渡海先生の電子限定エッチめな小説、ということでかなり楽しみにしてましたが、本作は期待以上に面白かったです!
あまりこういう逆行とか転生ものは数多く読んでないんですが、やはり好みの先生が描かれると面白く読めてしまいますね。他の転生ものも読みたくなってきます。
主人公が自分の容姿に自信がない理由も納得ができて良かったですし、そこから生じるすれ違いも面白かったです。
主人公が聖人君子ではなく、自分の欲求にかなり正直でだけど根はいいやつっていうある意味等身大な描写がよかったです。
ページ数も180ページほどで、個人的にはサクッと読めるページ数でよかったです。
ただ、学園ものらしく色んな行事の描写だったりがあったらもっと神なのにな〜と思ったり…
またこの様な機会がある様でしたら、もっとページ数ください!笑
この辺り、難しいですねぇ。サクッと読めるのもありがたいけど、もっと読みたいという気持ちもあり…あと挿絵があったらかやり嬉しい…
エロ多めではありますが、ストーリーも十分面白い作品でした!ぜひ、気になる方がいらっしゃいましたら読んでみてください!
あらすじを見て嫌厭されている方がいたら勿体無い!
攻めは別にセクハラ親父な訳ではなく、あのセリフと行為はとある誤解から生じたものでして…
本編を読んでもらえばわかると思いますが、おそらくあらすじを読んだ時とは違う印象を受けると思います。
攻めと受けの両方の視点から話が進み、心理描写が丁寧に描かれています。もどかしい展開もあり、だからこそ2人の関係が成就した瞬間、心から良かった〜と感動できました。
で、本編はもちろん最高なのですが、本編後に載っているショートショートが最高すぎます。
全部素敵なのですが、とあるショートがたった2行しかないのに、ものすごい破壊力でして…
本編読んで、それまでのショートショートを読んだ上で、是非この2行を堪能して欲しい。
たった2行で情景が頭に浮かんで、かつ激しく萌えられるってすごくないですか?
とにかくこのショートショートを読んで欲しいです(もちろん本編も最高に面白いです)
歳の差地雷でなければ、ぜひ読んでみてください!!
宮緒先生お得意の執着攻め。
他の作品だと、攻めの執着が行きすぎて、おいおいそれはちょっとやり過ぎなのでは…と受けが心配になるほどなんですが(それが宮緒作品の魅力でもあり好きな部分でもある)
今作はちょうど良い執着なので、安心して読めました。(監禁とかもしてないし、ちゃんと合意の上で行為に及んでいるし…)
受けがしっかり自立しようとしてるのが個人的に好みでした。
あと攻めが超ハイスペックで最高です。いや〜攻めはこれぐらい色々してて(できて)欲しいですね。
そこまで貴族とかが出てくるような話ではないのに、何だかゴージャスで景気のいいお話で読んでて楽しかったです。
執着攻めがお好きなら是非。おすすめです。
こりゃとんでもない作品だ……
ちるちるさんの記事のコメント欄でおすすめされてるのを見てなんとなく購入。
500ページ強あるので、これは分けて読んでくか〜と思っていたらページを捲る手が止まらずあっという間に読み終わってしまいました。
いやぁ、すごい作品です。
人を選ぶ描写や設定も多々あるし、読んでて痛ぁとなる描写があるのですが、そこら辺オッケーだよ〜耐性あるよ〜って人はぜひ読んでほしい。
まずとにかく受けの理日斗くんが不憫で不憫で。
自分なんて…と謙遜(?)して攻めからの好意を中々受け入れられない受けって多いと思うのですが、私はそういう受けを見るたびに、うるせぇ!黙って愛されてな!と思うタイプだったのですが、今作理日斗くんの場合は、まぁ…仕方ないよなとなる境遇と言いますか…とにかく不憫(というか可哀想)です。
あと理日斗くんの父と伯父さんの関係がね、歪みに歪んでるんですが私は萌えてしまいました…この2人だけの話も読みたい。
最近見ない2人のラストにかなりグッときました。
あと途中まで、ん〜理日斗くんは誰とくっつくんだ〜?もしや一秋?(いや絶対ない)…もしや誰とも〜?とその点もハラハラして読んでました。
最後は収まるとこに収まってニッコニコです。
というか最後まで読んだら、コイツしかいないわなって感じです。が、途中までマジで誰と!?となりました。この点も読んでて楽しかったです。
あと出てくるキャラみんな個性強くて、そこも面白いです。亮達、真尋には途中までイライラしっぱなしだったんですが、彼ら視点の文章を読んでたら愛着が湧いてきました(それにしたって真尋がしたことは絶対に許されないことだけど)(あと個人的に亮達の'りひ'呼び、かなりザワザワしました)
みんな身勝手に理日斗にあれこれ自分の気持ちや役割を押し付けて、だけどこういうこと現実の人間関係にもあるよな〜と作者さんの描写に思わず唸ってしまいました。
作者さんが新作書かれたらなにがあっても買いたいと思います。
今作、現時点(24/3/17)でKindle Unlimitedに入ってるので、アンリミ会員の人はぜひ。そうでない方もぜひぜひ!!
いや〜すごい小説読んじゃいました。
タイトル聞いた時からずっと読むのを楽しみにしてた作品です。いや〜面白かったです。
本のタイトル通り義理の息子×義母(男)のお話なんですが、もうこの関係性が堪らんです。背徳感と言いますか…もっと本編でも義母上(ははうえ)って呼んでくれてもよかったな〜って思うぐらいには、この関係性が私的に大ヒットでした。流行らないかな…義母BL…
べつに不倫とかそういう感じではないので、そこら辺が苦手な人も大丈夫かと。
あと子供を作れる体になる魔術をかけられているからか、受けがすごく感じやすくなっていてその描写も良かったです。エッチシーンは最後の方に一回だけだったんですが満足感ありますし、逆にエッチそんなに要らんのよな〜って人からしたら本作読みやすいんじゃないかなぁと思いました。
受けのエナが凄く好きなキャラでした。ウジウジせず、攻めを好きになってからはその気持ちを真っ直ぐ受け止める強さもあって。
挿絵も大変素晴らしかったです。続編もあるみたいで、こちらも楽しみ。義母BL流行れ〜〜!!!
なぜか紙で買ったはずなのに、部屋のどこにもなくて泣く泣く電子で買い直したのですが、それだけの価値がある1冊でした!素晴らしいお仕事BL!
まず海野先生の現代物って、本当念入りに取材されてるんだな〜って感じで描写が細かくてとにかく面白いです。BL小説だけど、BL抜きにしてもお仕事ものとして面白いんですよ。受けの重治が優秀で、序盤から難ありな職場をぐんぐん変えていく場面は読んでいて本当に気持ちがいいです。
もちろんBL部分も素晴らしくって。自己肯定感の低い重治が攻めの久瀬と出会い変わっていく。そしてわがままの言えなかった重治が勇気を振り絞って久瀬に告白するシーンは胸が熱くなりました。
海野先生の書かれる文章ファンな私は何を読んでも神評価にしてしまいがちなんですが、今作はもう間違いなくぶっちぎりで神評価です!
現代物、お仕事BLが好きな方は読んで損はないかと!
もっと2人の恋愛面だったりお仕事の続きが読みたいので、続編期待したいですね…
挿絵も本文の雰囲気にぴったりで素敵です。
超おすすめです!