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表題作高校教師、なんですが。

田中愛一郎
重い・ウザイ・持ちきれない
中村良明
高校教師

あらすじ

俺は女とだって、こんなに濃く深くつき合ったことないのに―。
端正な美貌とはいえ精悍な男に、毎晩抱かれて眠る平凡な高校教師の良明。
ある晩、バーで出会った年下の男・愛一郎に一目惚れされ、一夜を共にした挙げ句、今や半同棲状態なのだ。
強引だけど無邪気な愛一郎の求愛に、嫌とは言えない性格の良明。
気づけば名前しか知らないまま、非凡で溺愛される日々を送るハメに。

作品情報

作品名
高校教師、なんですが。
著者
菅野彰 
イラスト
山田ユギ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199003851
2.2

(8)

(0)

萌々

(0)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
14
評価数
8
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

なんじゃこりゃあ

ナメトンノンカ? コルゥラアア!!
と 言いたくなるお話。
ぶっ飛び率が飛び抜けています。
次々クルクル話が変わっていきます。
今まで経験した事なかったこんな話。
このブッチギリの突きぬける感じ。
作者はよっぽどのハイテンションで書かれたようだ!!
文章のあわただしい感じが 24時間寝てない時みたいによく伝わります。
書き上げてから話をもう一度見なかったのかなあ。
話つながってないんですよ。
私は物珍しさに飽きませんでしたが。
凄かったの一言。
もはや高校教師ではありませんから。

0

えええええ(驚きの連続)

とりあえず、驚きの連続の1冊でした。
菅野彰さんのだよな?と何度か確認してしまったほどに。

これから読む方は、是非、レビュー等を見ることなく、
読んでいただき、この驚きを共感していただきたいです(笑)

高校教師の良明(受・ノンケ)は、バーで出会った
アイ(攻)と一夜を共にしてしまう。
で、このアイが、相当謎めいている。というか、超重い男です。

で、良明は、超流されやすい性格をしていますが、
アイとの関係は良くないと思い、
偶然出会った女性と結婚することになるのですが、
そこにアイ登場!
でも、、、花嫁、銃を持って追ってくるんですよね・・・。

是非読んでから驚いていただきたいので、ネタバレは
ここまでにしますが、ジェットコースター的お話でした。

ただ、生きる環境について、
考えさせられるシリアスに痛いところもありました。
でも、読み終わりは、「えええ」な驚きに包まれることかと思います。

0

破れ鍋に綴じ蓋

あり得ないほど流されてしまう高校教師な受けが主人公です。
断るのが苦手で、押しの強い人間相手だとぐいぐいとそっち方向に流されて。しかも、まあいいか…と自己完結してしまう。
ノンケなのに男と寝てしまったのもそのせい。
いくら流されるといってもエッチまではないだろうと思うんですが、この受けならあるかもなって納得させられてしまう。このへんは菅野彰さんのうまさだろうなと思います。
そうやって始まった関係をズルズルと続けてるのも、流されに流された結果。
愛情ゆえに付き合ってるわけではないんですが、この飄々とした受けは妙に好きでした。

対する攻めは、ウザいほどの愛情過多男。相手に全力ですがりつきしがみついていく。
重すぎる束縛っぷりに、今まで付き合った恋人には次々逃げられている。
でもこの攻めは「相手してくれるなら誰でもいい」ってタイプで。
今まで自分をフらないで受け入れてくれた恋人なんて、この主人公以外にいなかったんですね。

そこに「お前じゃなきゃダメだ!」みたいな「恋」はあるのかい?と問いたくなる人はたくさんいるだろうと思います。
その問いの答えはラストで分かります。
人生をぶち壊すようなことをしでかして、やっと二人とも「この人じゃなきゃダメ」ってことが分かる。急にきたコミカルでハチャメチャな展開だったので、かなり面食らいましたが。
高くついた勉強代だけど、二人ともこのぐらいスゴイことがなかったら、気づけなかっただろうなァと思いました。
まさに破れ鍋に綴じ蓋カップル。
ご愁傷様…じゃなくて、お幸せに!

ただ続編の『高校教師、だったんですけど。』は蛇足だと思いましたね。
本編で終わっておけばよかったのになァ。

0

サラサラ~っと

高校教師をしている受が、年下の強引な受に絆され落とされていくというお話。
正直ちょっとタイプじゃなかったかなぁ・・・が否めない。
挿絵の山田ユギさん目当てで読み始めたので画的には凄く満足なのですが・・・。

さて、なんにせよな強引っぷりが美味しいこの作品。
出会いから~のプレイも強引アンド強引でしたww
「やろ?やるよね?俺、我慢できないんだよね。ねw」
逆に言えば、これ受の先生のほうも押しに弱い・・といえるんだろうか。
あれよあれよという間にヤクザの娘に婿にさせられ
籍まで入れちゃってるしなwww

ヤクザに終われ、逃亡のはて「漁師になろうかな」
正味ちょっと意味がわからなかったのは、サラッと読み進めすぎた故でしょうか。

もう一回しっかりゆっくりよめば評価は変わるやもしりません。
だけどん=・・・・・・・かな・・

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驚きました

菅野彰さんは毎日晴天シリーズしか知らなかったんで驚きました。
こういうカラーのも書く作家さんなんだー、びっくり。

ぶっちゃけ評価が猛烈に分かれる作品でしょーな。225ページ中、100ページ辺りまではまあ普通に(?)BLです。
ジェットコースターで例えるとこの辺からじわじわゆっくり上に上がって行きます、高校生の愛一郎の熱愛から逃れる為に行きずりの初対面の女性と結婚する良明、ええええーっそれでいいのか!
そして結婚式当日、愛一郎が教会に乗り込んで来ます。花嫁置いて逃げる2人、とそこまでは有りっちゃ有りです、BLドリーム範囲です。
ジェットコースター天辺まで上がりましたーー!さあここからが急展開。
実は花嫁はヤクザの一人娘だったのです!
「うちのお嬢によくもあんな大恥を!」
車に向かって発砲されまくります、街中なのに!
ジェットコースター、凄い勢いで落ちます、ゴー!!!
高速に逃げ、弾丸で怪我をした良明は愛一郎と共に貨物船に乗り込み気付けば北海道に!
ひっそりと暮らすもつかの間、そこへ元婚約者がウェディング姿でライフル持って登場ーーーーー!!!!
コースターすんごい勢いで上昇落下急カーブ!!その勢いはとどまりません。
その後の展開はもうどうすりゃいいのか、もうどんな話なんだこれ!!!
どう着地するんだと不安になりつつ読みました、はーー途中どうなる事かと思ったよ!
終わり良ければ全て良し!!

あとがきによると「とってもラブストーリー」だそうです、うん、確かにラブストーリーだよね…。
後半部分が猛烈に好みが分かれると思うんですが自分的にはこういうのも新鮮でおもろかったです、映画っぽいっていうかある意味文学っぽい。
毎回やられたらアレですがたまにならこれはこれで結構好きかも。
あ、挿絵は口絵カラー2P、本文7Pです。

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