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  • カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。

カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。

charisma shufu no musuko isekai de ousama wo eduke suru

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表題作カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。

リュシフォード,24歳,エスタークの王
エルフィン,16歳,パン屋の倅,前世はカリスマ主婦の息子

あらすじ

パン屋の倅であるエルフィンは、両親を亡くし、たった一人で姉の忘れ形見である甥のリューイを育てていた。まだ自身も子どもであるエルフィンに子育ては大変だったが、幸い彼にはカリスマ主婦の息子だったという前世の記憶があり、家事全般をどうにかこうにかこなせたのだ。ところがある日、リューイが前王の息子であることが判明。現王様のリュシフォードは、弟であるリューイを城に引き取るという。リューイを城で一人ぼっちにするのはかわいそうだと、エルフィンも城で暮らすことにしたところ――リュシフォードは、リューイだけではなくエルフィンまで甘く溺愛してきた。『お兄さんがいたら、こんな感じかも……』と思っていたエルフィンも、甘すぎる王様に次第に惹かれていって!?

作品情報

作品名
カリスマ主婦の息子、異世界で王様を餌付けする。
著者
織緒こん 
イラスト
ヘンリエッタ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
ISBN
9784434298776
3.2

(28)

(5)

萌々

(8)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
2
得点
85
評価数
28
平均
3.2 / 5
神率
17.9%

レビュー投稿数2

タイトルで損をしてるかも…

初読み作家さまでした。とても面白かったので、タイトルで損をしていると思ってしまいました。

受のエルフィンが鈍感なだけで攻のリュシフォードの気持ちが何処にあるか分かっているので、安心して読めました。

それにもの凄い悪人は登場しません。出てきても小悪党なのですが、彼等がリュシフォード達にやり込められる様子にスカッとするので飽きずに読む事が出来ました。

リュシフォードがエルフィンに対する好意を隠そうとしないのですが、周りが暖かく見守るばかりか応援する理由も終盤に明らかになってました。普通ならお世継ぎ問題とか勃発するのに、起きない理由がそこなのかと納得でした。

「カリスマ主婦の息子」の記憶はちょこちょこありましたが、そんなに気にならない程度でした。もともと町のパン屋の倅なのだから、その前世の記憶っているのかしら?とも思ってしまいました。やたらと今風なので異世界との時間軸ってどうなってるの?と突っ込み所は満載でした。

でも純粋に面白かったし、エルフィンの鈍感さも嫌味が無かったし、それ故にエッチが少なかったのも好みでした。勢いがあって面白くて続きが読みたいと思う作品でした。

4

異世界転生もの。前世も入れたらアラサー。

前世も入れたらアラサー。この言葉気に入りました!

異世界転生したエルフィン。パン屋の息子として生まれ12歳くらいで前世の記憶が戻り…。

ちなみに前世ではタイトル通り日本でカリスマ主婦の息子でアシスタントをしていたので、料理や家事など慣れてます。

エルフィンは現世で親も姉も亡くなり幼い甥っ子と二人きりに。

まあ凛々しい王様に守られて愛されて幸せになるお話なんですがね。

なんでしょうか、まずエルフィンの驚いたり間抜けな時のつぶやき?「ふにゃ?」とかがどうにも。
あとエッチの時のエルフィンが幼児のようでなんだか。
王様のリュシフォードがなぜか早い段階からどうやらエルフィンを好きだったようで、家臣もみんな了承済というのも、ん?いつの間に?エルフィンのどこを?これについては後にリュシフォードから語られるんですが、あれ?時系列的にそうだっけ?

それ以外は優しい世界観で可愛い幼児の子育てと、鈍すぎる主人公と溺愛する王様とほぼ平和な物語です。
ほぼ誰からも愛され可愛いと言われるが、自分への好意にだけ鈍すぎ、可愛いは子供を褒める言葉だと頑ななエルフィン。

エルフィン視点で異世界生活ですが、やたら便利で食材はほぼ前世のものが揃うという万能設定です。
スラスラ読めて面白かったです。

3

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