一途な新人マネージャー× 恋人を喪ったギタリストの エモーショナルLOVE!!

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センチメンタルコードを鳴らして

sentimental code wo narashite

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表題作センチメンタルコードを鳴らして

津々井春虎,南朋のマネージャー
大石南朋,ギタリスト

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

忘れられないまま、
もう日常になったつもりでいた――。
人気絶頂の最中、ボーカルが突然死したロックバンド
『ピエリス』。ギタリストの南朋(なお)は、
急逝した心(しん)と恋人同士でもあった。
表舞台から去り、空虚感を抱えた毎日を送る南朋。
そうして5年の月日が流れたある日、
訪れたバーで心にそっくりな青年と出会う。
春虎(はるとら)と名乗る彼と
一夜を共にするけれど、翌日、
新任のマネージャーとして再会して!?

作品情報

作品名
センチメンタルコードを鳴らして
著者
秋月ルコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608407
3.8

(9)

(3)

萌々

(2)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
35
評価数
9
平均
3.8 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数2

突然の別れと新たな出会い

音楽をテーマにした作品てエモいものが多いと思うのですが、まさしく本作もそうでした。
大切な人を亡くして立ち直れずにいる主人公・南朋が、春虎という1人の青年と出会ったことで過去を乗り越えていくストーリー。
切ないモノローグが、悲しい過去が、胸熱のライブシーンが心に響きます。


突然亡くなった元恋人でバンド仲間だった心。
バンドを解散し、表舞台から姿を消した南朋は、5年たった今も心に対する罪悪感を抱えています。
そんなある日、バーで心に似た青年・春虎と出会います。
一夜限りのつもりの南朋でしたが、翌日、マネージャーとギタリストという立場で再会してーー…!

春虎に心を重ねる南朋。
いけないと分かっていながらも、もう一度心からの「好き」が聞きたくて、春虎を利用します。
それを全て分かった上で受け入れる春虎は、優しくて心優しい素敵な青年です。

かつて、心が南朋の居場所だったように、春虎にとっては南朋が居場所をくれた人でした。
大丈夫な振りをして、全く心との思い出を昇華できていない南朋が切なくて痛い。

支えを失った南朋の一番のファンで、一番の味方になっていく春虎との関わりがとても良かったです。
控えめで健気な春虎が本当にいい子で、南朋を見守りつつ寄り添う姿が健気で印象的でした。

心のためにもっと何かできたんじゃないかと悩んできた南朋。
心を忘れるのではなく、思い出として一緒に生きていこうとするラストのライブシーンが熱かったです。

単巻なのであっさりしているのですが、しっかりまとまっています。
「またね」が来ない明日もあるんだよなぁ……なんて、考えてしまいました。
切ないけど、読後感は悪くなかったです。

1

また前を向いて

バンドマンのちょっと切ないお話が読みたかったので探して読んでみた作品でした。

思っていたよりガッツリ切なくて、亡くなった心の気持ちがわからないことで
その場所から動けないでいる南朋が痛々しくて。
でも春虎との出会いでまた前に進むことが出来て、心との別れをきちんと受け入れられる結末になっていたのは良かったです。

春虎が心に似ていたのは単なる他人の空似だったのだとしても、それはそれで運命的だなと思いました。
求めていたバンドマンの話という感じではなかったけれど、春虎が過去に南朋たちの音楽に背中を押されていたエピソードはとても素敵で
音楽の力は偉大だよな、としみじみ思いました。

0

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