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表題作恋する本能

国見芳昭,イラストレーター
多岐川史信,専門学校生

その他の収録作品

  • 愛のトリミング
  • あとがき

あらすじ

真夜中に電柱を口説き、通りかかった史信に突然キスした変人は、なんとお隣さん!日頃は寡黙で近寄りがたい隣人・国見は、ある一線を超えると情熱的な男に変身してしまうのだ。
しかもその間の記憶が飛ぶようで、なりゆきから国見の食事の面倒を見るようになった史信とキスしたことさえ、憶えていない様子。
一見、野犬のようで懐かない男の持つ二面性に惹かれ始めた史信は、情熱的な時の国見に口説かれるまま関係を持ってしまい。

作品情報

作品名
恋する本能
著者
真崎ひかる 
イラスト
史堂櫂 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773003444
2.6

(8)

(0)

萌々

(1)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
19
評価数
8
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ラブリーポメラニアン…って(汗)

攻・国見芳昭(28) イラストレーター
受・多岐川史信(18) 専門学校生

四国の田舎から上京してきた史信。
引っ越したら両隣にご挨拶は必須。
なのにいつ訪問しても「国見」さんはいない。

バイトの帰り道に遭遇した酔っ払いが、電柱にこっぱずかしい台詞を吐いて口説いてるのを目撃。
都会は変な人が多いなぁと避けて通り過ぎようとしたのに、酔っ払いは史信を捕まえて「ラブリーポメラニアン」って強引に迫ってアパートに連れ込まれてしまう。
連れ込まれたアパートは…史信の隣の「国見」の部屋。

襲い掛かられキスされた史信は、国見を突き飛ばして自分の部屋に逃げます。
それっきりお隣さんとの縁は無いものと思っていたのですが、バイト先に部屋の鍵を忘れて困っているところに、帰宅した国見とその友人菊池に招かれて、再び国見の部屋に入ることに。
そこで酒宴が始まるのですが、酔っ払った国見の奇行を目の当たりにします。

国見は酒に強いが、一定のラインを超えるとぬいぐるみや電柱を口説く癖があり、翌朝にその記憶は無いのだとか。

仕事に集中したら寝食を忘れる国見の面倒を見てくれと頼まれ、史信は朝夕の食事を作ることに。
無愛想でツンケンしていると思っていた国見が、食事を与えているうちに会話が増え、表情が見えてくるようになって、まるで餌付けに成功したようだと思う史信。
国見との食事を楽しんでいましたが、酔っ払う場面に遭遇するといつも抱かれてしまうんです。

抵抗する気にならないのは惹かれてるからですが、史信は気付いてません。
翌朝になると覚えていないのに…と切ない、この気持ちは何なのか?
田舎育ちで純朴な史信は、同級生に相談して初めて「恋」と知るわけです。

国見は、実は確信犯です。
酔っ払って電柱を恥ずかしいセリフで口説くのは事実ですが、それが恥ずかしいので「覚えていない」事にしているだけで。
史信を口説く為に自ら酒を飲んでいたんじゃないかな。
酒の力を借りて本音を告白するって…どんだけ臆病?

史信の従兄弟の総伍と、国見の友人の菊池。
この2人にもお話がありそうですが…出てるのかな?

2

なんて簡単な・・・

読んでてアホらしくなりました。何だ、コレ!?

史信(受)もいいように流されてるだけとしか感じないけど、それ以上に国見(攻)がもうダメ。ズルい・セコいどうしようもないバカ男でうんざりしました。

それに、脇キャラクターもいちいち鬱陶しくてイライライライラ。

いい大人(少なくとも18歳の志信よりは)が揃っていったい何やってんの?
メインCPにしたってこれじゃ年の差の意味がないでしょう。国見がまったく『大人』じゃないから。

『無機物(電柱等)を口説く酔っ払い』というコミカル・ギャグ設定の部分も、上滑りしててまったく笑えなかった。というより、キャラクターやラブが不快としか感じられなかったからだと思います。
作家さんが必死で笑わせようとしているのはわかるけど、ただシラけただけでした。

こんな陳腐なラブストーリー、興味ないというより読みたくなかった。ひたすらに気分悪いだけでした。

0

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