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表題作不機嫌なDOUDOU

岩本 拓海,リーマン
浅木 悠太郎,リーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

好きってこと、隠さなくていいんだ。
サラリーマンの浅木は、大好きなキャラクター・ドッキーの制作会社で働いている。
過去のトラウマのせいでドッキーが好きなことを隠してきた浅木。
しかし体調を崩して早退した日、浅木の家を訪ねてきた同僚の岩本にドッキーで埋め尽くされた部屋を目撃されてしまう。
今まであまり交流のなかった岩本に秘密がバレて動揺するが、彼は全く気にしてない様子で浅木の過去をかき消すような言葉をかけてくる。
岩本のぶっきらぼうな優しさのおかげで、周りを気にせず、徐々にありのままの自分でいられるようになった浅木は岩本に惹かれていくが

作品情報

作品名
不機嫌なDOUDOU
著者
高乃トキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
SPコミックス mimosa
発売日
電子発売日
ISBN
9784845857814
4.4

(66)

(36)

萌々

(23)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
290
評価数
66
平均
4.4 / 5
神率
54.5%

レビュー投稿数9

よかった!!

かわいいキャラクターが好きでグッズなど集めがちな人なら浅木(受)の気持ちに共感できそうだし、ゆるい話を想像していましたが2人が働いている会社の仕事と共にストーリーが進んでいた印象で、ドッキー10周年企画は普通にいい企画で面白そうだと思って大変だけど楽しそうな職場でいいなぁと違う見所もあって面白かったです!

浅木はゲイで岩本(攻)はノンケなのでどうくっつくんだろうと思っていましたが、自然にいい雰囲気になっていて途中距離を置かれたりもしましたがアルバムがなくてもきっと付き合えただろうなと思うくらいお似合いでした!

大久保さんがいい人すぎて2人の関係にも気付いていて空気読めすぎる人でなんなんだこの人は!って感動しました!

描き下ろしの、写真を撮る時みたいにえっち中の2人をバックにドッキーを写り込ませるところがツボでした笑 すごくえっちなシーンなのにドッキーがこちらをガン見してきて存在感がすごくて面白かったです!
旅行にドッキーも連れてくのが可愛かったです!


12

すっごく幸せになれる作品でした

やっぱりリーマンものはいいですねー。働く男!できる男!スーツ!ネクタイ!!それだけで楽しめます(笑)

今作はドッキーというかわいいキャラクターをプロデュースする会社?部署?が舞台です。ドッキーを愛する浅木は過去のトラウマで、会社ではドッキー好きを公言できないでいます(でもみんな知ってる笑)浅木をライバル視している同僚の岩本は浅木の秘密を知りますが、トラウマを跳ね返す言葉でそんな浅木を救います。それから二人の関係が親密になっていくのですが…。

ちゃんと仕事をしながら話が進んでいくので、働く男のかっこ良さや優しさがよくわかるし、恋愛関係まで自然に進んでいったので疑問を感じず読めました。過去の男が出てくるかな?と思ったけど、存在の陰だけで、実際には出てこなかったのも良かった。この辺は好みですが。

二人のドッキー愛が溢れてるのが良くわかって、そういう恋愛以外のところでしっかりテーマを持たせるのってとても素敵だなと思います。読後感がとても良かったです。あのイベント、参加してみたい!ドッキーファンにはたまらないですね。企画大成功で良かったです。

でも描き下ろしでベッドシーンにドッキーがたたずんでるの、シュールだと思ったんですけどどうですか?(笑)

0

好きを丁寧な作りで描いているお話

リイド社さんのお話はすごく丁寧なお話が多いなという印象が、このお話でより強くなりました。恋の可愛らしさ一方方向と思う恋の切なさがきちんと描かれていて、せも重すぎない良いお話だと思います。

キャラクター販売の営業でライバル関係の二人。キャラクターを好きな事を過去の男に揶揄された事でコンプレックスになっていた受けちゃんに、ライバルの攻めが発したふとした一言で解消しまう。受けちゃんは距離の縮まった攻めに恋心を抱きますが、同じ職場で気持ちよく働けるようになり、ノンケの彼に告白などできるわけもなく…。そんな思いが鬱屈してしまい酔い潰れてしまった受けちゃんを家に送った時攻めはあるものを見つけてします。
次の日から攻めの態度がよそよそしくなり受けちゃんは自分が酔いつぶれている間に何かしでかしてゲイバレしたのでは?と悩み…。

柔らかい絵柄で、可愛いお話でしたが、双方の相手への気持ちの分岐点を丁寧に描いているのがとても素敵で読み易かったです。
好きという気持ちを丁寧に描いていて、読んでて心地よかったです。
多分何度も読み返すお話になると思います。 人間だけでなく、キャラクターもすごい可愛くて良いなと思います!

0

リーマンモノの良作!

これは当たりでした!
予想外にと言ったら失礼かもですが思ったよりすごくよかったです。
高乃トキさんは初読み先生でしたがちるちるの試し読みで気になり購入。
絵とかはレトロ?でそんな惹かれなかったんだけど
読んだら萌えがてんこ盛りでした!
リーマン同僚社内恋愛ですが
攻めの岩本君がスパダリ?ではないけど
めちゃくちゃいい。
可愛いものが好きなのを恥ずかしいと思ってた浅木
恋人にもかわいい自社キャラだらけを引かれた経験がトラウマな浅木ですが
そんな部屋を見ても
何が恥ずかしいんだよ?と何言ってんだ?
くらいな岩本くん。
これはね好きになっちゃいます。
岩本くんノンケだよね??と思いながら好きになっちゃう様子
岩本くんの方がノンケ男が偶然同僚の元カレが撮ったであろう想像もしなかった写真を見て
ドギマギして意識しちゃって恋に発展する様子
それぞれ恋に落ちてくのが自然でよかったです。
ちゃんとゲイとノンケのBLしてましたので
ノンケ×ゲイリーマン好きな方などは好みかも。
最後えっちしてる時にかわいいキャラぬいの
どっきーが真顔でコマに写りこんでるみたいなのは
笑っちゃいました。
とにかく癒しな一冊です。
ちょっと地味かなと思うかもしれませんが
ちゃんとお仕事もして不自然な展開もなく
とってもかわいくてはぴえんなお話なので
超おススメです。

13

恋に、お仕事に、可愛いリーマンたち。

デビュー作とのことですが、読後感がとてもよかったです。
特別な事件はなく、リーマンたちの仕事ぶりや恋愛模様が描かれるのみ。
決して派手さはありませんが、職場でのあれこれや二人の気持ちの変化が
丁寧に描かれているので、中身がぎゅっと詰まっていて読み応えがありました。

ぱっちりと大きな目の画風はどことなく懐かしい印象を受けますが、
子供の頃に読んでいた漫画の絵を彷彿とさせ個人的には親しみを感じました。


人気キャラクター“ドッキー”の制作会社で働く会社員の浅木。
容姿にも恵まれ、仕事も順調な浅木ですが、
ただ一つ、彼には悩みがありました。

それは“ドッキー好き”を誰にも言えないこと。
過去の恋人にそのことが原因でフラれてしまってからは自らの趣味を
誰かに打ち明けることもできず、隠れてドッキーを愛でる日々でした。

そんなある日、同僚の岩本にドッキーを好きなことがバレてしまいます。
気持ち悪がられると思いきや、意外にもあっさりと受け容れ、
それどころか「周りは気にするな」と浅木の趣味を肯定してくれた岩本。
ありのままの自分を認めてくれる岩本に次第に浅木は想いは募らせてゆき…。

岩本が硬派でいい男なんです。
彼の言うことはいつも当たり前ではあるけれど、
正しいことを正しいと言うことって案外難しいんですよね。

特に元恋人から受けたトラウマのせいで常に感情を押し殺していた
浅木にとって、そこから解放してくれた岩本のくれた肯定の言葉は
大きかったはずで。
そんな岩本のまっすぐで不器用な優しさに絆され、
少しずつ恋愛対象として惹かれていくようになってゆきます。

対する岩本は実は最初の時点では浅木をライバル視していました。
けれど、仕事を通して距離を縮めていくうち彼も次第に浅木に対して
特別な感情を抱くようになります。

ただ岩本はノンケなので、それがすぐに恋愛感情に繋がることはありません。
けれど、ある出来事がきっかけで浅木がゲイだと勘づき意識し始めることに。
この、気になるのに、その気持ちの正体に気付きたくないという
ノンケの葛藤がリアルでした。
ただ、いくら顔を合わせるのが気まずいからって避けるのはいただけない!
何も事情を知らずに嫌われたと誤解する浅木が可哀想でした…。
でもね、ちゃんとその後に男らしくフォローしてくれたので許す!(何様)

その後、気持ちが通じ合ってしまえば、甘々な二人でした。
とはいえ、ただイチャイチャしているだけでなく、恋人になった後も
仕事上でも良きパートナーとして、二人三脚で情熱をもって仕事に
打ち込む姿が素敵でした。
ピュアな恋愛作品としても楽しいけれど、企画内容や同僚とのやりとりなど
仕事面もしっかり描かれているので、お仕事漫画としても魅力的でした。
二人が企画したイベントも実際にあれば楽しそう♪とワクワクさせてくれました。

エロは本編で1回、描き下ろしで1回と少なめではありますが、
ほのぼのとした二人から想像するには割とがっつりめでした。
事後にはそれまで大好きなぬいぐるみたちにしてきたように、
岩本を幸せそうに抱きしめて眠る浅木に、多幸感がハンパなかったです♡

描き下ろしは旅行のお話です。
当たり前のように「(旅行に)どのドッキーを持っていく?」と言ってくれる岩本。
本編中で浅木の独白にもあったけれど、
大切な人の大事なものを大事出来る人ってほんと素敵。
岩本はそれを普通にできるところがすごくいいんですよね。

旅先での観光を満喫する二人や短いながらもエロもあり…。
末永くお幸せにと最後の1ページまで幸せを堪能させてくれる1冊でした♪

3

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