ただの相棒、だったはずが――

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表題作マリオネットの祈り

神部翼,CGS部勤務,33歳
マリオ,最新型のサイボーグ

その他の収録作品

  • 描き下ろし/きみには勝てない
  • あとがき

あらすじ

サイボーグの心に宿ったのは、自らの意思による、恋か、それとも……ヒト×サイボーグの純愛、SFサイバーパンクBL誕生!

人とサイボーグが共存する世界。
しかし「サイボーグは人間よりも下の存在である」という思想を持つ人間により、犯罪に巻き込まれるサイボーグは後を絶たない。
ホワイトサイバー社CGS(サイボーグガードセキュリティ)部は、そんなサイボーグたちを守るための組織だ。
CGSで働く神部 翼は、相棒を亡くしてから憔悴しきっていたが、新たにサイボーグであるマリオとバディを組むことに。
マリオはハニートラップを得意とするほどに美しい青年の様相をしており、神部に対してバディ以上に甲斐甲斐しい世話をしてきて――!?

作品情報

作品名
マリオネットの祈り
著者
樋木ゆいち 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784796414340
2.9

(16)

(3)

萌々

(3)

(2)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
1
得点
39
評価数
16
平均
2.9 / 5
神率
18.8%

レビュー投稿数1

好きなジャンルでしたが

サイボーグと人間とが共存する世界。
神部は過去に仕事の相棒を事故で亡くしてしまい憔悴していたところ、最新型サイボーグ・マリオを新しい相棒として迎えてサイボーグを守る機関に勤める事に。
いろいろと世話を焼いてくるマリオに徐々に馴染んでいくのですが、マリオは夜の奉仕まで申し出てきて…。

人外、サイボーグ(アンドロイド)系は好きなジャンルなので楽しみに読みはじめました。
人間が「サイボーグ落ち」するという設定があり、実はマリオは…、というところから、神部への気持ちがマリオのものなのか平井のものなのか、サイボーグは亡くなった人間の代わりとしてなり得るのか…、など、いろいろ複雑な心情が絡み…、と興味深い内容だったのですが、マリオには平井のサイボーグ落ちだという自覚と記憶はあるけれど感情の繋がりだったりはない、など、サイボーグ落ちの概念とマリオの正体を疑った時とマリオの姿で平井が戻ってきた時の神部の態度と、平井の神部への歪んだ愛など諸々が少し腑に落ちなくて…。
私の読解不足もあるのですが、ところどころ引っかかるところがあり、お話しにうまく入り込むことができませんでした。

最後はせつなさも残るハッピーエンド…、なのですが、期待値が高すぎたためか個人的にやや物足りなさも残りました。
マリオのちょっとズレてる感覚は可愛かったですし、ふたりの着ている四文字熟語のTシャツは面白かったです(笑)

2

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