ねぇ、俺お父さんとセックスしたいーー。

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カッコウはまだカゴのなか

kakkou ha mada kago no naka

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表題作カッコウはまだカゴのなか

竹内優也,警察官
紗良,優也の養子で大学生

同時収録作品カッコウはまだカゴのなか

モブ
紗良

あらすじ

警察官の優也は、ある事件の被害者・紗良を保護し、共に暮らしている。だがある日、おそろしいほど美しく成長した"義理の息子"である紗良の真っ黒な瞳にやられ、快楽に堕ちていくのだった……。

作品情報

作品名
カッコウはまだカゴのなか
著者
amam: 
媒体
漫画(コミック)
出版社
秋田書店
レーベル
プリンセス・コミックスDX カチCOMI
発売日
電子発売日
ISBN
9784253154970
3.8

(19)

(6)

萌々

(7)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
71
評価数
19
平均
3.8 / 5
神率
31.6%

レビュー投稿数3

読み手を選びそうな作品ではあるが。

初読みの作家さまですが、淫靡っていうか、ほの暗さのある表紙にホイにホイされてお買い上げ。

んー。
一言で言ってしまうと、読み手を選びそうな作品。だと思いました。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は警察官の優也。
彼は結婚歴はないが大学生の息子・紗良がいる。なぜか。
それは、2年前、とある犯罪被害者だった紗良を優也が救い出し、引き取り手の無かった紗良を引き取り養子として迎えた、という経緯があるから。

誘拐犯に長い期間監禁されていた紗良は当然のように学校にも行っておらず教育を受けていない。無学な紗良は知識は全くないものの、知能はかなり高く、ゆえに大学生になり人として新たに生き始めた。

が、紗良は優也に抱かれたがり、そして複数の友人とも性的な関係を結んでいるようでー?

というお話。

うんうん。
誘拐犯に監禁され、性的な虐待を受けてきたのだろうと。
そういう、紗良の過酷な過去が少しずつ見えてくるのですが。

過酷な過去を持つ紗良が、優也に愛され幸せになりました!

という、王道のストーリーではありません。

カゴのなかに、未だ囚われているのは誰?

んー。
これは好みが分かれそう。
登場人物たちが、割とみんなクソです。外道です。(いや、失礼)。
甘々だったり、優しいお話がお好みの方にはお勧めしづらい作品かなと思われます。
キラッキラな恋愛ものを好まれる方も回れ右。
ダークでシリアスな作品が苦手な方にもお勧めしづらい。
甘々、優しいストーリーが読みたいときにも不向き。

が。

個人的にはドツボに突き刺さる作品でした。
一癖も二癖もあるような、噛めば噛むほど味が出るような、そんな作品を所望される方にはとにかく読んでみて!とお伝えしたい。

正直言ってしまうと、「萌え」という点では☆1つ。
でも、ギューッと心鷲深みにされました。人のダークさと欲望を、これでもかとがっつり魅せる、そんな作品でした。

5

どうにもならない思い

古のサブカル系を彷彿とさせる、暗い絵柄の行き詰まり愛のお話。
何も解決しない所がいいよね。

誘拐犯に長いこと監禁されていた子どもを偶然救い出したお巡りさんが、その、身寄りのいない救い出した子どもを養子にして、二人で暮らし始めたが、、、。

監禁生活で歪んで成長してしまった紗良と、常識と心の奥底の欲望の間で葛藤する優也。
独身なのに子どもを引き取るなんて言い出した時点で、もうその子に魅入られちゃってるわけだから、結局、いろいろ、迷ったり、言い訳したり、逃げたりしても、なるようにしかならなかった、なるべくしてなった結末。

ほの暗いのがお好きな方におススメ。

3

インモラルを…

作者さまがインモラルな作品をお描きになりたい!というのが伝わるお話し

幼児誘拐→長期監禁→誘拐犯を父親と擦り込まれた性依存な受けの出来上がり
そんな受けを保護し、養子にした事で義父となった警官の攻め
義理の親子関係を築き、受けの紗良にまともな生活をさせ父親としての愛情を注ぎ誘拐犯であった疑似父親の記憶を上書きさせてやりたいと思う父、優也

しかし、、、そんな優也の正義感をぶっ飛ばす位に既に壊れてしまっていた紗良は心のままに優也を、優也のカラダを求めてしまう、、、

さてさて優也は父親としての愛情と庇護欲としての愛情に阻まれ翻弄されることに……どうする????

といった内容です
絵柄やトーンでの雰囲気が上手く演出されていてテーマに沿った背徳感を醸し出してはいますし怪しげな紗良の感じも伝わります

ただ、、、所々お話し自体の詰めの甘さというかツッコみたくなってしまうポイントが見え隠れしてしまい、本来こういうお話しが好物な私にしては珍しく冷静に読んでしまってサラッと終わってしまいました… (>ㅅ<)
この手のお話しを読む時にしか得られないゾクゾク感みたいなものを得られそうな一歩手前迄は来ているのに、、、ずっとゴールテープが見えているのにいつ迄もテープを切れないマラソンをしているみたいな、、、
消化不良感が残ってしまった……

そもそも間違いなく紗良はPTSDだから保護したのが警官なら尚更もう少しメンタルケアするだろうし、後大学生になった息子と同じベッドで寝てる意味が分からんのだが、、、という小うるさい姑のような捻くれモードに入ってしまった自分が口惜しい(ㆀ˘・з・˘)ウーン…

優也がせめて親戚のおじさん設定であれば身内だからとか、、、で、気にならなかった点も「警官」設定だった事が逆に気になっちゃったんだろぉなぁ、、、最悪普通の隣人設定位で公的機関の影さえチラつかなかったら良かったのに~…

と勝手なコトを思う位には好きな傾向のお話しです
紗良の壊れ方も一方ではただただ純粋に心の欲に忠実であったと捉えれば、それこそ人の価値観に囚われず自分に正直になっただけ…それこそ「インモラル:不道徳」の原点だと思うんですよね
それがちゃんと見え隠れしていただけに、、、
あーーーー…すっごく私的には惜しい作品でしたーーーー!!

1

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