大学生モデル同士のβなふたり――しかし本当は、βだと偽装しているΩとαだった! 発情からはじまる、それぞれの人生を選び取る物語――。

渇欲スキャンダル

katsuyoku scandal

渇欲スキャンダル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×210
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
57
評価数
15
平均
3.9 / 5
神率
13.3%
著者
倉橋蝶子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344849280

あらすじ

大学生でモデルの沙里は、本当はオメガだが、それを嫌ってベータのふりをして生活している。ある日、事務所マネージャーでもある姉の頼みで、同じ大学に通うベータの大河をモデルとしてスカウトし、一緒に撮影をすることになるが、初対面から意気投合し、二人で打ち上げをすることに。大河の側を居心地が良いと思う沙里だったが、なんと酔った勢いで、大河の匂いに発情してしまう。ベータなのに何故かと思いきや、実は大河も沙里と同様、ベータと偽装していたアルファだったと分かり……!? 嘘つきベータ二人が番うところから始まる、青春オメガバースBL。

表題作渇欲スキャンダル

大河,大学生モデル,α
沙里,大学生モデル,Ω

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき
  • 初期ラフ公開

レビュー投稿数5

沙里が沙里として

オメガだということを隠しベータとして大学に通いながらモデルの仕事をこなしている沙里。
ある日アルファでスタイリストの姉の沙織に頼まれて同じ大学のイケメンベータの大河に声をかけて一緒にモデルとして仕事をすることに。
撮影後に大河とふたりで飲んでいたところ沙里の体に変化が起きて…。

出会って三日で番うというなかなかな序盤からオメガ性を隠していろいろと抱えてしまっていた沙里の気持ちがわかってきます。
それをまるごと包み込んでくれる大河がそばにいることで少しずつ変わっていき、沙里が沙里として大河と共に生きていくという覚悟を決めることができて…。
grayの撮影の時の沙里の表情がとても素敵だし、エッチの時でも強気でおねだりするところがかっこかわいい。
はじまりは唐突でしたがスキャンダラスで胸騒ぎな展開ではなく、お互いを尊重し合う考え方のふたりが身体を繋げながらもそれだけじゃなくて気持ちもしっかりと強く結んでいくお話なので安心して見届けることができました。
ラストシーンのタキシード姿の大河と沙里がとてもかっこよかったです。

あの先輩カプがまた濃そうなエピソードがありそうで…。
あとがきで作者様が高校生時代の大河と先輩たちのお話も描きたいなと思いつつ…、とおっしゃっていたので大河と沙里の続編と先輩たちのスピンオフをぜひとも読みたいなあ、と思いました。

1

最愛を見つける香り。

オメガバースで芳しいフェロモンの香りと言えば。私はゼラニウムのアロマの様な、甘い香りを想像するんだけど。最近は、バニラとか、ネロリとか。金木犀の香りかもなぁ、なんて楽しく夢想する。
さて。沙里の身体から迸る香りはどんなだろうか。
モデル業界とこの「渇欲スキャンダル」というセンセーショナルなタイトルには煽られたんだけど。何のことは無い、甘い方のオメガバースだった。
結構バース性に差別のある社会で、 Ω は迷惑だからと、沙里の所属する事務所や現場、スタジオには、Ω が居ない。早く独り立ちして働きたい沙里は、自身をβ だと偽ってもいる。
ところが、そうも行くまいよ。
α である大河との撮影後、沙里は発情してしまうのだ。しかも。その場の勢いで、大河に噛んで番になって欲しいと望む。
最終的には、大河みたいな有望で超優しい男に娶られて良かったね、となるのだが。
もちろんね。そうじゃないと‼︎
アッサリ番になってから、ちょいモダ。そして、自分はバース性関係無く「己」として強く生きたいと願い、成長するお話にはなっている。なっているのよ。
一応、互いに彼氏の周りに出て来る男に嫉妬したりもするんだが、出て来る人は皆んな良い人で、当て馬にもならなかったりする。
沙里は、バース性関係無く、モデルとしての美しさと、その訴えかける強さで、モデルとして成功する。ところが、解せないのは、β だと虚偽申告していた事もさることながら、事務所の決まりだから というのと、過去にヒート中の α と Ω が、撮影中におっ始めて乱交状態になったという不祥事から、沙里は退所する事になる。フリーになった沙里は、それこそ「己」として羽ばたいて行くので、めでたし!なんだけど。事務所の対応が謎でした。
いや、成功したモデルで儲かりたくないのかな、と。
自身のバース性をカムアウトした沙里の行動は、これからの社会を変えて行くかもしれない、という予兆で終わる。
バース性に限らず。女性が締め出される業界であるとか、結婚や恋愛のタイミングの自由が難しい芸能界だとか。少しだけ今の社会に添っている様で。
全体のトーンは甘い筈なのに、何だか重たく現実味を伴う様な感じもしました。
多分、ページの都合上、沙里が不仲だったという母親との和解までは描かれず。
沙里を支えて暮らして来た優しいお姉さんの結婚式スナップで、大団円。

描き下ろしには、結婚、出産を経て仲睦まじい2人。沙里は活躍中のモデルみたいだけど、大河が何を成したのかは謎。α なのだから成功したスパダリであって欲しいな。

2

ストロングラブストーリー

イヤ、想像以上期待以上に良かった…!大変失礼ですが。
オメガバースってもうお腹いっぱいで、オメガバース?なら読まんでもいいや。みたいな?
しかし、ちるちるの試し読みで絵柄の綺麗さに惹かれ。
読んでみたらすごく良かったですよ〜。

設定的には、オメガは虐げられている、オメガには人生の選択肢は無い…などなど、基本的に「オメガは可哀想」的な世界観。
主人公の沙里は、本当はオメガなのにベータと偽ってモデルをしている。
オメガは発情があって危険なので雇ってもらえないんです。
だから、同じ大学のイケメン・大河の前でヒートが起き、ベータだと言っていた大河が実はアルファだと知って、大河と今番になればもう不特定多数のアルファにフェロモンを撒き散らかさないで済むと考えた沙里は、その場で噛んでくれと大河に頼む…
会って3日でうなじを噛んでの激アツHをしてしまう大河と沙里。
ただし、大河が超絶イイ奴だった!
だから衝動的に番になったせいで不幸が降りかかる、とか、嘘の重ね塗りでにっちもさっちも、という鬱展開は全くありません!
大河は沙里をすごく大事にして、心から愛するんです。
カラダが作り変わり、ココロも大河に包まれる沙里が幸せそう。
2人が甘々両思いカップルで、しかもすでに「番」、もう障害は無いって感じで読後感がすごく良い。
そして、沙里は偽りの生活をきっぱりやめてオメガを公表し、公私ともに大河の番としての一歩を踏み出す、というストロングラブストーリーとなっていきます。
ハッピーエンド・オメガバースが良かった。

2

このカップルが凄い好き

雑誌の方で何回か読んでいたので、コミックスになるのを待っていました。
倉橋蝶子先生の絵はとても綺麗で好みなので、二人がモデルとして活躍する様子がとても素敵でした。

オメガバとしてはオメガに対してまだまだ偏見があるという設定でしたが、沙里の周りはアルファの姉とか彼女の恋人とか理解者が多いんです。

そして番となった大河ですが、彼がめちゃくちゃカッコいいし、優しいしでキュンとくるんです。
最初はベータとして生きたい沙里が利用したような形でしたが、大河の優しさに触れて一緒にいる居心地の良さを感じ始めてからは、沙里が一気に大河に惹かれて行くんです。

大河ばかりが独占欲を見せてるかと思いきや、自分の知らないオメガと大河が一緒にいる姿を目撃したことで、沙里にも嫉妬心が生まれます。

そして沙里は身体の変調を感じた事から、偽りのない人生を歩む事にするんですが、この時に沙里はモデルとして大きなチャンスを掴みかけていたのです。

ちょっと最後は上手く行き過ぎのような気がした事と、大河のブラコン気味のオメガの弟も、沙里のファンだと言うデザイナーも特に波風を立てなかったので、少し物足りなかった様な気もしたので萌2にしました。

ソフトなオメガバだと思います。
段々と溺愛執着して行く攻めにとても萌えました。そしてカッコいいオメガが好きな方にお勧めします。

4

基本あまあま

あらすじ通り、勢いで番ってしまうという事件から始まるものの、直ぐに相思相愛にになりますのでほぼあまあまです。そのあまあまの間に性差別にたいする自分の考え方や生き方を考えたり影響受けたりしながら大人になるというお話でした。
個人的に当初期待していたのは、互いによく分からない人同士で番っちゃったもんだからそこからの距離の取り方とか、近づき方の話で、最後に丸く収まるという展開をイメージしていた事から、直ぐにダイスキ!みたいな展開に「早!」となりましたが、読み返すうちに、恋愛ってこういうものかな、しかも特別なフェロモンもでるしな、なんてすんなりくるようになりました。

5

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