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表題作花散る夜にきみを想えば タクミくんシリーズ

矢倉柾木,祠堂学院3年生
八津宏海,祠堂学院3年生

同時収録作品花散る夜にきみを想えば

崎義一(ギイ),高校3年生
葉山託生(タクミ),高校3年生

同時収録作品嘘つきな口元

乃木沢孟,文部大臣第一秘書
蓑巌玲二,中学3年生→高校2年生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

タクミくんシリーズ待望の最新刊発売!!「彼女ができたんだ…」二年前、矢倉から告げられた一方的な告白に打ちのめされた八津。そんな二人は託生とギイの同級生。その八津に復縁を迫った矢倉の騒動に巻き込まれた託生。他、『嘘つきな口元』も同時収録!!

作品情報

作品名
花散る夜にきみを想えば タクミくんシリーズ
原作
おおやかずみ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784048540605
4.2

(8)

(4)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
34
評価数
8
平均
4.2 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

脇キャラの萌え話満載!!!

タクミくんシリーズは、実は主役2人のお話よりも、脇キャラのお話が物凄く良かったり、萌えたりします。

今コミックスは、まさにその脇キャラのお話が2作品収録されていて、そして本当にとても萌えました。
どちらもプラトニックな感じがあって、それがまた凄く良かったです!!!

「花散る夜にきみを想えば」は、矢倉と八津のお話。
勿論ギイとタクミも登場するし、2人の甘々シーンもあるのですが、矢倉と八津のすれ違い恋模様がなんとももどかしくて、とても良いんです。
一度は付き合ったのに、実は八津の母親からの横やりで別れてしまった2人・・・八津はそのことを知らなかったので、突然一方的に矢倉から振られた・・・と思って傷ついていました・・・
矢倉としては、早く独立して大人たちからとやかく言われない立場になったら八津にもう一度告白するつもりでいたわけです。
そんなわけで、ずっとお互い好きだったのに、2年間すれ違っていた2人。
でも、思いがけない登場人物によって、そのバランスが崩れ、ついには八津はすべてを知ることとなったのです。
付き合っていた期間もとても短くて、キスもまだ1度しかしてなくて、もちろん体もまだ結ばれていなかった2人。
お互い両想いであり続けたことが分かり、そこで2度めのキスをし、そのまま押し倒すところが非常に萌えポイントです!!!
Hシーン自体は描かれていませんが、まだ着衣の状態で矢倉からぎゅう~っと抱きしめられている八津がとても可愛いです。

「嘘つきな口元」は、蓑巌と、代議士秘書の乃木沢(蓑巌の父である大学教授のかつての教え子)とのお話です。
お互いに絶対に意識し合っているけれども、恋心とは認めていなかった蓑巌、恋心を自覚していて溢れる思いをどうしたら良いか分からない乃木沢(普段はやり手秘書なのに、蓑巌の前ではすっごく不器用になってしまう・・・)・・・
でも、久しぶりに再会した時に、蓑巌は、乃木沢から誠意が感じられないから、好きな気持なんて信じられない・・・と言い放ちます。そして、もし信じて欲しければ、電子手帳(時代を感じますね)内に登録の全女性と手を切った上、1年間の完全禁欲生活(もちろん風俗も禁止)をやり遂げるように・・・という条件を出します。
その条件をのんだ乃木沢。
理性を必死でコントロールして、禁欲生活に耐えようとする姿やシチュエーションに萌える私。
この1年間どうやり過ごすんだろう・・・とか、理性と戦っている姿とかを妄想して萌えてしまいました。
あと、条件をのんだ代わりに、「1年経ったら きみ 俺のものだからな・・・俺の言ってる意味わかってる?俺のきみへの愛を信じ その上で巷の恋人同士がしてるようなこと 全部俺とするんだぞ」と、乃木沢が言うのですが、この台詞にもまた激しくドキドキ!!!萌えを感じました。
このオブラートに包んだ感じの言葉で、すごくストレートな事を言っている・・・というのが何ともたまりません。
約束の1年後、やはり自分には無理だ(好きだけど相手について行かれる気がしない・・・あまりにも違い過ぎて・・・と及び腰になり)・・・断ろうと決めた矢先、乃木沢が海外で爆破事件に巻き込まれたかもしれない・・・という事態に・・・

そこで、乃木沢への思いをやはり消すことはできないと気が付いた蓑巌・・・
幸い乃木沢は無事が判明。そして、ギイのおかげで短時間ながら特別に国際電話で蓑巌と乃木沢が話せることに。
その中での乃木沢の台詞がまたすごく良いんです。
「俺は約束を守ったからな もう きみは俺のものだぞ・・・俺のものって意味わかってるんだろうな?」という台詞が凄く萌えました。
2人のラブシーンは一切描かれていないのですが、想像で十分萌えられます。




1

切なめ

原作小説既読です。
収録されているのは小説『花散る夜にきみを想えば』より表題作と小説『緑のゆびさき』より『嘘つきな口元』のお話です。
表題作はギイとタクミが3年生の4月、『嘘つきな口元』は2年生の10月の頃のお話です。
2つともギイとタクミの同級生の恋バナがメインで、ギイとタクミは脇役的な立場。
切なさや緊張感ある部分は同級生に任せて、ギイとタクミは甘々な所を…というテイストの1冊でした。
私はどちらかというと『嘘つきな口元』が好きです。
欲を言うともう少し攻め様が受け様を好きな理由が詳しく知れたら良かったかなとは思うのですが、少し緊迫した展開は好きでした。
『花散る夜にきみを想えば』は矢倉君の行動に疑問を感じるところがあって、八津君に辛い思いをさせてるのがちょっと酷いなぁと思うので、こちらの作品だけだと中立評価位です。
相変わらずギイが忙しく友人達を助けてます。^^

1

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