いまさらお前のいない夜はいやだ

5分後に孵るのを待ってる

5hungo ni kaeru no wo matteru

5分後に孵るのを待ってる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×28
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
77
評価数
19
平均
4.2 / 5
神率
42.1%
著者
チ点日子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758024570

あらすじ

世話焼きの孝己は、いつでもどこでも寝てしまう体質の沙世と幼馴染同士。
家族のように生まれ育ってきたが、物心ついた頃から沙世へ特別な想いを密かに寄せていた。
大学生になり同居を始めるも、お世話係として変わらない日々。…ひとりでは何もできない沙世が自分にだけ縋ってくるようそばに寄り添いながら……。
お互いが何よりも大切な存在であると分かりつつも、幼馴染以上にはならない二人。
恋を知らない沙世とは一線を超えられず、持て余した熱は夜な夜な外で発散していた。
一方、自分の知らない匂いをつけて帰宅してくる孝己に沙世は、幼い頃のとある出来事を思い出して――。

【描き下ろし19Pあり】

表題作5分後に孵るのを待ってる

八城孝己,沙世の幼馴染で大学生
秋野木沙世,大学生

同時収録作品5分後に孵るのを待ってる

蜂須賀,孝己の友人兼セフレ(リバ※性描写なし)
八城孝己,大学生 (リバ※性描写なし)

同時収録作品5分後に孵るのを待ってる

モブ
八城孝己

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数3

ちょっと難しい

面白かったです。
ただちょっと難しくて、話の内容がすんなりとは理解できなかった。
始めは常識人として見えていた孝巳も読み進めていくと、この人も病んでるというか拗らせてましたね。
子どもの時の体験から、貞操観念が狂ったのか。
その後もセフレを作り続けていたのは、自分を汚したかったから?

さよが無事に大学に通えるのは、孝巳のフォローは勿論、さよ自身も魅力的な人物なんでしょう。蜂須賀も、さよのこと、気に入ってますよね。

さよは結局、卵から孵ったのでしょうか?作者の意図とする卵から孵るというのはどういうことを表すのかわからなかったです。
孝巳が気付いていなかっただけで、さよの思考はずっと卵の中ではなかったような気もします。

卵から孵るのはさよではなく、2人の関係の事だったのかな?
うーん、なんだか理解しきれなかったけど、読後感が良かったので「萌2」としました。

1

これこそタマゴが先かニワトリが先か?

ちょいちょい深酒して寝が浅い日
まだ起きる時間じゃないのに目が覚めて やることもないのに眠れない数時間をもてあまし ぼへーーーーっ と発売カレンダー眺めちゃう

あの「魔の刻」に見つけちゃったんですよね


何気ない優しい時間の中にいて それでも自分一人だけが取り残されたようなその表紙に 彼の抱えた孤独があるのなら その孤独はどんなものか そう思っちゃったんですよ


孝己(たかき)と沙世(さよ)交互の目線ですすむこのお話 正直読みづらかった

互いの気持ちをわかった体で読み進めないと先に進めないような 綴られている文字に思うなにかを探せないというか 読み慣れるまでその文字に流されるしかなかったというか


好きだったから世話をしたいのか? 世話をしていたから好きになったのか?
世話をされていたから好きなのか? 好きだから世話をされていたいのか?


温めている横で名前のつけられない関係 そのやり場のない欲を発散する術
守っているつもりで生かされている事に気づいていないから苦しまなきゃいけないし 悩まなきゃいけない

互いが刷り込み 刷り込まれてきたものでとっくに壊れないものは出来上がっているのに 意識が違いすぎてままならない


ううううううん わからなくはないんです

大事にしたい壊せないと思うものは手を出しちゃいけないもの 孝己のこの思いが強すぎちゃって 沙世の自分に縛りつけている罪悪感と誰かに取られる不安が同じ重さに見えなくなっちゃって このバランスをどう読むかってのがキーなんだろうし

拗らせた欲が 価値観の違いがいつまでたっても揃わない 解けないパズルのようになってて それでいて捨てることもできなきゃ 居ないと互いの道が閉ざされちゃうみたいな なんとも焦ったい幼馴染の距離ってのにじれじれしなきゃいけないんだろうな ってのも


なんだけど ごめんなさい
白黒ハッキリしないものを延々と見てると何が何だかわけがわからなくなってくる質で 何をどう感じればいいのかほんとにわからなくなってきちゃった


ふたりが作り上げてきた巣の中で今まで温めてきたものを孵化させたまとめ方はよかったし
失いたくないと思っていても相手を理解できない孤独 互いの思いの強さや欲 沙世が案外しっかり者だってのも 考己が小心者でビビりん坊だってのも ほんと十分魅せてもらえはしたんだけど 

なんでかな スッキリしないものがどっかに残っちゃって
沙世の体質に最後まで振り回されちゃった感じだったからかな あたしの悪いクセだけど

4

噛めば噛むほど味のある作品。

ちるちるさんの作家インタビューを拝見して購入。
今作品がデビュー作がデビュー作なんですね。おめでとうございます!




さて。
絵柄がちょっと独特、というのか。
昨今流行りの綺麗系の絵柄ではないし、あっさりしてるっていうのかな。味のある絵柄を描かれる作家さまだなあ、というのが第一印象(もちろん悪い意味ではないですよ!)。が、この絵柄が、作風とぴったり合ってる感じがしました。

淡々と、訥々と、でも癖があって噛めば噛むほど味がある、みたいな?

主人公は孝己と沙世(さよ)。
幼なじみで、生まれた時期も同じころ。家も隣同士の二人は昔からニコイチ。
さよのほうが5日だけ生まれたのが早くて、子どもの時はさよの方がしっかり者でお兄ちゃん風をふかしていた。

が、さよは「どこでも寝てしまう」という病気に罹患。
それが道端でも、料理を作っている時でも、学校のプールの授業中であっても。
そんなさよのために、孝己はつねにさよの傍にいて、大学生になった今は同居してお世話をしている。

周囲の人たちからはさよのお世話係をしている孝己に同情の目が向けられているが、実は孝己はさよのことが好きで―。

幼なじみで友人で。
一線を越えるのが怖くて自分の想いを知られたくない。

そんな幼馴染のモダモダな青い恋は、王道と言える展開で、多くの腐女子の皆さんの萌えをかっさらう設定かと思われます。が、今作品は、その王道のストーリーに非常に独創的な味わいが加味された1冊。

一つはさよの病気。
そしてもう一つは、孝己が抱える「もの」で…。

設定はドシリアスと言っていいでしょう。
が、ちょっと独特な絵柄が、シリアスなだけではなくってすごく不思議な味わいになっています。これ、読んでみないとこの不可思議さは伝わらないんじゃないかな?と思います。

凄くお上手だなと思ったのは、表情の描き方です。
「顔」っていうのか、「目」っていうのか。
気持ちが通じたとき、想いが繋がった時、お互いを通して見える二人の表情の変化が端的に感情を読者に読ませます。

さよの病気のために、サポートしているのは孝己。
だからしっかりしてるのも大人なのも孝己に、一見みえる。
でも実は、精神的に大人なのはさよなんです。その二人の関係が、まさに割れ鍋に綴じ蓋。上手く噛み合ってる。

すれ違いとか、幼馴染とか、甘酸っぱいワードがてんこ盛りの作品ですが、爽やかさというよりは、うーん何だろうな。どんよりした空気感は常に漂う、そんな斬新な作品でもあります。

その大きな要因の一つとして、孝己には、他に身体の関係がある人物が複数いることがうかがえます。直接的な描写はさほどないのですが、他の人と関係を持っている攻めさんが苦手な方は注意が必要かもしれません。

が、二人の間に流れているのは紛れもなく純愛です。お互いを思うが故のすれ違いにも萌える。タイトルがまた良い。「孵る」のはさちだけではなかったのだと、待っていたのはさちも同じだったのだと、そう思いました。

なんか好きな作品だなあ…、と読後しみじみと思いました。じわじわと染み入ってくる「何か」がある。中毒性があります。

次回作も楽しみに待っていようと思います。

7

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