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nikuka itoshika
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
読み終えて、無性に麺類が食べたくなる。
お、おなかすいた〜!!
よく食べ、よく働き、恋に落ちる…?
そんな帯の文がぴったりな2人のお話。
博多にある、とある明太子会社が舞台の営業マン同士の組み合わせ。
主人公の真柴と、その同僚たちが口にする博多弁がとっても良い。親しみやすくて柔らかい雰囲気が良いです。
東京支社からやって来たエリート営業マンで、真柴の同僚となった1歳年下の同期・水口。
顔良し・仕事良し・人当たり良し…な、絵に描いたような好青年だというのに、なぜか真柴にだけはチクチクと嫌味を言ったり、少し勘に触る絶妙な意地悪をしてくるイヤなやつ。
なんで俺だけ?どうにか負かしたる!と、"勝った相手の言うことをなんでもひとつ聞くこと"を条件に、水口と営業成績を競うことになるけれど…
勝負に勝った水口が「俺と付き合ってよ」と、真柴に言い放つところから始まるお話。
好きな子ほどいじめたいの?いつ好きになったの?なんてところはぜひ本編で。
はじめは冗談かと思ったのに、一途でストレートに好意を伝えて来る水口に対して、やや天然で流され気味な真柴の思考がシンプルで分かりやすいうえにもだもだとしていくのが可愛い。
印象としては、お仕事多めの王道ものといった感じでしょうか。
でも、お仕事関係の描写も堅苦しくはなくて、合間合間にいけすかない相手との距離が少しずつ縮まっていく様子が自然に描かれています。
一緒に仕事をする中で、お互いの仕事の仕方に「おっ」となったり、知らなかった一面が見えて来たり「なんかちょっと良いかも」が積み重なっていく。
2人でおいしそうに食事をする描写が素朴で好きでした。
派手な展開や大きな出来事はありませんが、ストレスなく読めるサラリーマン同士の恋愛模様が見られます。
2人ともが思いやりのある人なのが分かる行動や言動があちこちにさり気なく描いてあるのが良かったなあ。
年上に遠慮のない物言いの年下・なんの計算もなく攻めをグッとさせる受けにピンと来た方は、もしかしたらお好きかも?
個人的には、もう少しドンと来る萌えが欲しかったのでこちらの評価に。
しかしながら、なんだかんだで相性が良い、ほのぼのとした微笑ましい2人の可愛らしいお話でした。
※紙本修正は白抜きです。