地位・財力・顔 すべてを兼ね備えたスーパー王子様の寵愛

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表題作アンバーバニラの花嫁

バーシル,ハイダル国の王子
間下瑞希,27歳,会社員

その他の収録作品

  • 後日談

あらすじ

王族との商談のため中東の国ハイダルにやってきた会社員のミズキ。
意気込んでいたところ不慮の事故で突如視界は暗転、目を覚ますとそこは王子バーシルの豪華なお屋敷だった!
地位・財力・顔面、何もかも規格外な王族パワーに気後れしながらもお詫びとして盛大な歓待を受けることに。
ところがうっかりバーシルに気に入られたミズキはその場で口説かれ押し倒され、迫られてしまう。
おまけに次の日には「俺の妻になってくれ」と求婚されてーー…
情熱的で一途な王子の溺愛に、お人好しなミズキの心は次第にほだされ傾いていき…?
令和アラブのスーパー攻め様×元アスリート一般庶民の千夜一夜婚姻譚!

作品情報

作品名
アンバーバニラの花嫁
著者
倉田イツ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オーバーラップ
レーベル
リキューレコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784865549546
3.3

(31)

(4)

萌々

(10)

(12)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
5
得点
99
評価数
31
平均
3.3 / 5
神率
12.9%

レビュー投稿数5

顔面良し、身体良し

商談のために訪れた先の国の王子バーシルに気に入られたリーマンのミズキ。

バーシルの豪華なお屋敷にはペットのライオンもいて、ミズキが露出度高めな衣装に着替えさせられ、迅速な人払いの末強引なバーシルに流されてベッドで愛でられて、さらには妻になってくれと求愛されて…、な作者様が仰っているように王道アラブBL、ということでなんですが、少しだけ王道ではないのがミズキの立派な筋肉と仕事に熱意を持つ姿勢。
アラブものだと屋敷で起こる問題を受けが解決して攻めとの距離を縮めて…、という流れが個人的には多いイメージだったので、寵愛されるだけじゃなくてスーツを着て頑張っているミズキの姿はなんだか新鮮で、バーシルのスーツスタイルも素敵でした。
なので、ミズキが煌びやかな衣装を纏ったりはあまりないので全体的にタイトルの『花嫁』感はやや薄めです。

とはいえ、お約束のいろいろな方面からの妨害もあり、ミズキのピンチに駆けつけたバーシルはさすが王子様!といった感じです。

再会ものというのもいいですね。
バーシルの幼い頃のかわいさはとんでもない。
最後にバーシルの年齢が明かされて、年下!しかもなかなかの年の差!!となり、すぐ読み返してにやにやしながら年下攻めを味わいました(笑)
バーシル、大人っぽいんですよね〜、そして大好物の褐色、たまらんです。
ナディルもアメルも顔がいい…。

すっきりとシャープで綺麗な絵が読みやすくて、かと思えば裸体がしっかりとした肉感でエロかったです。
ミズキの水泳で培った雄っぱいが見どころ。

顔面良し、身体良しで、一途な溺愛も楽しめる一冊でした。

6

アラブの王子に枕営業。肉体美萌え!

アラブもの?って言っていいのか分かりませんが(こういうの初めて読んだので)、元水泳選手な童顔ムキムキ受けがアラブの王子に嫁にされちゃうお話です。受けの顔の作画がとにかく好みなのと、試し読みで見れるライオンを侍らせた王子にわくわくしたのでポチりました。
始まりは枕営業で、そこから順調にトンデモ展開が続きます。言っちゃうと期待通り笑。邪魔をする王族や同僚が出てきますが、どちらも絡み方はあっさりめ。宇城は好みのキャラだったのに、退場が雑すぎて残念でした。
王子は一途に初恋の相手を想い続けてます。こちらも予想通りの展開なんですが、恋をしたきっかけがそれだけ!?ってのはちょっと驚いてしまいました。それで十年も想い続けるのはすごい!ハピエンまではアラブもののイメージそのままのぶっ飛び具合で楽しかったです。オチの年齢差はカバー下と併せて笑いました。
描き下ろしは新婚旅行編で、Hシーンはミズキが柔らかそうな筋肉とイイ体を見せつけてきます。肉体美萌えです。電子の描き下ろしは王子の性癖が知れてとても好き。眼福でした。

1

逞しい受けは好きだけど

アラブものにありがちな女性的な美しい受けじゃなくて、元アスリートの逞しい身体付きの受けが珍しいと思い購入しました。

胸筋が大好物なので、その点は大満足でした。
ただ帯にある「地位・財力・顔 すべてを兼ね備えたスーパー王子様」とありましたが、ちょっとイメージとは違ったかな?
何となく中途半端感が否めなかったです。

話の内容にしてもそうで、瑞希の同僚にしてもバージルの叔父にしても存在が中途半端なんです。バージルが瑞希に固執した理由も、知ってみればそんなこと?と思ってしまいました。

アッサリと読み終わってしまった感があります。
ひと月後には記憶に残って無いと思いました。

ちるちるさんの作者の情報欄にはこの作品しか載ってないので、たぶんデビュー作なんですよね?
なので次回作に期待したいと思いました。

1

琥珀色の瞳の奥には、バニラの甘やかさ。

久々の、溺愛シークモノかな、と期待したのだけど。うん、まぁ普通に可愛い。
イケメン王子様に溺愛執着されたリーマンのミズキは、あれよという間に身体を繋げてしまう。
そもそもミズキは緩い。仕事の為、と自分に言い聞かせ、枕のつもりで応じてしまう。
チョロ過ぎるよ。
けれど、王子・バーシルはそもそも最初っから本気でミズキを手に入れようと狙っていた。もちろん理由はある。
読み手としては、想定の範囲内だが、ミズキが気付いて無いことに、ワクワクしながらその時を待つ。
バーシルは何故、そんなにもミズキに執着してるのか。第8王子と言えど、一介のリーマンがお輿入れする事は可能なのか。なんてね。そこまでハラハラする事も無く、めでたく2人は結ばれる。
途中、王子の一方的な婚姻を危惧した叔父に邪魔されそうになったり。日本からはるばるミズキを心配した同僚・宇城の登場とか。王子あるある、砂漠に自家用ヘリ捜索とか。絶妙に微妙に。その財力を仄見えするものの。そこまで絢爛さは見えず。ちょっぴり肩透かし。そこはそれ。シークならではの潤沢な資金力でもって、デロデロに甘やかせて欲しいし、有無を言わせない贅沢攻めも見たかった。その上で、庶民的な可愛らしさを見せるというギャップ攻め。これ大事。ミズキは、バーシルの飾らない優しさにも惚れてしまうのだから。

前半の、ミズキに破廉恥な衣装を着せる、というのもアラブ王子の歓待あるあるだけど、バーシルには切実に、ミズキの身体を見たい、堪能したいという欲があった。ミズキは元競泳選手だったというだけあって、雄っぱいフワフワの良い身体だ。顔は可愛いらしいけど、この身体というギャップ萌えも王子のハートを射抜いたのかもしれない。エッチだなぁ。しかし、仕事の為には枕も厭わないというミズキの無自覚な奔放さには、これから心配しか無いかもね。
褐色肌のバーシルの、アンバーバニラの瞳には。今も昔も、ミズキしか見えていない。ご馳走様!

描き下ろしには後日談。ハネムーンには、ハワイ。バーシル的には日本あるあるだと思っての事らしいけど。うーん。最後までゴージャスさが無くて残念。

0

親しみやすい王子様

仕事で訪れた中東の国で王子に熱烈に口説かれ、最初は拒むもスルッと身体の関係を持ったあとで徐々に王子に惹かれていく…そんな夢物語みたいなお話で、まさに「王道アラブBL」という感じでした。

バーシルは王子でありながら世間知らずな傲慢さがなく、一般人のような雰囲気を感じられるところが結構あったのでその世界観にスッと入り込むことが出来ました。
バーシル叔父が邪魔してきたり瑞希の同僚が出てきたりと結構ボリュームのあるお話だったので、バーシルがガチ王子感全開なキャラだったら胸焼けしていたかもしれません…。
そういう意味でもあまり王子っぽくなくて良かったのかもなと思いました。

瑞希が出世のために枕営業したことはちょっとびっくりしたけれど、それも含めての王道なのかな、と。
何でもアリな展開の中でもしっかりと想い合う場面があったり、ふたりの過去の出会いまできちんと描かれていたり。モヤッとすることなく楽しめました。

0

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