イラスト付き
小説
うーん…けして面白くない訳じゃなかったんですが、色々と気になる点が。
①ゲームの世界に閉じ込められるというストーリーなので仕方ないとはいえ、ゲームの説明が多く読みづらい。
普段からゲームをしてる人なら、抵抗なく読めるのかな…?
②攻・ヒースの魅力がよくわからない。
美形なことと強いことしか長所がない気がする。
受に対する態度もお世辞にも優しいとは言えないし、助けてあげたお礼として半ば無理矢理受・ネジを抱いておいて、「今後はもっと俺を満足させてもらう。それが俺がお前に求める『(お前が)出来ること』だ」。
えー?いやそれ違うだろ。
台詞がもう、好きな人への台詞じゃないのよ。
性欲の発散が目的と思われても仕方ない態度なのよ。
ヒースの場合、好きだから意識してツンツンしてしまうという感じではなく、元々が俺様で、それがたとえ好きな人相手にでも滲み出るんだろうなという感じ。
告白した後は一気に熱烈になりますが、何かそこまで突然変わられるのも違和感。
③せっかくゲームの世界からログアウトして現実に戻ることが出来て、現実世界でもヒースと会えることになったのに、会えた後の話が書かれていない。
現実だとヒースはどんな感じなのかとか、ゲームの中と違ってHだって簡単じゃないだろうとか、そういうのをもっと描いてほしかった。
でもやっぱり根本的に攻・ヒースをあまり好きになれなかったのが評価「中立」の理由かな。
BL小説の攻って、読んでいて「こんな人に愛されたら幸せだよね」と羨ましくなる攻が多いですけど、ごめん…ヒースはちょっと嫌だ。
内心「好き」と思ってれば問題ないって訳じゃないんだよ。