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表題作支配者は罪を抱く

皇飛鶲 皇一族総帥(31歳)
小陵 18歳

同時収録作品支配者も苦悩する

皇飛鶲 皇一族総帥
小陵 18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

皇一族総帥・飛鶲に仕える小陵には、幼い頃の記憶がない。
そんな彼にとって、深い愛情で自分を育ててくれた飛鶲が世界の中心だった。
だが、飛鶲の周りに花嫁候補が現れる度に胸が痛むようになった小陵は、その感情が恋だと気づく。
「私は…とても悪い男だぞ。
それでも好きか?」悲しげに問う飛鶲の真意を読み取れない小陵は、彼の巧みな愛撫にただ溺れてしまった。
しかし数日後、失った記憶に飛鶲が関わっていたと知って―。

作品情報

作品名
支配者は罪を抱く
著者
松幸かほ 
イラスト
しおべり由生 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773003697
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

好きなんです。でも気になることが・・・

小稜(シャオリン・受)は、幼いころの記憶がないままに、飛鶲(フェイウォン・攻)の家に引き取られて育てられ、18歳になった今は彼に仕えています。『5歳までの記憶がない』小稜は、感情が12・3歳程度にしか『育って』ないんですね。だから、言動は年齢不相応に幼いです。ショタ臭いんですね。クマのぬいぐるみ抱えてるし。

【え~、以下激しくネタバレですのでご注意ください。『気になること』に関係してるので】





小稜の『記憶喪失』に関わる事件についてなんですが、飛鶲が小稜の父親を殺害した、というのが・・・
『殺人』そのものがどうこうではないんです。これが、脇キャラクターが実行犯だったとか、あるいは飛鶲が殺したのがまったく無関係の人物だったら、特に気にならなかったと思うんですよ。

ただ、『目の前で父を殺した男』との恋愛、というのはちょっと深刻すぎると思うんですが、そのわりにたいした葛藤もなく(と感じたんです)、あまりにもあっさり乗り越えちゃって拍子抜けでした。

幼いころにそれによって記憶を失うほどのショックを受けて、その相手に引き取られて一緒に過ごすうちに慕うようになって・・・それが全部一気に引っ繰り返るんだよ!?根っからの『ドロドロ』方向に持って行くストーリーだったらまた別ですが(そうして欲しいとは思ってもいませんが)、『ラブストーリー』にここまでのものは必要だったのかなあ、とちょっと複雑です。







いえ、でもなんだかんだ言っても好きなんですよ。スピンオフ(言わば掻き回し役の脇キャラクター・明霞がメインの『独裁者は愛に迷う』)ほどではないですが、それでも好きには違いないんです。

う~ん、2作とも別にキャラクターが好みなわけでもないので、なぜ・どこがと訊かれてもわからないんですけどね。

あとイラストですが、表紙カラーと本文モノクロのキャラクターのイメージ(特に小稜)が違っていて、読みながらなんとなくヘンな感じでした。

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