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腐友さんに教えてもらったCDが大のお気に入りで。
スピンオフの『キスができない、恋をしたい』のCDも大好きで。
小説にはCD以後の書き下ろし話があったので、どうしても読みたくなりました。
読んだ感想は、「めっちゃエロ~!」です。
CDもエロいんですが、長さと濃さが比ではなかった…。
先生曰く、エロスがコンセプトの雑誌掲載だったそうで。
はぁ~、なるほど。
とは言え、ストーリーもしっかりしています。
家族、仕事、性癖、子育て、などなど。
家族や子育てもの好きな人にはオススメ、とても面白いです♪
サラリーマンの皆川春海は、息子の准くん通う保育園近くのカフェへ毎週土曜日に妻と三人で通ってくる常連客。
カフェで働く安芸遼一は、春海よりも8才年下の美しい青年だが、実はゲイ。
准くんを可愛がるパパ春海に密かに好意を抱いていた。
常連客として2年目のある日から、春海たちの様子がおかしくなり、店に訪れなくなった。
遼一が、何となく2丁目の仲間たちに会いに街を訪れると…?
このお話は遼一視点で書かれ、書き下ろしは春海視点で書かれています。
いわゆる両片想いの末ひょんなキッカケで付き合うのですが。
春海さんは鈍感で、遼一は繊細という。
しかも春海パパは仕事に子育てに家事にと大変な人。
忙しさもあって、気持ちはどこまでもすれ違い、溝は深い。
二人を支えたのは周囲の人々。
カフェの店長はさりげない支えかたでシブイし。
元妻なんか、書き下ろしでのセリフとか超カッコいいです!
CDでは春海の風呂場でのセリフが大のお気に入りだったんですが。
小説はもっと色々なお気に入りが増えました。
それにしても、エロが濃かった~。
遼一くん、嫁に欲しいです!
カフェレストランに勤める安芸遼一は、幸せそうな家族の「父親」である男・皆川春海に一目惚れする。
けれどそれはあくまでも憧れの眼差しであって、決して彼と付き合いたい、という思いではなかったはずだった。
ところが、春海と夜の街で出会ってしまったことから二人の関係は変わり始める。
離婚と子供と引き離されたことと、そして今まで考えもしなかった自身の性癖に思い悩んだ春海に体の関係を持ちかけた遼一は、自身の行動により、甘い罠にはまってしまう。
相手のことが好きで好きでたまらないのに、そのことがどんどん自分の立場を苦しくしていく甘い罠。
結局のところ月2回会うだけの関係しか持てずに、その愛人のような立場に遼一は苦しむ。
そして別れを決意する。
そんな切ない話でした。
最初のボタンの掛け違いから、どんどん狂ってしまった二人の関係が最後にはハッピーエンド。
切なくて苦しくて、愛され慣れない遼一のことに春海が気付いて大事に大事にしてくれる関係を結べる。
幸せな二人のその後の話が読みたい! と思わせてくれる作品でした。
オススメです。
読み応えあるお話でした。【恋愛証明書】は受けの遼一視点。【愛情証明書】は攻めの春海視点です。
こちらのお話、サブキャラがみんないいんですよね。最初、サバサバ系の元奥さん(史恵)が出てきたときには「うーん、あんまり出てこないでほしいな…」と受け入れがたかったのですが、彼女の筋の通った男前さが、ストーリーのさまざまな点で説得力を持たせてくれる感じです。春海の性的指向であったり、子供への教育だったり。
歳の差カップルで相手を思いやる大人同士だけれども、どちらも完璧ではなく、脆さ弱さが描かれています。そのじれったさが良かったです。
アダルトですねぇ。色気のある作品でした。特に受けの遼一が健気で色っぽくて好きでした。
喫茶店の店員・遼一(受)は、毎週家族で訪れる春海に密かに想いを寄せていました。しかし相手は妻子持ち。いつも同じタイプばかり好きになって、あまり良い恋愛をしてこなかったようです。
ところがある日、ゲイの集まる夜の街で春海と会ってしまった遼一。何故こんなところに春海が?と混乱していたところ、春海は苦しそうに遼一に助けを求めてきました。
春海は妻と離婚をすることになっており、その原因は妻に「あなたはホモなんでしょう」と言われたことだとか。果たして自分は本当にそうなのか。悩み苦しむ春海に遼一は愛人でもいいと思い詰め、軽さを装い「試してみるといい」と身体の関係を持つようになります。
ここまで読んでみると、不倫話かぁ…痛いなぁと思ってたんですが、遼一のあまりの健気さに心打たれました。何より遼一はとてもセックスが上手なので、読んでいて色気が感じられます。遼一好きだなぁ。
結局春海は離婚が成立。その後も定期的に春海とセックスする関係にありましたが、愛人みたいだと自虐的に思い詰める遼一が切ないです…(T_T)
しかしまぁそれも全て遼一の悲観的な思い込みだったんですけど。春海はちゃんと遼一のことを想っていました。確かに甘えていたところはあったけど。遼一に別れを切り出された春海が焦っている様子が良い(笑)
すれ違っていた想いも通じ合い、晴れて二人は恋人に。今まで自分を抑えたセックスをしていた遼一も開放的になりました(笑)エロいですねぇ。春海も遼一の過去に嫉妬を覚えずにはいられないほどです。
続編は春海視点のお話。遼一のことが愛しくてメロメロな春海です。一緒に暮らしたいと思っているのですが、なかなか切り出せない春海。おまけに最近仕事が忙しく、息子の准のことも遼一にまかせっきり。
この息子の准がすっごく可愛い!准も遼一のことが大好きで将来は遼一をお嫁さんにしたいそうです(笑)その内ホントにライバルになりそうな予感。親子で取り合いもいいよなぁ(≡∀≡)
准を元妻に預けて春海は久々に遼一と逢瀬を。なのに准のことばかり気にする遼一に「俺と准のどっちが好きなんだ?」と大人気ない春海。そしてなんとプロポーズ。なかなか恥ずかしい男でした春海さん(笑)しかしきっとこの先も遼一を大事にして幸せにしてくれることでしょう。なんだかんだいって春海はいい男です。
ラストのベッドシーンでは、遼一が初めてのドライオーガズムでボロ泣き。すごく喜んでる春海がなんか可愛かった。
読後感も良く、大好きな一冊になりました(o・v・o)
どこがどうとは言えないんですが、好きな話です。
イラストも合っていたと思います。
ある意味、BLらしいBL。
エロも多いわりには、エロ以外の心理描写がくどいくらいで、話の雰囲気に合っていました。
がっつりとBLらしいBLを読みたい気分の時にオススメ。
roseーlily
こっそり追記
このお話とスピンオフ話は、ゲイオンリーのお話でした。
海外のレズ&ゲイ映画を観ていて、彼らが社会に普通に溶け込んでいるものがありました。
前に異性と結婚した時に子供がいて、今は同性相手と育てている。
しかも学校のPTAの役員もしていたりする。
そんな映画もありました。
前の結婚で性癖を知ったのか、性癖を隠すために異性と結婚した事があるのか。
そのへんはわかりませんが。
日本は同性愛に寛大と言われる事がありますが。
もしかしたら、ただ他人事に無関心なだけかもしれないと思ったりします。
子供は親の背中を見て育つと言いますが。
准くんの両親は離婚したけれど、どちらも幸せをつかんでいて。
そんな幸せな親達に影響を受けて育った准くんは、真っ直ぐに育って。
ルチルの付録に掲載された後日談漫画のエピソードを見て、親の幸せは大事だなぁと思いました。
幸せは伝染する~♪
何だか、子育て(本当の親子)ものがもっと読みたくなってきました。
こっそり一人言でした。