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表題作狂恋の夜は熱雨に濡れて

西央会トップ・西城暁紀
警視庁キャリア・篁水樹

あらすじ

玲瓏な美貌の警視庁キャリア・水樹は、ある事件を追うさなか、過去に惹かれながらも拒んでしまった西城と再会する。
未だくすぶる複雑な想いに戸惑う水樹だったが、西央会トップとなっていた彼に「刺青のある男に抱かれるのは初めてか」と被虐心を煽る残酷な言葉を囁かれながら荒々しく陵辱されてしまう。
さらに事件との関わりをほのめかし、半ば脅すような取引を持ちかけてきた西城に抗いきれず、まるで罠に堕ちるように搦めとられていき…。

作品情報

作品名
狂恋の夜は熱雨に濡れて
著者
桂生青依 
イラスト
桜川園子 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
発売日
ISBN
9784862960658
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萌々

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(1)

中立

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趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

素直になれない大人たち

高校時代の先輩・後輩でヤクザ×警察キャリアって、こりゃストライクど真ん中の設定。
ワクワクしながら読みました。
攻めのヤクザが、受けに執着しまくり。
高校卒業後、全く会わずにいたのに、いつ誰と付き合っていただとか、今何をしているだとか、いろんなことを知ってるんですよ~。ストーカーですよ、ある意味。まぁ、それくらい愛しちゃってたってことなんでしょうけど。

男同士だから簡単に「好き」と言葉に出来なくても仕方がないんでしょうね。気持ちがすれ違い約10年。再会しても「仕返し」と言うことでしか、身体を繋ぐことが出来ないし。
気持ちが通じ合ってきた? と思っていたら、距離を取られたり。
押してもダメなら引いてみな……って感じですか?
水樹にしてみれば嫉妬させられたり心配させられたり、自分の気持ちを自覚させられちゃうんですよねぇ。
西城も、水樹を愛するあまり離れようと考えた時期もあって。高校卒業後しばらくは、距離を置いていたんですね。
そして再会したときは、「あのときの仕返しだ」と言わなければ抱けなくて。水樹も「仕返しだ」と思いこんでいたから、素直に好きだとは言えなくて。
高校時代から、水樹も西城のことが好きだったのに。自分の性癖が認められなかったばっかりに、酷く拒絶してしまったことをずっと後悔していたのに。

それを乗り越え、やっと気持ちが通じ合い、でも、ヤクザと警視庁キャリアと言うカップルだから、今まで以上に障害はありそうですが。

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