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小説
ラブラドールと暮らしていたこともあり、個人的にシリーズ序盤からずっとラブラドール版を読みたいと願っていました。
3作目でラブラドールが登場しましたが、クイックではなかったため諦めていたのですが、まさか主役でラヴのお相手とは!
こんな嬉しいことはない、とばかりにがっつきました。
暴力をふるわれ、大人の男性が苦手になってしまったサミー。
それでも勇敢でありたいと願う彼のいじらしさに胸をうたれました。
そしてラヴの生きざまがまたかっこよすぎる。
徐々に明らかになる彼の二面性に目をみはりました。
いや~スパダリすぎるのでは!?
ごめんなさい、保安官まじで鬱陶しいです笑
愛すればこそ、柔軟になれない彼がもどかしい。
ランスの葛藤も読みごたえがありました。
希望にあふれたラスト。
まだまだマッドクリークのこれからを読ませていただきたいです。
大好きなシリーズの第四弾!
今回メインの二人は個人的に好みドストライクというわけではありませんでしたが、終始退屈せずに読めました。
二人の関係性だけではなく、ラヴの力によってマッドクリークがいい方向へと進んでいく様を一緒に追うことができて嬉しかったです。
お馴染みの仲間たちにも会えテンション上がったのですが、思いのほか覚えていないことも多く、自分の記憶力のなさにガッカリしました。
少し不安な方は読み直してからが絶対にいいと思います(笑)
重大な秘密はもちろん絶対に隠さなければいけないですが、町の幸せのためにも皆が変化することを受け入れ、望んだことは本当に感動的でした。
少し物足りなかったのは、クイックたちの犬でいる時間がとても少なかったように思います。
せっかくの可愛くて美味しい設定なので、犬の姿ももっと見たかったかなー。
大好きなシリーズなので、新刊が発売されると知り楽しみにしていました。
いつも通りの大ボリュームで、やっと読み終わりました。
今回の主人公は前作に登場していた、犬の保護シェルターを運営していたラヴでした。
彼が前作に登場した時にどんな心境だったのかとか、彼が本来どういった人間でどうしてシェルターを始めたのかが書いてあり一気にお話の中に引き込まれてしまいました。
そして「なりたて」のサミーを追いかけて、彼はマッドクリークへ辿り着く訳ですが、ラヴがクイックになったサミーに見惚れる様子や、マッドクリークの町やクイック達を気に入って行く様子に、町に新たな風を引き入れてくれるのではないかとワクワクするのです。
ラヴに警戒心を抱くサミーに、気を遣いながらゆっくりゆっくりと距離を詰めて行くラヴが素敵だし、2人が番になるまでをドキドキしながら見守った気持ちです。
ラヴのおかげで産まれ変わったかのように自信を取り戻して、シェルターの仕事をするサミーが本当に眩しくて、闘犬だったベストボーイを救う件はとても感動したんです。
ラヴの望みはマッドクリークで群れの一員になりたいだけなのですが、お約束のリリーによる過干渉があって一気にラヴは窮地に立たされてしまうのです。そして、案の定なランスの拒絶にあって…また今回もリリーとランスが嫌いになってしまいそうになってしまいました。
ラヴによってマッドクリークの抱えているクイックたちの問題を解決しましたが、まだまだ町は模索している段階だと思いました。
ランスという群れのリーダーの他に、ラヴという頭脳を味方につけたクイックたち…、ここで前作のあの不穏な影はどうなったのかととても気になってしまうのです。
今作のカップルは受のサミーが去勢されてたりとか、リバがあったりと今までのカップルとちょっと違っていました。でも、とても愛に溢れているんです。
これ、まだ続いてますよね?じっと新作を待ちたいと思いました。
HOW TOシリーズ(日本語タイトルもうまいけど統一感ではHOW TOがわかりやすいなとひっそり思ってます)全て読み返してから挑みました。3CPの仲睦まじい様子が分かるので大正解!マイロが随分大人になっていることが非常に感慨深い…サニーに"人間"を説いている…大きくなって…
自分の中でシリーズ最高傑作の予感だったのですが後半失速しました。白い象のくだりぐらいまでが大好き。とはいえ神評価であることには変わりないです。
ボランティアつまりはマッドクリークの面々が次々に犬の里親になる描写から、彼らは本当に犬を飼えるのかと考えていたら案の定でした。経済状況がよくないクイック達に犬を引き渡して、後追い調査はちゃんとしてるのか不安になってしまい。フィクションといえばそれまでですけど、この点は作品内でリリーが問題視しちゃってますからね。ただいつも通りのリリーの暴走っぷりにも相変わらず辛い気待ちにさせられる。今回はランスも辛かった!最後の「抗不安薬」が辛さのとどめでした。なんだかなぁ。火事のシーンかどこかで、真に仲間思いで真にカッコいいランスの様子が書かれていて欲しかった。あまりにも道化扱い。
うだうだ書いてますが、ラヴのビジュアルや雰囲気はシリーズで最も好みです。ローマン×マット以降ショタ風味というか、物を知らない純粋なクイックをたぶらかしている感があったけど、今回はガーディに施設を譲ったりリバがあったりと、ラヴがそれこそランスのようにアルファポジションに固執していない様が表されていたおかげで受け入れやすかった。ラヴの絶対的な犬好きのおかげでバランスが保たれてるなぁ。サミーの振る舞いにメロメロになるラヴも愛に溢れていて素敵ですし、ランスにすら"犬の保安官"を見て笑顔になれるそんなラヴ、いい男です。
前回登場した保護シェルターの厳ついオーナーのラヴのお話。攻めは保健所でタイムリミットが迫る犬達を積極的に引き取っていて、様々な状況の犬達に詳しい。そして人間嫌いな無愛想だけど犬達にはとても大きな愛と献身をもっていて、マッドクリークにピッタリな人材だった。
引き取ったばかりの犬(受け)が脱走してしまい、どうやらマッドクリークに向かっているらしいと判明する。そして受けの知性的な瞳と以前出会った賢すぎる犬と変な人達(マイロ達)に共通点を感じて、実際に訪れたマッドクリークの様子から秘密を悟ってしまう。その時の攻めの反応が面白かった。衝撃を受けたものの、人間に嫌気が差していた攻めには楽園じゃん!と移住を決意してしまう。住人達の犬種を推測したり、ランスに警戒されまくっても番犬が頑張ってるな〜と微笑ましくなっちゃうのが面白かった。
受けのサミーは飼い主を亡くした後の引き取り先で虐待に合っていて、大柄で威圧的な男性に怯えてしまう様子が辛かった。ラヴのことも最初は怖がっているんだけど、同時に彼が自分やその他多くの犬達の命を救ってくれたことに憧れを抱いてもいる。ラヴみたいに自分のような犬達を救いたい!と勇気を出してラヴの職場の面接を受ける姿に感動しちゃう。
犬を救うラヴはマッドクリークでは超人気者でみんなが彼の施設を手伝いに来てとてもフレンドリーなんだけど、勢い余ってボロが出まくりなクイック達と何も気付いてないですよという顔で流すラヴとのやり取りが面白かった。サミーも口が滑りまくりで、よくそれでバレないと思うねと良くも悪くものほほんとした雰囲気が可愛い。
二人の恋愛模様は“なりたて”のサミーに合わせてスローペースで紳士的でとても微笑ましかった。去勢済みのサミーが永遠にラヴが望むほどの欲求を感じなくとてもそれでもつがいになりたいと、覚悟が決まってるラヴの愛の深さが萌える。(リバ展開ありでした)