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小林典雅先生の作品ってスピード感のある文章で、あっという間に読んでしまうんですよね。そして今作は「王子ですが、お嫁にきました」の裏側で起きていた事件だったので、その点でも楽しめました。
あの失禁するリスのピノに従兄弟が居て、アシェル王子と恋バナで盛り上がっていたのがイリヤなんです。お互いの恋の後押しになってたと思います。
表題作があっという間に読み終わって、ライジェル視点の「実は可愛いもの好きですが、なにか」では、脳内で再生される台詞が早口になってしまって楽しく読ませて頂きました。
表題作で恋人同士になってからのライジェルが実に吹っ切れていて気持ちいいくらいでした。
一貫して軽妙なやり取りで進むので色気が少ないのが好みの分かれるところだと思います。でも間違いなく面白いんです。登場人物に悪人はおらず、真の悪人は回想でしか登場しません。私のような処罰感情の強い人は物足りなく感じることもありますが、そこは物語の良心が補ってくれるのです。
リスは飼ったことはありませんが、モフモフの尻尾で顔を撫でられたいと思ってしまいました。
クスッと笑えて大好きなのでまた新作を楽しみに待ちたいと思います。
【もし誰かと一生一緒にいるとしたら、その相手はおまえがいい(ライジェル)】
エロス度★★★
おやおや、ピムの従兄弟のスピンオフでしかもヒトとリスが恋に落ちるとは・・・面白いですね。
緒花先生の描くリス姿と美少年姿のイリヤ、ライジェルの長髪無精髭姿とさっぱりした姿が垂涎。
無実の罪で流刑囚となり、人や愛を信じられずに心を閉ざしていたライジェル。
そんな彼がイリヤの健気さと自分を真っ直ぐに信じてくれる想いに心の氷を溶かして小リスに特別な気持ちを芽生えさせていくのがたまらなく、ライジェルに恋をしたイリヤの一途さも可愛かった。
孤高で寡黙な男の印象だったライジェル・・・書き下ろしでは・・・おやおや、おやおやおやおや。
小林先生の新作という事で、早速読みましたが、もうリスのイリヤが可愛すぎて可愛すぎて、大満足でした。
流刑囚×小リスというのが今回のcp。最初あらすじを読んだ時はシリアスめなお話かな…?と思ったのですが、全くそんなことはなく、童話のような優しい世界観で、だけど時に切なく、同時にクスッと笑ってしまうような楽しい部分もあり、1冊で大満足させていただきました。
イリヤが人間になってからの小悪魔っぷりも、終盤のライジェルのキャラ崩壊も含めて、皆んなキャラが魅力的で本当に読んでいて楽しかったです。
あと挿絵がすごく良かったです。リスのイリヤが可愛くって可愛くって。ライジェルも髭があってもなくてもカッコよくて素敵でした。
王子の方のお話も読んでみたいな〜と思い、早速購入。読むのが楽しみです。
小林先生のビタミンBL、今回も最高でした!
作家買い。
典雅さん作品はコミカルで爆笑必至のお話が多いので安心して手に取りましたが、今作品は「可愛い」が過ぎて危うく昇天させられるところでした。危ない危ない。
タイトルからも推測できるように、今作品はリスが主人公。
リス×リスの恋のお話ではなくって、人間×リスのファンタジー要素が詰まったお話です。
イリヤは温暖な気候の森で暮らしているリス。
イリヤの従兄弟のピムに頼まれ、ピムの主人(カールハード王国の王子のアシェル)を見張るために城に赴くがー。
という出だしで物語はスタート。
あれ、ピムという名のリス?
そしてアシェル?
何やら聞き覚えが…、と思ったら、典雅さん作品の「王子ですが、お嫁にきました」に登場していた王子さまかー!区分としてはスピンオフ作品になると思いますが、前作未読でも問題なし。この作品単体で読めます。
様々な手違いでロックハート城から遠く離れた地に魔法で飛ばされてしまったイリヤだが、その地で、イリヤは汚名を着せられた挙句流刑囚として厭世的に暮らしているライジェルに助けられ、そして彼に恋をしてしまう。
リスと人間の恋の行方はいかに?
もうイリヤの可愛さに悶絶。
作中も様々な人から可愛がられ愛でられっぱなしのイリヤですが、その描写に納得の可愛いが詰まった小リスちゃんなのです。そして、そんな可愛いイリヤに、ライジェルも少しずつ頑なに閉ざされた心を開いていくけれど。
今作品は、魔法が使える人物がいる、という設定のお話なので、バッサリ言ってしまうとかなりご都合主義的な展開を見せますが、その魔法ですら「可愛い」の言葉で納得してしまう。どこまで行っても「可愛い」が詰まったお話でした。
前半はイリヤ視点で進むストーリーですが、終盤に収録されている「実は可愛いもの好きですが、なにか」はライジェル視点で描かれています。
これが…、
悶絶必至の可愛さと笑いがてんこ盛り。
ライジェルー!
と、突っ込みつつ読破しました。彼がいい味出してます。最高です。
恋を知らなかったイリヤが、アシェルとの会話の中で「恋」というものをうっすらと把握し、その彼がライジェルと出会い「恋」の本質を知る。さらさらと紡がれていくストーリー展開なのですが、伏線の回収の仕方とか彼らの感情の機微が手に取るようにわかる描き方で、さすが典雅さんだなと感心しきり。お上手です。イリヤの小リスの姿の時の可愛さも、人間の姿になった時の可愛さも、文章中から読み取れるのも素晴らしい。
アシェルの恋の行方が気になられた方にはぜひとも「王子ですが、お嫁にきました」を読んでほしいなと思います。個人的にはケアリーのスピンオフを激しく所望中であります。
「恋する小リス、いりませんか?」
いります。大好物です。モフモフさせてください!
めちゃんこ可愛らしく、笑いあり萌えありの典雅さんらしい一冊でした。
いや〜〜小リス受けちゃんの可愛さは言わずもがな。プラス、攻めの脳内一人会議が個人的にめちゃくちゃツボでしたꉂ(๑˃▽˂๑)
小林典雅先生の可愛すぎる新刊、表紙からしてもう可愛くて…
攻めの肩に乗り、愛おしそうにその顔を見つめる小リスのイリヤ。タイトルの「小リス」から矢印→がくるんと伸びて、イリヤの尻尾のあたりを指しているんですね。
濡れ衣を着せられ、北の大地へ流刑に処された人間・ライジェル × 小リスのイリヤ。
イリヤは先生の既刊『王子ですが、お嫁に来ました』に出てきているとのこと。「王子ですが〜」は未読なので、そちらもぜひ読んでみたい!
ある手違いから、魔法で北の庄に飛ばされ、鷹に捕まり絶対絶命!のところを、無口で無愛想な流刑囚・ライジェルに救い出されたイリヤ。
素っ気ないけれど言動に優しさをにじませる彼に惹かれ、彼が無実の罪を着せられていることを知り、冤罪を晴らそうと決意します。
しかし心を閉ざしたライジェルからはなかなか話を聞くこともできなくてー
と続くお話です。
まず、イリヤの表情と健気な言動が可愛すぎて悶絶。緒花先生の小リスのイラスト、神がかってます。ずーーーーーーっと見ていられる、可愛さ。
くるみの殻を半分に割ったスープ皿とか、想像するだけで萌えるし。。
「尻尾で顔をもふもふしましょうか」なんて提案されたら、私なら我慢できずに鼻血垂らしちゃいそう。
で、中盤・後半〜に攻めのライジェル視点のお話がどどん!と入ってるんですが、これが最っ高に楽しかった!!
このお方、口に出さないだけでだいぶイリヤにやられております。溺愛。クーデレの極み。おかしな心の中の擬態語?がいっぱい出てきて吹き出しました。(ふぐぅ!)とか(ふぬぅーっ!)とか(ぬはぁーっ!)とかꉂ(๑˃▽˂๑)
イリヤにときめき過ぎて、片胸を手で押さえ込んでるのとか本当に可笑しくて、めちゃくちゃ笑わせてもらいました。
欲を言えば、、
勧善懲悪!で恨みを晴らしたり、アクションの大立ち回り大大大好きな自分としては、ちょーーっとライジェルの濡れ衣を晴らすまでの顛末が短か過ぎ、端折られ過ぎているように感じて物足りなかった、、
ライジェルの言葉でことの顛末が語られるのですが、そこのところ、もう少し詳しく描写されていたら、「可愛い❤︎」に「ドキドキハラハラ」要素が加わってより楽しめたかなあ、と。…贅沢言ってますね;
とそんな思いはちらっとありつつも。
小リスの超絶な可愛らしさと、イリヤ絡みだと変な声をあげそうになって言動が怪しくなる攻めを存分に楽しめる、素敵な作品でした✨楽しかった〜!!❤︎