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表題作普通の恋愛 5

文原一良、36歳、サラリーマン、東の上司/恋人
東慶伊、24歳、サラリーマン、文原の部下/恋人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

最初はただの会社の上司(文原)と部下(東)だったが、共通の趣味をきっかけに仲良くなる。
ある日酔った勢いで文原が東に告白し、東はあっさりOKしてしまう。
その事に長い間不安を抱えていた文原だが、付き合って一年記念日の日にお互いの想いを伝え合い、
お互いが好きなのだとわかると前にも増していちゃいちゃしている。

元彼騒動も収まり、文原と東は穏やかに過ごしていた。
そしてある日、文原の母親が突然訪ねてくる。
母親には自分がゲイだと打ち明けていない為、東とあたふたしてしまう文原。
二人はどうこのピンチを乗り越えるのか!

普通の恋愛の最終巻!

作品情報

作品名
普通の恋愛 5
著者
直正也 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ナンバーナイン
電子発売日
4

(1)

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萌々

(1)

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

愛の形や同性愛についてリアルに考えさせられる

文原×東

1〜5巻を一気に読んで、このエロなしの本編以外にも、

エロありの同人番外編も全部読んだ。

・『favorite reason』:本編の1年半前のお話
・『happybirthday-fumi 』:本編の中の時間軸のお話(リバ:東×文原)
・『act of darkness』1〜4:本編の中の時間軸のお話

本編1〜5を巻まとめて感想です。

上司と部下の関係で、
12歳も年が離れている!
35歳(〜36歳)の文原と
23歳(〜24歳)の東。


ノンケで年下の強気な東が、
ゲイで内向的な文原を臆病や苦悩の底から引き上げて、
普通の恋愛の方向に導いていく様子にグッと感心し、
読んでいるだけで心が強くなる!

恋や愛の形、そして同性愛についてリアルに考えさせられる。
シンプルだけど、感動的な場面もあって、コミカルなところもあって、
奥が深くて、すごくいいお話。
この作品と出会えて本当に良かったと思うよ。


ただ仲良くしていたくて、文原の告白にOKした東。
その中で、東が恋という感情を真剣に考えながら文原を好きだと気づく。

「普通」とは?
他の人が思うように、それが普通とは限らない。
だからもし自分が普通だと感じるなら、それが普通だ。

2人の恋を共感し、
リアルで自分らしい普通の恋愛という感じがするのだ。

文原の過去の恋も大きな見どころだ。
切なくて、痛々しくて、
ゲイとしての葛藤や、
恋の未熟さなどが深い味を与えてくれる。

東の友人、性別なんてただの飾り物!という
男か女に縛られず、自由気ままに自分を表現する姿が素敵!

カミングアウトや親の気持ち、繊細なテーマとして、
勇気と不安が伴う家族との関係も含めて、その大切さを感じられる。

5巻、最後の最後の結末は、
恋の成果として自然な流れ?
2人にとって普通なのかな?
ハッピーエンドで幸せいっぱいだけど、
またいろんなことを考えさせられるよね。

2人の成長や愛の形に心が温かくなった。
素晴らしい作品でした。



気になる点:
4巻の後半から絵柄が急に変化して、
目が綺麗系になって違和感が・・・。
特に東と文原の元彼が別人みたいで、びっくりした。
最初のシンプル系の方がこの作品に合っていると思うけど。

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