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僕は、明日の夢をみる

boku wa ashita no yume wo miru

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表題作僕は、明日の夢をみる

沢渡冬一郎,小説家
鈴野英志,弁護士

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下・あとがき

あらすじ

未来を予知することはできても、
恋の指針は見通せない!?

僕が見る夢は、少し先の未来だ――
弁護士の英志は、誰にも言えないそんな秘密を
抱えていた。幼い頃はそれが特殊だとわからず、
つらい思いをすることもあったけれど、今では
うまく活用して仕事にも役立てることができる。
そうして日々を過ごしていたある日、
行きつけのカフェで不思議な雰囲気の男性と
出会う。なんと彼は、直前に夢に見たその人で、
愛読書の著者・冬一郎だった!!
初対面の相手を視ることなんてなかったのに――
思いもよらない偶然に困惑しつつ、
冬一郎との交流が始まって…!?

作品情報

作品名
僕は、明日の夢をみる
著者
不破慎理 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608551
3.4

(7)

(1)

萌々

(1)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
24
評価数
7
平均
3.4 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数2

不思議な夢が告げる物語

ファンタジー色が強い作品です。
先生がある映画を観て影響を受けたというだけあって、映画のようにロマンチックで不思議なストーリーでした。

予知夢の力を持つ弁護士の鈴野は、ある日偶然ファンである小説家・冬一郎に出会います。
何だかんだで会うようになる2人ですが、鈴野は冬一郎が事故に遭う予知夢を頻繁に見るようになりーー…

地味だけど真面目で一生懸命な鈴野と、派手に見えて優しく誠実な冬一郎。
出会いからして運命的だったので、もしかして冬一郎に裏が?……などと、勘ぐってしまいましたが全然違いました;
心からお互いを思い合う素敵な2人の素敵なラブストーリーです。

予知夢で見た危機から冬一郎を守ろうと必死になる鈴野。
自分と出会ってから冬一郎にハプニングが起きるようになったと知ると、会いたい気持ちをグッと堪えて我慢。
過去の経験から相手には言えず、ひとりで不安に耐える鈴野が健気なんですよね。

そこをあっさり超えてくる冬一郎がイケメン過ぎます。
視点が変わる4話で冬一郎の秘密が分かり、優しさが沁みました。

冬一郎が巻き込まれる大きな事故の予知夢を見てしまった鈴野。
果たして、鈴野は不吉な夢を回避できるのか……

未来が見えたら便利かもしれないけど、そうなったら夢に縛られそうで怖いなあ。
でも、もしこの力のおかげで大切な人に出会えたのだとしたら、それは素敵なことかも。

優しい眼差しで描かれた不思議なお話です。
2人が恋に落ちる過程をもう少し丁寧に描いてくれたらもっと良かったんだけど……
それでも、幸せな余韻に包まれる読後感は悪くないです。

エロはほんの少しなので、そちらは期待しないで読まれることをオススメします。

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巡りめぐる、夢の中

予知夢ファンタジー。
「ファンタジー」という用語からイメージするよりはどちらかというとサスペンス風味も。

主人公は生真面目な弁護士・鈴野。
鈴野は子供の頃から予知夢を見る。友達に変な子と思われて、その体験を隠して生きている。
ある日白昼夢を見た鈴野は、夢と同じ男性に出会い。
するとその男性・沢渡は鈴野の大好きなミステリー作家本人でとても素敵な人だったから、どんどん好きになって。
しかも沢渡の方から告白してくれるんですよね!
ならば大ハッピーBLじゃない?
だけど、そこに少しずつ不安と恐怖の混じった空気感が忍び込んでくる…

鈴野は嫌な夢を見る。事故の夢…
そして沢渡に危険な事ばかり起こる。
このあたり前半の優しく甘い恋の空気感から一変して、も…もしかして死ネタ?

フタを開けてみれば意外と呆気ないタネ明かし。
えぇ〜〜⁈…
死も不幸も起こりはしません。
良かったけど…ホッとしたけど…(気が抜けたかも)
やさしい2人のやさしい物語。Hは朝チュン風味で非常に上品です。

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