hand which

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  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×214
  • 萌41
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
23
得点
237
評価数
73
平均
3.3 / 5
神率
15.1%
著者
鈴木ツタ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784812464625

あらすじ

一流企業を辞めた途端に彼女にフラれた沢津は、大学時代の友達5人とヤケ酒。「俺ァ、ホモになるぞ!」と叫んだ翌日、目覚めると友達のひとりの宇高と素っ裸で寝ていた。放心状態の沢津に宇高は「沢津がずっと好きだった」と告白し、「もう二度と会わない」と出て行った…。友情と愛情の狭間で戸惑う男たちのじれったい恋を描いた表題シリーズ他、衝撃のデビュー作や描き下ろしも収録したファン待望のファーストコミックス!

表題作hand which

沢津,24歳,会社を辞めたばかり
宇高,24歳,レンタルCD店店長

同時収録作品シェイク ア ハンド

黒島,リーマン,大学時代の同級生
高田,リーマン,大学時代の同級生

同時収録作品正味なココロ / 正味なコトバ

竹馬,22歳,惣菜屋
続木,リーマン,バツ1

同時収録作品お世話になります

青野,家政夫
岩田,絵本作家

同時収録作品半径10メートルの引力 / 直線上にして8メートル

亀岡文造,少年画像のサイト運営
秀明,専門学校を卒業して実家に戻って来た青年

その他の収録作品

  • hand which 番外編(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数23

イチオシは宇高!

備忘録レビュー
hand which
沢津×宇高
大学時代の同級生5人組の中の2人
会社を辞めて就活中ノンケ×ビデオ屋雇われ店長ゲイ
受が自分のどストライク。
諦め入ってるけど決して女々しくないしうるさくなくてさっぱりしてて、でも草食じゃなくて意外と肉食?
うまく書けないけど、どストライク。

シェイクアハンド
黒島×高田
大学時代の同級生5人組の中の2人
やっぱり受がいい。
いいけどストーリーが急すぎる。
あと仲良し5人組のうち4人くっついちゃうってどうなの!?w
でも高田が好き。

正味なココロ
正味なコトバ
竹馬×続木
世話焼き弁当屋×偏食リーマン
これはあんまり好みじゃなかった……!

お世話になります
青野×岩田
バカ家政婦×暴君絵本作家
岩田の暴君っぷり!DV!DV受!
好きです。
リバであって欲しいです。

半径10メートルの引力
直線上にして8メートル
亀岡文造×秀明
おうちがおとなりさん
怪しい少年画像のサイト運営30代?×専門卒ニート?10代
へ、変態だー!ショタコンだー!犯罪だー!だめんずだー!
しかも秀明のおかんが出てる。
おかんが出るたび、おかん、文造が手を出してすんません……ってなる。
妙にエロい。
しかし二人の将来が不安。

鈴木ツタさんのファンなんです。
なにが好きなのかなー。
多分表情ですね。
強がった顔、照れた顔、ふにゃっとした笑い顔、めっちゃうまいです。
表情がいいからキャラクターも好きになっちゃってカップルも好きになっちゃって物語も好きになっちゃってます。多分。
あーかわいい。

4

ステキな人たちv

この方の本を読むのは2冊目なのですが、独特の雰囲気がありますよね。

お気に入りは表題作関連の2作。

「hand which」
こういう受好きなんですよねー。
好きなんだけど、好きってサラッと何でもないことのように言って、自分からおしまいにしてしまうような。
始まる前に予防線引いちゃうような感じというか。
でも、相手が真っ直ぐに向かってくるような子っだったので無事ハッピーエンドになりましたが。
とりあえず、受がかわいかったvv

「シェイク ア ハンド」
↑の受に結果として失恋した男とその友人。
この友人が実は男のことが密かに好きでそれを隠したまま、コトに及んだのだとしたら、それはもう相当に好みです。
いや、実際のところどうだかわからないんですが。
友人は彼女いるし、自分で後ろ弄るのが好きなので本物で試してみたかったみたいなこと言ってますが。
だとしても。
いくらそうだとしても、好きでもない男のモノを突っ込んでもらおうと思わないと思うんだけどなぁ…。
むしろ、友人とかだとあとの付き合いがぎこちなくもなりそうだし、それなら他人と。
ま、今回の場合は男を慰めることも含んでいるのかもしれませんが。
それでも、やっぱり好意はそこにあったのでしょう。
それに、男が↑の受に恋してたことにもちゃんと気付いてたんですから、それなりに見てたんだと思うんですよね。
そして、男は慰められた結果、前向きに。
真面目すぎるこの男、なんだか微笑ましい。
CP的にはこの2人の方が好きかなー。

6

BLというよりはホモ漫画

タイトルにも書きましたが、鈴木先生の作品はBLというよりはホモなのではないかなと思います(笑)勿論良い意味で。
表題作とその次の「シェイク ア ハンド」はお話がリンクしているのですが、どちらのカップリングも微笑ましくて「いいぞもっとやれ!」とわくわくしながら読めました。
その後に収録されている「正味なココロ」と「正味なコトバ」も、受けの行動のひとつひとつが可愛らしくて、特に「コトバ」の方はそれが炸裂しています。
収録されているすべての作品が思わず応援したくなる、そんなカップルばかりです。
カバー下のおまけも必見です(笑)

5

いい友人達

表題作は友人同士。
会社を辞め彼女にもフラれ、不幸のどん底だった沢津はいつもツルでる友人達と盛大に飲んで、酔ったあげく「俺ァホモになるぞ!」と言ってしまいます。そしてその日、目を覚ますと布団の中には裸の自分と友人・宇高が…?!
まあよくある酔った勢いでヤっちゃったってやつですねw
でも受けの宇高はとてもいい性格でした。ヤってしまったのも自分が悪いからといった感じで。
私は一番最初の沢津が酔ってヤケクソになって言った
「おもえらと交配して女を滅ぼし地球を守る!!」
という意味不明なセリフに爆笑しましたw交配できないから!ww
2人が付き合うようになって、それを他の友人にカミングアウトしてもみんな気持ち悪がず、逆に笑っていていい友人達だなあと思いました(^_^)
エチがエロかったのもよかった(*´Д`)

表題作以外には『正味なココロ』が好きです。
総菜屋で働く竹馬とそこにいつも来るリーマンの続木の話。年下攻め。
受けの続木さんが偏食すぎましたw人参ダメ、トマトダメ、煮魚ダメ、コロッケ自体ダメ…でもそれが原因で離婚してしまったとか。確かにこの偏食でお弁当を作る奥さんも大変ですよね(^_^;)
そんな話を聞いた竹馬は続木に毎日なにか作ってあげることに。
「完食さしてやる!」って言ってる攻めの竹馬にとても好感持てましたw
続木さんは不器用というかあまりはっきり想いを伝えられない性格。だから時々まとめて伝えさせてほしい、と攻めの竹馬を押し倒すシーンは萌えました(*´Д`)

全体的にどの話もおもしろかったです◎

5

情熱的ではないけれど

この作家さんの作品は手に入った順に読んでいるので、本作がデビューコミックではありますが購入3冊目です。

『hand which』
表題作です。女にフラれた勢いで「ホモになる!」と宣言した翌朝にホモになってしまった澤津くんと真性ホモの宇高くんのお話。宇高くんのことを好きになったというよりは勢いの方が勝ってしまったような印象でしたが、短編なので勢いも良し。宇高くん色っぺーです。初めてオトコを知った澤津くんの反応もかわいかったです。少しリアルなのにほのぼのした作品でした。

『シェイク ア ハンド』
表題作のスピンオフです。表題作では表立って出てこなかった高田くんが何とも良いキャラしてます。好奇心旺盛ビッチみたいな。(わけわからん) イイ大人が翻弄される話、大好きです。

『正味なココロ』『正味なコトバ』
総菜屋さん×離婚ホヤホヤリーマンのお話。なんでツタさんの描く受け様は天然ビッチなんだろうか……大好物です。受けに献身的な攻めはいいですね!乗っかってる時の続木さんの目線が何ともセクシーです。ごちそうさま。

『お世話になります』
絵本作家さんと家政夫さんのお話。この話もなあなあでくっついてしまうんだけど、ドラマチックじゃないところがリアルで感動的。リバ要素もありますしね!!(本番はリバではありませんので、リバ苦手な方も安心して読めるかと思います)

『半径10メートルの引力』『直線上にして8メートル』
デビュー作だそうで。少年画像のサイト作ってるホモさんと隣に住んでる男の子のお話。作中で専門学校を卒業していると言っているこの男の子、なんともショタショタしい。といっても女の子に見えるとかそこまでではないのでただただ可愛い。舞台が田舎だったりお屋敷があったりで少し映画みたいな世界観。どこか幻想的できれいなお話でした。

『どういうことになったのかといいますと』
『シェイク ア ハンド』のおまけ漫画。2人のその後のお話です。

4

宣戦布告。

不幸と言うのは重なるもので。
一流会社を辞めたら彼女に振られてww
で、ヤケになって「俺は女なんか要らない!ホモになるぞ!!」と宣言したら、翌朝裸で隣に男が寝ていたとwww

やっちまったなヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

正直、ツタさんの絵柄って好みじゃないと思ってたんですが、読めば読むほど味がある作品を描かれるな~と思います。
「ホモになるぞ!」
と、ノンケなのに、宣言して。
翌朝本当にホモってしまったなんて間抜けすぎる。
そして付き合い始めるなんてスバラシイ。
そもそも、「ホモになるぞ」宣言をしてる人を見てみたいww
ホモにされるサマを診てみたい。

他作品も面白かったです。
今のモノと比べると少々絵が古い感じはしますが、間違いは無いと思いますよw

3

男同士!

男同士っていいなぁーと思ってしまった。
もちろんBLな意味でも男同士はホント大好物なんですけど、
友情としての男同士もいいなぁと、思う作品でした。
実は宇高を好きだった黒島の切なさにもきゅっとしました。
こういう第三者的な存在はツボです~vvv

鈴木ツタさんの作品は初めて読みましたが、絵的にも好きです!
個人的には最後に収録されている10代少年よりも、
表題作シリーズの男男した感じのほうが好み!
Hシーンのコンドームとか。リアルでいい。
セーフセックスは大事だ、うん(^▽^)

もう1作のワンコ系年下お惣菜屋とむっつり(笑)リーマン受けも面白かったです。
むっつりのこの人、かなりのエロスを秘めてると見た!
もっと続きが見たい!と思いました。

3

お気に入りは弁当屋の話

個人的お気に入りは弁当屋店主×会社員のお話でした!
短編集内の名脇役賞を2話目の受けの彼女に与えたいw

■hand which■
沢津(転職活動中・24歳?)×宇高(レンタルCD店店長・24歳)

一流企業を辞めた途端に彼女にフラれた沢津は、大学時代の友達5人とヤケ酒。
「俺ァ、ホモになるぞ!」と叫んだ翌日、目覚めると友達のひとりの宇高と素っ裸で寝ていた。
放心状態の沢津に宇高は「沢津がずっと好きだった」と告白し、「もう二度と会わない」と出て行った。

ノンケ×ゲイです。
学生時代からずっと沢津のことが好きだった宇高。
ノンケの沢津が酒の勢いで関係を持ってしまったことへの逃げ道の与え方が…んもぉ切ない。
「自分の毒牙にかかった」なんて悪役してからにっ!
思い通じ合ったときに「ばかじゃないの」って涙ぐむ宇高がとても可愛らしかったです。

沢津は思い切りが良い人ですね。
それにしても…思い通じ合ってさて、コトを致そうかというときの言葉の情緒のなさwww

■シェイク ア ハンド/どういうことになったのかといいますと■
黒島(銀行員・24歳?)×高田(車のディーラー・24歳?)

宇高のことが好きだったけれど、一歩を踏み出すことができないままだった黒島。
そうこうしている内に宇高が片思いしていた相手とくっつき…何となく飲みたい気分になった黒島は友人の高田を誘うが…。

…マジかよ。
高田さんの言動に黒島と一緒に( ゚д゚)ポカーンとなったわ。
なんというカミングアウトをしれっとしおってからに。

描き下ろしの高田彼女、お気の毒なんだけどワロタw
「男かよ!!」鞄バシーンと叩きつけてからの強烈なボディ。
男二人の負傷ぶりw

それにしても大学からの友人5人組中4人がくっつくとは…。
※1人は学生結婚。

■正味なココロ/正味なコトバ■
竹馬(弁当屋店主・22歳)×続木(バツイチ会社員・主任)

弁当屋“おまち堂”店主の竹馬は、ひょんなことからとんでもない偏食王・続木と知り合う。
絶対完食させてやる!

続木主任の「おいしいです」の表情にキュンキューン♡
なんかほんわかした雰囲気で好きです、この話。
付き合ってからも相変わらず思っていることを表に出せない続木主任。
そんな彼が一晩考えて出した結論が押し倒しw
更には自分はムッツリだと自覚する主任。
微妙にずれてるところが面白可愛い。

■お世話になります■
青野(家政夫)×岩田(絵本作家)

岩田の大ファンで編集さんの商会で住み込み家政夫をしている青野。
いつものように岩田のために風呂の準備をしている青野だったが、欲求不満が溜まった岩田に突然素股をさせられて…!?

普段乱暴な岩田先生の「犯られる…!?」と我に返って焦る姿がwww
それにしても岩田さん、奥さんにもこんな態度とってたならそりゃ逃げられるよ。
いや、青野くんレベルじゃなくてもね。
煮詰まるとイライラぶつけるらしいし。
青野くんは岩田さんよりもガタイがいいし、大ファン過ぎてポジティブシンキングだから痛々しさはないんだけども。
絵本内容は全て元奥さんのところにいる息子のためとはいえ…ちょっと好きくないタイプです。

■半径10メートルの引力/直線上にして8メートル■
亀岡 文造(少年画像サイト運営)×秀明(専門学校卒業したて・10代)

専門学校を卒業後、実家でぼーっと過ごしていた秀明。
ある日、母のパンツが隣のお化け屋敷みたいな家に飛んでいって…!?

…少年画像サイト運営。
ってか秀明、10代後半設定のようなんだけどもショタい!
中高生に見える!

…あれ?ここまで書いてふと疑問。
高校3年生で18歳よね。
作中に10代って表記ある&専門学校卒業しているってことは…秀明が通っていたのは1年制の専門学校ってこと?
…どんなところ行ってたんだろう?
2年制とかは割りと聞くけど1年制って珍しいよね。

3

色とりどりの恋バナ達v

鈴木ツタさんの初単行本。想像してたよりもバラエティーに富んでいて楽しめました♪キャラの絶妙な意地の悪さは初期からきちんと出てたんですねvツタさん初めての方はこの本から入ると良いんじゃないかな。

●表題作+他2話
大学からの付き合いで、社会人になってもよくつるんでいる友達5人の間に起こる恋愛話。…1人余るw

・ノンケイケメン営業職×攻に片思いしてたゲイ
・失恋ホヤホヤの腹黒クールメガネ×いきなり誘い受けエロ魔人

の2カプがめでたく出来上がりますv前のは結構普通に良い話な感じ。後のはなかなか腐女子心をくすぐってくれて…っていうか受がエロいわ可愛いわでもう大変!!個人的に一番好きなのは口開けた時の唾液の描写…vvv上の歯から下の歯にかけて白い線がスッと入ってるアレ!とろけちゃってる感がなんとも…!!(うっとり

●正味なココロ+他1話
熱血イケメン惣菜屋店長×偏食王眼鏡リーマン。こっちは眼鏡リーマン受。眼鏡取った表情が見どころです(※鬼畜には成りませんw)…そんな表情隠し持ってるなんてズル過ぎる!
ウジウジ君が不器用なりにも熱血君と通じ合おうとするのが素敵♪頑張れよー。

●お世話になります
暴力絵本作家と、その住み込みのヘタレ家政夫。リバ…でいいのかな?最終的には家政夫×作家。風呂場の素股でグラッと来ちゃう展開とかvヘタレ攻も美味しいと感じるようになってきた今日この頃です。

●半径10メートルの引力+他1話
怪しい少年画像サイトの雇われ管理人(青年)×隣の家のショタ系。甘々v
これはかなり(ジャンル的な意味では無い)ファンタジーが入った作品だと思いました。何がって、そんな怪しい仕事してる男があんな可愛いへにゃっとした笑い方なんてするはずが無いじゃないですかもうやだなああっはっはっ……ウソです超好きですむしろ近所に居て欲しいですそれでいて優しくて強引ってそれ何て裏技vvv久しぶりに「そんなん居ないだろ!」なキャラに萌えた気が…!!トーンの重ね貼りもがっつりリアルっぽい魅せ方してる箇所とか有ってそういう意味でも好みだあ!!ショタ系キャラが出て来るのも新鮮でした。超可愛いんだこの子も…vvv
自分でも忘れかけてたツボを、意外なタイミングで狙い撃ちされた気分wツタさんのオヤジ作品も好みですが、少年や有り得ないくらいファンタジックなBLももっと描いてもらえたら嬉しいな…ムリなのかな…

2

その手を取れば。中々ビターな短編集。

人生は幾つかの選択である。どちらかの手を取れば。また違った結末が訪れたのかもしれないが。

◆ 表題作「hand which」
ドノンケの沢津は、一流企業を辞めた事で彼女にフラれ、荒れていた。いつもつるんでいる大学時代の仲間と呑んで潰れた勢いで、どうやら友人の宇高と一線を越えてしまったらしい…。いくら酔っていたからといって、それは許されないだろうと思いきや。宇高の方は、学生時代からずっと沢津を好きだったのだと言う。責任を取ると言う沢津を制して、離れようとする宇高の気持ちが切ない。沢津はノンケだから。その気持ちは一時的なものだろうと。
けれど。沢津はよくも悪くもシンプルな考えの持ち主。そんな健気な宇高を幸せにしたい、と思えるのだ。そう、彼は無敵。学生時代の仲良し5人組で、圧倒的光属性の沢津は無敵の赤レンジャーなのだ。というお話。

◆ 「シェイク ア ハンド」
表題作には続きがあって。こちらはスピンオフと言える。沢津の仲良し5人組の1人、黒島は、密やかに宇高を好きだった。けれども沢津の様に告白する勇気を持てなかった。ただ見つめていただけだ。高田は、そんな黒島の気持ちを看破していた。男同士とか、何だとか、は「あっさり越えられる。」と、半ば誘惑される様に口付けられ、これまたアッサリと一線を越えてしまう。彼女持ちの高田を彼女から奪うと決意表明した黒島のその後は巻末へと続く。

◆「正味なココロ」「正味なコトバ」
お惣菜屋を営むイケメン竹馬は、色白で儚げなリーマン続木の偏食の酷さを見かねて、彼の昼食を提供する事になる。少しずつ食べれるものが増えて行く内に、心も近付いて行く。青白リーマンの続木は見るだにエロいけど、バツイチというのにビックリ。まず何で結婚出来たのか、とか。その偏食ぶりの理由とか。気になり過ぎるんだけど、そこは描かれない。

◆ 「お世話になります」
この中で一番胸くそ系攻め。子供向けの優しい絵本を描くという作家の岩田は、アシスタント兼、身の回りの世話として雇っている青野に対して、気に入らなければ殴る蹴るの暴君ぶり。青野は元々岩田のファンというのもあって、絶賛片想い中なので、そんな事にも耐えていられる。若干Mだとしても。これはちょっと酷いのだ。で、結局はいかにもひ弱そうに見える青野が攻め。岩田が抱かせてやったと見るべきか。

◆ 「半径10メートルの引力」
 「直線上にして8メートル」
幽霊屋敷の様な隣家に住む、謎の男・文造。
彼に興味をそそられた秀明は、文造が少年達の半裸姿を撮影しては、WEBに上げるという怪しげな仕事をしているのを見る。興味本位で近付いた筈なのに。文造に自分だけを見て欲しいと思い始める秀明。フニャっと笑うヘタレっぽい文造は、もちろんヘタレでは無い。「いつでも逃げていいよ。」と、微笑みながら、その実、秀明を絡め取ってしまうのだから。悪い大人だなぁ。私は文造が被写体としていた少年たちの何人かとはヤッていると思っている。可愛い秀明が大人になってしまったら。文造はまた少年たちの1人に手を出してしまうのかなぁ。悩ましい。

◆ 「どういうことになったのかといいますと」(描き下ろし)
「hand which 番外編」というものの、これは「シェイク ア ハンド」の、黒島 × 高田 のその後。黒島は高田を彼女から奪還する、事に成功する。柔道をやっているらしい彼女からの餞別は黒島にはボディブロー。高田は顔を張られたらしい。男に恋人を寝取られてしまった彼女の心痛や如何に。

◆ あとがき
には、作者にとって初の単行本で。「半径10メートルの引力」が、初のオリジナル作品だということが分かる。この中の幾つかがその後の作品群の租となっているか、どうか。作者の嗜好が仄見える様で、それはとっても味わい深い。
それはそうと、ツタ先生が、商業誌デビューが嬉し過ぎてドッキリかもしれないと思ってたというのが可愛い。

2

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