不当な評価です。

周君が泣いてたら「どうかしたの」って聞ける思いやりがあって。
詮索するなと言われたら、ちゃんと口を噤む。
しかもただ黙って見守るだけじゃなく、元気づけようとする行動力があって。
好きな人が傷つけられたら「ふざけんな」と怒る男気もある。
なんていい子なんだ相馬君!!

ストーリー的にはやはり下巻が肝なのですが、相馬君の優しさに包まれる上巻がわたしは断然好き。
あのぬいぐるみのくだりとか...アラサー男子のやることとは思えない。
きゅんっきゅんしました。

1

京都弁のはんなりツンデレが魅力?!

作家買いです。
タイトルを見た時からコミックス発売を楽しみにしてた作品で、
一読目は思いの外サラッとした印象でしたがけっこうジワる。
ひょんな事から同居することになったノンケとゲイ、
京都を舞台にした同世代アラサー男の恋模様で、ほのぼのコミカルな中にもせつなさあり。
魅力的なキャラに気づけば引き込まれてます。

東オトコ→東京から京都に赴任にしてきた、千葉出身のコミュ高ノンケリーマン相馬。
京オトコ→東京の会社を辞めて地元に戻った大家の息子。訳あり魔性ツンデレ周(あまね)。

コミュ力に自信のあるモテメンの相馬と、仕方なく同居することになった周がけっこう訳あり。
周は京都人の特性を強調した感じはありますが、
京都のいやらしさがイイ感じに出ていて、大阪人の私はクスっとしてしまう。

ノンケのモテメンリーマン相馬が、中々打ち解けない周に興味を持ちコミュ力を発揮。
少しずつ懐いて素顔を見せてくれる周が可愛くなり、
艶っぽさにときめくノンケに「ん?」と、とんとん拍子で少し違和感なんですが、
周が東京の会社を辞めハワイで2ヶ月過ごし地元に帰ってきた理由を知って、
色々と吹っ飛んでしまった。

会いに来た元彼と周のやりとりを見て、色々と察した相馬。

傷心の周にさりげない優しさと包容力を見せる相馬が、男前で本当にステキ。
恋の始まりを意識するアラサー二人の描写が爽やか。
いいところで終わったんですが、下巻が直ぐ読めたのでありがたいっ!

そうそう、周を崇めるお茶屋老舗ボンボンの幼馴染み工がナイスキャラ。
大事だからこそ周を手助けしたい工が、辛口でズケズケものを言うんですが、
周も負けてない二人のこのやりとりが面白くて癒されます。

それにしても、やっぱりツンデレはズルい。
傷心で更に強固に閉じていたシャッターが、ちょと開いただけでもドキドキさせるのに、
少しだけ見せる素顔や弱さに引きつけられないヤツはいない。

そして、陽キャでコミュ高な相馬が、後半に進むほど少しずつ違う表情を見せるのも魅力です。

今回、トトロンという明らかに「ジ〇リのト〇ロ」を思わせるキャラが大活躍。
個人的にこのトトロンネタが大好きなんですが、
電子描き下ろしまでトトロン登場で、周のツンがいい。

上巻はエッチ描写なし。

5

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