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転生したら黒獅子王子のお友達でした! 食べられないように偏食克服させます

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表題作転生したら黒獅子王子のお友達でした! 食べられないように偏食克服させます

ファウステラウド,獅子獣人の国ラヴァーリャの第二王子
テオドア,医学博士の父を持つ前世の記憶をもつ少年

あらすじ

「テオ、テオ、かわいいな。うなじを噛んだらダメか? 」日本人だった前世の記憶を持つテオは、父の仕事の都合で獅子獣人の国ラヴァーリャに引っ越し、初日から迷子になってしまう。そこで出会ったのは、茂みに潜伏している黒獅子獣人の王子ファウスだった。王子の「ご学友」になったテオは、嫌いな食べ物から逃げ回るファウスに、前世の日本人の記憶を生かして、偏食を克服するための料理を提案しているうちに、餌付けしてしまい……!6歳→10歳→13歳→16歳美味しく食べさせてあげて、二人の恋も育っていく♥WEB発大人気ノベル!

作品情報

作品名
転生したら黒獅子王子のお友達でした! 食べられないように偏食克服させます
著者
猫梟  由麒しょう 
イラスト
yum 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799751350
4.1

(8)

(2)

萌々

(5)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
33
評価数
8
平均
4.1 / 5
神率
25%

レビュー投稿数1

黒獅子王子にロックオンされました

今回は黒獅子獣人の第二王子と人で医学博士の息子のお話です。

国王に招かれた医学博士の父とラヴァーリャ王国に
移住した受様が第二王子と出会い、恋を知るまで。

受様は元貴族の両親のもとに生まれた一人息子ですが
亡き母も医学博士の父も呑気者で実家からもらった財産を
食いつぶして生きるような貧乏暮しです。

実は受様には
日本という国に住んでいた頃の記憶があります。
前世か、夢か、思い込みかを判断できることもおらず
料理好きで平凡な男の子の記憶は
6才の受様をしっかりした子供に成長させます。

受様の父が獅子獣人の国ラヴァーリャの王から
風土病解明のために招聘された時も
躊躇する父の背中を押して王国へと向かいます。

父がラヴァーリャ王と謁見する間に
退屈だろうと受様は庭の散歩を進められますが
見知らぬ広大な庭で迷ってしまい
黒獅子の男の子に助けられます。

この黒獅子こそが今回の攻様になります♪
攻様は現国王の第二王子であり
100年ぶりにうまれた黒獅子獣人です。

受様は攻様に気に入られ
正式に攻様の学友と認められて
攻様に寄り添って1日を過ごす事となりますが

攻様は勉強嫌いで
すぐ雲隠れするワガママ王子様で
受様は毎日逃走する攻様を勉強部屋に
引きずっていくのもお仕事でしたが
食べ物の好き嫌いも非常に多かったのです。

その日は朝食の席で文句をつけていて
受様が迎えにいくと「人参と玉ねぎと戦っている最中」
と言われてしまいます。

しかも攻様は飾り切りされた蝶の人参を
強引に受様の口に突っ込みますが
ほぼ生で塩すら振っていない状態でした。
目には楽しくてもこれでは受様も食べたくありません。

そこで受様は攻様に人参と玉ねぎを食べさせるべく
料理長にハンバーグもどきのレシピを託し、
攻様に人参と玉ねぎを食べさせることに
成功するのです。

攻様が苦手な"白いコメ"を食べさせる事に成功し
攻様は受様の料理をいたく気に入り
王弟である最高司祭にも気に入られます。

"白いコメ"は聖女がもたらしたものとされ
敬虔な信者や最高司祭である王弟は
よく食しているのですが

風土病を調べるために招聘された受様の父が
その風土病の原因を聖女の"コメ"だと断言した事から
牢屋に入れられてしまうのです!!

果たして風土病の原因は本当に聖女のコメなのか!?
聖女を愚弄したとされた受様の父はどうなるのか!?

WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」連載の小説に
加筆修正しての書籍化で

前世の記憶のある受様が父の招聘によって訪れた獣人国で
建国の祖と同じ黒獅子として生まれた攻様と出会う
異世界転生風味のもふもふファンタジーになります♪

本作は2人の出会いから恋を実らすまでとなり
かなりな山場で5月の続巻へと続いていました。
単巻ではないは終わらないのでご注意ください。

受様は前世の日本人の記憶を元に
ラヴァーリャ国にない料理を作って
攻様の偏食を改善していくとともに

父が研究していた風土病を豆料理によって駆逐し、
熱中病にはある飲料を提案して解消させ、
第一王子の婚姻に絡ませた菓子対決も
見事に勝利に導きます。

もちろんそれらは受様だけの力で
解決した事ではありませんが
受様の記憶が鍵であったことは間違いありません。

おおざっばで呑気な医学博士の受様の父、
最高司祭として聖女に仕えていた王弟、
弟を嫌いぬく黄金獅子の第一王子、
攻様の学友となる貧乏公爵家の跡継者、
攻様の学友となる成金子爵家の後継者等々

登場人物は皆、一癖ある人物ばかりで
次々と起こる事件にワクワクで読み進めました♪

残念ながら受様が叶わないと持っていた攻様と
両想いになるところで最大の難関にぶち当たっての
「以下続刊」でしたが、とても面白かったです (^-^)/

受様と攻様が本作の難関をどうやって乗り越えるのか
非常に楽しみです。

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