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アルファのオフィスに秘密の残り香

alpha no office ni himitsu no nokoriga

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表題作アルファのオフィスに秘密の残り香

樫原紘隆,α,樫原グループ常務
綾乃悠,Ω,兄の秘書

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

悠は巨大企業樫原グループの常務である兄の秘書を務めている。オメガだが発情を薬で完璧に抑え、恋愛には目もくれず兄に尽くしてきた。だが常務の一人・紘隆の匂いにだけは反応してしまう。紘隆は軽薄そうに悠を誘ったかと思えば、仕事ではカリスマを発揮する掴み所のないアルファだ。惹かれる気持ちを必死で隠していた悠だが、紘隆のオフィスを訪ねた際、女を連れ込んでいた彼のフェロモンにあてられて発情してしまい――。

作品情報

作品名
アルファのオフィスに秘密の残り香
著者
義月粧子 
イラスト
kivvi 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784778130336
2.5

(10)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
19
評価数
10
平均
2.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

イケメンエリートα×美人秘書Ω

うーん、うーん、攻めが嫌だ。
攻めが理不尽で子どもだと思う。

薬で発情を抑えているΩの悠ですが、仕事で出会ったエリートα・紘隆のフェロモンにだけは抗えず……と、いうお話。

遊び人の紘隆が思わせぶりです。誘ってくるかと思えばスルーしたり、気がないのかと思えば誘ってきたり。
悠は、それにいちいち反応して一喜一憂していてるのですが、恋愛慣れしてないなぁって感じで可愛いです。

そして、出張先で発情してしまった悠は、呆気なく紘隆に抱かれてしまいます。

私は、紘隆のセックスにはあまり優しさを感じなかったかな。
初めての悠に対して配慮を感じなかったし、朝まで裸で寝かされていたのも、何だかなぁ……という感じ。

強引な攻めに翻弄される健気受けは大好きですよ。
だけど、いちいち紘隆がイラつくんですよね。
悠が実兄とデキていると勘違いして怒りを悠にぶつけるし、言葉使いも品がなくて嫌でした。

兄の佑に嫉妬し、悠を自分のものにしようとしてふと考える──アイツはうぶな振りしたただの淫売か……と。
そもそもフェロモンでαを誑かすのがΩだろう……と。

この人、内心Ωに対してそんなふうに思ってたんだ。
へー。
心の声って本心だよねー

発情期に無理やり家に押しかけてやりたい放題ヤッたくせに、急に我に返って冷たくなるってどうなの?
性別以前に、こんな男嫌なんですけど。

紘隆の傲慢さと自分勝手さには呆れまくりました。
それでも、仕事に対しては真摯に向き合う男だと思っていたのに、終盤はそれさえも覆す最低っぷりを発揮。
悠の仕事をバカにして蔑む態度に、悔しくて泣けてきた。
紘隆に言い返す悠がかっこ良かったし、最後まで仕事から逃げない姿勢も素晴らしかった。
紘隆の言い訳に対しては、「は?」って感じでした。

この二人、「魂の番」じゃなければ結ばれなかったと思う。
本能で惹かれ合うって怖いわ。

ハッピーエンドではあるのですが、これで終わり?って感じで物足りなさを感じました。
兄達の存在感が凄かったので、もしかしてスピンオフがあるのかな?

8

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