この最愛は痛くて甘い

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表題作愛され奴隷の幸福論

エドワルド
ヴァシュフォード公爵家の当主,16歳?21歳
ダニエル
リンベルト伯爵家嫡男だが伯父に奴隷の身に堕とされる,15歳?20歳

あらすじ

事故により両親を喪った王立学園の学生・ダニエルは伯父に奪われた当主の座を取り戻し、妹を学校に通わせるため、奨学生となることを余儀なくされる。努力の末、生徒代表の地位までを掴んだダニエルだったが、自分の目標で同じく生徒代表の公爵家跡継ぎ・エドワルドには冷ややかな態度をとられる。心にわだかまりを残しつつも迎えた卒業式の直前、あと少しで当主の座と敬愛する王太子の側近としての未来を掴むはずだったその日、伯父から両親が残したという多額の借金を突きつけられる。妹を守るため、借金奴隷に身を堕としたダニエル。しかし、男娼として身売りする夜、現れたのは彼を嫌っていたはずのエドワルドだった――。ダニエルを屋敷に連れ帰った彼は、激情のままその身体を何度となく組み敷いて……

作品情報

作品名
愛され奴隷の幸福論
著者
東雲 
イラスト
凩はとば 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434319068
4

(22)

(11)

萌々

(6)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
84
評価数
22
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数7

純朴な青年の波乱万丈な人生がつまった一冊

主人公が不憫です
順風満帆だった優しくてとってもガチムチな主人公が、両親との死別により憎たらしい親戚一家によって奴隷に落とされます
妹を守るためとはいえ可哀想です
奴隷として肉体労働をしてたら
娼館に買われてしまいます
そこでエロいことを仕込まれ
いざ処女を買われそうというときに
学生時代に殆ど話したことのない
むしろ嫌われていると思っていた相手に救われます(身請けというかたちで)

そこからは大切にされ
ガチムチがとっても可愛く見えてきます

ちゃんとスッキリする展開もあり
攻め様の心の葛藤もしっかりと見れますので楽しめる一冊です

攻め様が受けちゃんのことを思って苦しんだり
悩んだり、努力する姿を見るのが好き!という方にはおすすめです

1

ツン攻めの激しい溺愛がつよつよ!

ずっと、ずーーーーっと気になってた作品です。やっと読むことが叶い、しかも大好きな溺愛要素が神ってて、カートに入れて外して…を繰り返して買うのを悩んでたきけど、購入して良かったです。
溺愛度がすごいらしいとのリサーチを受け、読んでみたいなどうしようかなを繰り返してました。奴隷ってところに、陵辱系が頭をよぎり、なんとなく購入するのを躊躇ってましたが、結果杞憂に終わって良かったです^ ^


確かに確かに溺愛系でした。
ダニエルに対する愛情の向け方が不器用で、でも内面ではすごく激しくて、ツンな溺愛攻めもなかなかいいもんだなぁと思いながら読んでました。嫉妬と独占欲と守備固めが最高につよつよで、自分の感情をストレートに出さない分、行動で示すエドワルドのアピールにずっとドキドキします。
ダニエルのことがめっちゃ好きだね!って分かる行動の数々……。ダニエルだけが気付いてないところもまた良くて、皆がエドワルドの恋をさりげなく応援しアシストしてるところなんかもニヤニヤさせられっぱなしでした。

ダニエルを罠に嵌めた伯父一家の悪行もすっきり成敗し、勧善懲悪的要素のあるスカッと展開も見応え抜群!公開処刑の断罪シーンは最高です。
エドワルドや王子殿下や友人たちといった、かつての学園の仲間たちが協力して叔父一家をやっつけるとこなんかは、仲間の絆を深く感じ、ダニエルの築いてきた人柄の良さに触れました。

ダニエルがエドワルドのことをずっとご主人様としてしか見てなかったのが、ちゃんとパートナーとして隣に並ぶ姿には嬉しくなりました。エドワルドの恋が叶っても、まだまだ独占欲を見せるエドワルドよ執着には笑っちゃいました^ ^
ダニエル妹も含め、みんながハッピーエンドの結末は、清々しくて心地よい読後感を得ることができました。

3

孤独な貴族青年の不器用な初恋

一気読みでした。あらすじからどうかな〜と思ってたけど泣けて泣けて。

はぁ〜、半分くらいは本当に辛いです。
その後はダニエルがエドワルドへの地雷クイズみたいな日々で。
このペースだと甘々あるんでしょうね?大丈夫?と心配してました。

半分ほど進むとやっとエドワルド視点が出てくるんですよ。彼も…と色んな事情や感情がわかると愛おしくなってきます。

エドワルドの初めての恋が嫉妬から始まり気がつけば不器用すぎて取り返しのつかないこじれ具合で。
そして彼視点でわかるダニエルの素晴らしさと人気ぶり。そりゃあいくらダニエルがマッチョでも過保護になるわな。

ひっかかるのがダニエルの変化で…。
清く正しく美しい伯爵家嫡男が転落人生に真っ逆さまに落ちていき。
マッチョで朗らかで美しかったダニエルが、だんだん庇護下に置かれ男として?な感じになっちゃって。

エドワルドの不器用溺愛、かまって攻撃は萌えました。ただ期限付きなのだと、気持ちは一方通行の縛り付けてるだけなのだと想いこんでて。まだまだ辛い。

でもこの構成で素晴らしいと思います。

愛する人を取り戻そうと頑張るエドワルド。報われなくても助けずにいられない、ダニエル以外を愛せないことをわかっているエドワルド。

なんかすごく長くなってしまいました。
マッチョ奴隷受け、新鮮でした。プライドもなにもかも折られてしまったダニエルがもう少しエドワルドと対等だったらなあ…。
マッチョの必要性はどこにあったんだろう。

3

キャラクターの役割が明確で皆良い仕事をしています

イラストが凩はとば先生と言う事に惹かれて、読ませて頂きました。
タイトルからも受けのダニエルが奴隷なんだと分かりましたが、読み始めは、ちゃんと貴族の子として身分が高い子が通う学校に行ってたので、、ここから奴隷落ちするのか…と、ちょっと先行き不安になりましたが、読み始めると、ダニエルは妹思いの優しい理想的なお兄ちゃん。妹のフローラも、健気で頑張り屋さんで可愛らしい。ダニエルの同級生も、その立場に見合った、とても魅力的なキャラクターでした。そして、ダニエルを奴隷に貶める悪役の伯父一家。これも絵に書いたような悪役っぷりでした。
ストーリーとしては、奴隷に落とされたダニエルを攻めであるエドワルドが助け出す為に奔走する。と言う流れではあるのですが。
この話の中で唯一、全く考えてる事が分からないキャラクターがエドワルドでした。エドワルドもダニエルの同級生として一緒に学校生活を送るのですが、心優しいダニエルは誰からも温かく接して貰えているのに、エドワルドだけは冷たく感じていたり。
その辺のエドワルドの視点のお話は読んでいて、彼に対する気持ちや執着する過程が不器用で、読み終わる頃にはエドワルドも可愛いとおもえました。
ダニエルもエドワルドもどちらも心根が可愛らしいんです。
ダニエルを陥れた伯父一家がどうなるのか?奴隷とご主人様という関係でしか一緒に居られないエドワルドとの関係はどうなるのか?は読んでみて欲しいと思います。
中でも面白い設定だと思ったのが、ダニエルが性奴隷として、「準備」する為に使われるスライムの様な生き物が感情は無いと言ってるのに、可愛らしいペットの様な存在になってるのが、見ていて楽しかったです。このペットの絵は裏表紙に凩はとば先生がミニキャラと一緒に描いていらっしゃいます。読み終わってから、かわいい。ってなりました。

5

読みやすい

表紙の筋肉に惹かれ購入しました。
読み終えた感想としては、うーん、と微妙な感じです。
設定は凝っていて、文体も読みやすく、面白いは面白いです。キャラの心情を理解しやすかった。
ただ、受けが大柄で筋肉美という設定を活かせていないというか、そういえばそういう設定だったなー、と読んでいて時折思い出すほど存在感がなかった。
挿絵があったらまた違ったと思います。ないとは知らずに購入したので、もし知ってたら買わなかった、、、。

受けの喋り口調がとても丁寧で、性格も心優しい真面目な好青年で、これが漫画だったらキャラデザとのギャップで楽しめたと思うけど、小説だとそこまで楽しめないというか表現できていなかったです。受けの筋肉に惹かれたのに、筋肉要素ゼロ(と感じた)でとにかく物足りなかった。
やっぱりある程度、見た目と中身(口調?)に統一感がないと小説は楽しめないかな。何度も言いますが、挿絵があったら別です。
執着攻めは読んでいて楽しめたので、とりあえず「萌」評価で。

4

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