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てんてん
クィーンパルティア号処女航海前日
本品は『豪華客船の王子様~溺愛パレス~』初版限定挟込ペーパーです。
クィーンパルティア号処女航海前日のお話です。
その知らせが入ったのは、クィーンパルティア号の処女航海を明日に控え、
Jが出港に向けた準備の最終チェックでたいへん忙しくしていた時でした。
クィーンパルティア号の出港式を見たいという人物についJの判断を仰ぎた
いと言うものでしたが、周囲の迷惑を顧みない自分勝手な「自称ファン」
には困ってしまいます。
ただ、停泊しているのは周囲には何もなく夜釣りも自由な港で、今の時期
は白夜でもあり、ただでさえ治安の良い子の国で成人男性が夜明かしした
として何か問題があるとは思えません。
警察が迷子かと思って職質するくらい若く見えたのには納得ですが、どう
しても放っておけないから「観覧希望者の待合所」という名目の場所を
作りたいと言う程の人物とはいったい何者!? どこぞの王子がお忍びで観光
に来ているのか!? と過去の自分を顧みたJでしたが･･･
B6サイズペーパー両面中折り２段組3頁と長めの番外編は本編前日譚、
前巻の裏事情的なお話になります♪
警察の者の答えは「ヴァルトに似ている」という意外な答えでしたが、彼
の名前を聞いたJは「やっと見つけた」と心の中で叫んでいました。
その人物こそ6年前にJを変えた青年だったのです。Jはこのチャンスを逃す
気はありませんが、悲願の豪華客船出向まであと1日しかありません。絶対
に捕まえたいけれど、彼が頃純粋なままなのかはわかりません。
そこでJが考え出したのが、JのSPを切望する警備隊の希望をエンターテイン
メントで解決する方法で･･･
･･･という歩途を使ったヴァルト擬人化SP作戦が立案されるに至った裏事情
が語られるお話でした♪
前巻の初回特典もジークフリート視点による歩途との出会い編でしたが、
本品はジークフリートが再び歩途を捕えた日のお話で、既刊を読んでないと
ちょっと物足りないかな (^-^A
まぁ、続きものなので本作だけ読まれる方は少ないと思いますし、前巻が
ツボった方にはとても楽しいお話だと思います。
尚、WHのくせではジークフリートとヴァルトの出会い編の番外編が読めま
すので、ぜひそちらもチェックしてみて下さい♪
