パン屋の倅がスパダリ王の花嫁に♡ いちゃらぶ子育て中

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  • カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。2

カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。2

charisma shufu no musuko isekai de ousama wo eduke suru

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表題作カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。2

リュシフォード、エルフィンの甥の異母兄であるエスターク国王
エルフィン、前世の記憶があるパン屋の息子

その他の収録作品

  • パン屋のせがれが知っている話と知らない話。

あらすじ

パン屋の倅エルフィンは両親を亡くし、一人で姉の忘れ形見である甥のリューイを育てていた。ある日、彼のもとに現王であるリュシフォードの使いが現れリューイを城に引き取るという。なんとリューイは前王の息子だったのだ! 幼い甥を城に一人ぼっちにするわけにはいかずついていったエルフィンは、そこでリューイだけでなく自分まで可愛がってくれるリュシフォードに惹かれていく。けれど、王様に愛されるなんて無理……そう思って、恋を諦めかけたのだが、情熱的に愛してくるリュシフォードにほだされ、ついに彼と結ばれた!! こうなったからにはリュシフォードの傍にいるため努力しようと決意するエルフィン。ところがなぜか、リュシフォードが権力を使って無理やりエルフィンを手に入れたと勘違いする人たちが次々と現れ、二人の仲を邪魔しはじめ――!?

作品情報

作品名
カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。2
著者
織緒こん 
イラスト
ヘンリエッタ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434304385
4.1

(8)

(4)

萌々

(3)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
32
評価数
8
平均
4.1 / 5
神率
50%

レビュー投稿数2

まだ続くといいな

前作を読んだ時に凄く面白くて、続きを読みたいと思っていたので迷わず購入しました。

織緒こん先生の作品は面白いだけでなくて、お話の展開が凄く上手いんです。

あらすじからどんな事が起きるのか大体は想像するんですが、その想像が全く当たってなくて上を行く面白さでした。

このお話の良さはエルフィンが辛い目や酷い目にあったりしないように、リュシフォードや周りが守っている点にあると思います。

それとエロが多くない点がお話のテンポを良くしててとても読み易いのです。エロ重視でない方にお勧めします。
かと言ってリュシフォードが愛情の出し惜しみをしてるわけでもなく、溺愛してて甘々なんです。エルフィンが恥ずかしがって拒否る場面もありますが、それも周りからすれば2人のお約束なので、皆ぬるい目で見守ってるのも良かったです。

2巻では勘違いヤロウで話の通じない男女が1人づつ登場します。話の通じなさが怖くてゾッとするんですが、最後にはちゃんと過ちを受け入れる潔さがあるのが良かったです。

また、リュシフォードがエスターク国王として国を良くして行く為に、元元老院の老害たちを追い出して国の内部から変えて行く過程が面白くて、ページを捲る手が止まりませんでした。

漸く2人の結婚式まで終わってました。やっと国の立て直しが始まったばかりなので、まだまだお話の続きを読んでみたいです。


「パン屋のせがれが知っている話と知らない話。」は色々な登場人物視点の短編を集めたお話で、表題作の裏側を読めたり、新たなカップルの誕生や、新たな初恋の可愛いお話などが読めてファンには堪らない短編集になってました。

0

めでたしめでたしにはまだ遠く

今回はエスタークの国王と
姉の遺児を育てるパン屋の息子のお話です。

攻様の婚約者となった受様が
次の王座を狙う王宮策謀に巻き込まれる顛末と
脇キャラ達視点の番外短編を収録。

受様の住むエスターク王国は
王族が5人のみという極端に少ない国です。

受様は三代続くパン屋の息子として生まれますが
11才の誕生日を迎えてしばらくたったころ、
自分がカリスマ主婦の母のアシスタントだった前世を
突然思い出します。

当初はパニクった受様ですが
奉公先で貴族に乱暴された姉が甥を生んで儚くなると
孫育て拒否した両親に代わってその知識で
甥を育てることになります。

甥が5才の時に今度は両親が事故死し
ご近所さん達の助力でなんとかパン屋と
子育てを頑張ったいた受様の前に現れたのが
甥の異母兄とあたる攻様でした。

なんと甥の父は前王で数少ない王族として
王城に引き取られる事となり

受様は甥のペットという名の
実質子守役として王城に入るのですが、

攻様をロックオンした王妃の座を狙う侯爵令嬢や
受様に言い寄る隣国の王子の登場にスッタモンダしつつ
受様は攻様の恋人となるのです。

エスタークは同性婚も認められており
攻様は受様を后子として迎えるために
平民代表の代議院と貴族が占める元老院に
認めさせるべく動き出します。

そんな時に元元老院議員を祖父に持つ伯爵令嬢が
稚い受様では攻様の子を産めないから
自分が攻様の妃という犠牲になると言い出すのです。

果たして自らを犠牲という伯爵令嬢の真意とは!?
受様は彼女の言う犠牲ではないと説得できるのか!?

既刊「カリスマ主婦の息子・・・」の続刊で
女好きの愚王だった父王の跡を継いだ攻様と
先王と姉の遺児を攻様と共に育てている受様の
恋物語第二段になります♪

前巻で攻様の恋人になった受様ですが
甥が王弟とはいえ、自身は庶民であり
なかなか難しい立場にいます。

前巻ではあまり前世の記憶を役立てたって
感じはなかったのですが

今回も庶民ではちょっと持ちえない知識って
意味合いが強い使われ方なので
煽りほど前世が絡むものではありません。

とは言え、既刊同様、
私服を肥やそうとする重臣達の王権争いに
受様達が否応なく巻き込まれく展開で

泣く泣く攻様の妃になろうとする伯爵令嬢、
伯爵家に出入りしている占い師、
攻様が信頼する外務大臣、
后子に内定した受様に迫る外務官等々

受様達に絡む新キャラも
背景や性格に一癖、二癖あって
受様達の恋は順風満帆とはいかないところが
とても楽しかったです。

甥っ子と攻様、受様の絡みが実に可愛く
受様と攻様の絡みがけっこう糖度過多なのも
萌ツボで良かったです (^-^)v

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