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表題作復讐という名の熱情

専務・和田将吾(25)
美月社長・桜井悠里(28)

あらすじ

秀麗な面差しに麗しく透明な肌をもつ桜井悠里は、大手企業の御曹司。平穏な日常が一転、父が何者かに命を狙われ、悠里も巻き込まれてしまう。意識を取り戻した時には、資産は全て奪われ、名ばかりの社長にさせられてしまった。父の無念を晴らし真実を掴む為、実権を握る専務の和田将吾の支配の下、暮らすことに。「俺から離れることは許さない」と囁かれ、昼は社長、夜は愛人として将吾に命じられるがままの日々がはじまった―。

作品情報

作品名
復讐という名の熱情
著者
早瀬響子 
イラスト
水貴はすの 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
シリーズ
砂漠は罪に濡れて
発売日
ISBN
9784862960276
3

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

下剋上な年下攻め

年下で慕ってくれていたはずの男からの冷淡な仕打ち、悠里の家族への毒殺事件や会社の美容液の異物混入の謎。
どうしてそうなったのかが物語として気になる読み応え抜群の話です。
年下攻めで鬼畜エロに加えて、年上美人受けの芯の強さも見応えがありました。

専務・和田将吾(俺様鬼畜攻め)×新社長・桜井悠里(芯が強い健気受け) 年下攻め
父の会社のローションに天然ではない人口香料が混入されていたことから、事件は始まった。
工場への指示は、将吾の父の和田副社長で、更に和田福社長からの土産のお茶を飲んで、父は亡くなり、母は入院することになり、悠里自身も危険をさ迷う。
世間では、責任を取って一家心中をはかったと思われていた。
家族の真相に迫る為に日本に帰国すると、犯人と思っていた和田福社長は事件のお詫びでの過労がたたって死亡していた。
悠里を迎えたのは、和田の息子である将吾で、今回の事件の責任を取って社長になり詫びろと、更に、将吾の愛人も務めることになって……。

野心家の鬼畜な俺様攻めなのか、他に何か理由があるのか。
展開が読めなくて、先が気になる話でした。
将吾によって無理矢理に社長の椅子に座らされましたが、父親の代わりに必死に努めます。
その姿は一生懸命で健気で、仕事をしっかり頑張る受けがよかったです。

将吾にとっても悠里にとっても、どちらも父親は大事。
だからこそ、自分の父親の名誉の為に、ぶつかりあいが生じます。
鬼畜な目にあっているのに、将吾を傷つけたくなくて父親への疑惑は秘めたままで。
双方を思いあうが故の切ない思い、すれ違い愛がとてもよかったです。
年上美人で芯が強い健気受けが好きな方に、お勧めです。

ファンには嬉しいちょっとしたリンクも入っています♪
「束縛に秘めた愛」の榊原×真澄のカップルも、パーティー会場に登場しています。
榊原と話しているだけで、将吾がジェラシーを焼いている姿が可愛かったです。

恋人たちの誤解が解かれる過程がちょっと説明しすぎかなとも思ったんですが、すれ違っていた二人が幸せになる為には、これぐらいのサービスもあってもいいかもしれません。

エロ:★4 鬼畜エロ多し。羞恥エロもたっぷりめ。
総合:★4 二人の関係だけではなく、謎も気になる話で読み応え抜群でした。

2

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