電子限定かきおろし付
心が読める設定だが
作者さんのデビューコミックスとのこと。
デビューとは思えない、人間ドラマと魅力的なキャラたちでなかなか面白かったです。
主人公、光は、心が読めるという特技（？）を活かして情報屋という仕事をしている。しかし、周囲からは気味悪がられ、自分を本心を偽ってただただ生活している。
そんな毎日の中で出会った下っ端ヤクザ、平田。ボスの女を取ってしまい窮地に陥っていた。なぜだかそれを助けようと思った光。
裏表のない平田。ヤクザだけど心がまっすぐ（たぶんヤクザ向いてない）。光はそこに惹かれたのかもしれません。
どちらもしっかり男っぽくて、まるで少女漫画！みたいな受けが出てこないところもとても読み応えがありました。
ふとしたことから光にあれこれされた平田ですが、なぜか嫌悪感はなく、次第に絆される感じがいい。そして単細胞なりに悩むあたりもgood。
一方の光も、すれているけど人付き合いには慣れていなくて、手探りで自分の恋愛を自覚していくのでした。
気になる作家さん。ぜひ他の作品も読みたいです。
蛇はどっちなの。
初の作家さん読みです。
んんんんん、何回読んでも、結局〜タイトルの、蛇はどっちだったんだろうなぁ〜。
佐々木かな。
両者、星屑にも見えたりもする。。。
最初は、あんまりBLっぽくないストーリーなのかと思ったら、後半に向けて盛り上がる感じでしたね。
設定が珍しく、ストーリー面白かったです。
佐々木が、魅力的だったので受けかと思ったら、タチだった。
それは、それで、良しでした。
孤独だった2人が、ラストに普通の日常を送っている姿にほっこりです。
不思議な魅力
"心が読める情報屋"という唆る響きにひかれて読んでみました。
表紙の表情から佐々木はもっと悪い感じなのかなーと思っていましたが
悪いというよりは掴みどころがなく、でもその雰囲気に引き込まれるような不思議な人でした。
能力があることで幼い頃からツラくて苦しい思いをたくさんしてきた彼の心の闇はとても深いんだろうな、と。
でもそこから逃げるのではなく、活かして仕事としているところがかっこよかったです。
ものすごく精神年齢が高そう。
平田は口は悪いけれど、まっすぐな人。
そういう人が佐々木にとっては必要だったのかなと感じました。
中盤からやや駆け足に展開しましたが
その中にしっかりとエロがあり心を通わせる描写もあって
すっきりできるラストが良かったです。
主要キャラにゲイがいないBL
ヤクザ絡みネタだけど主人公は心が読める情報屋攻で、不器用な下っ端ヤクザが受。
濡場は6回。
うち1回は夢オチ。
心が読める系BLは、読んだ心の内を指摘するかしないかに別れると思っているがこれは指摘するBLだった。
心が読めることを公表して進むと、そのこと自体がストーリーから置き去りにされてしまいがちだと思うが本作はあくまでも心を読める力を活かして情報屋としての依頼を受けていく話になっていた。
心が読めることで周りの騒音に傷ついたり人の好意が信じられなくなったり、そういうありがちな流れがなく、受との恋の駆け引き？みたいなところに焦点当てて進んでいくのが無駄がなくて良かったように思う。
絵も綺麗だし孤児院に被害がなくてよかったしいい話だった。
個人的には描き下ろしのSM拘束具プレイが最高だった。これだけであと20ページくらい描いてほしい。
少し泥臭い感じがいい王道です
表紙の綺麗目な男性が攻め君で表紙右の細身だけどがたいのいいヤクザ君が受け君です。
「心が読める」 が題材とされた作品集の一作品ですが、心が読める上でのブラックな部分もちゃんと入ってる上でのお話なのでとても読みいってしまいました。もっとあちこち散らばってる複線のようなところも回収していただけたら神作品かと思うような素敵な作品なのではと感じてしまいました。
二人ともの良いとこがお互い引き出せていけそうなカップルで、不穏な雰囲気から可愛い二人になっていく出来すぎと思われる方もいるかもだけど素敵なハッピーエンドです。
私はもっとイチャイチャや二人が組んだらこれからどんなかなぁとか読んでみたかったです。
本編シリアスなお話なんですが最後の可愛いやりとりみてたらラブコメにもなりそう…と勝手に煩悩展開したくなりました。初のオリジナルＢＬとのことでびっくりしまさかたが次回も楽しみにしております。
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