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表題作隣の彼

子持ちのライター 八乙女
大学生 松田

その他の収録作品

  • ライフ イズ ビューティフルⅠ(表題作と同じカップリング)
  • ライフ イズ ビューティフルⅡ(表題作と同じカップリング)
  • ライフ イズ ビューティフルⅢ(表題作と同じカップリング)
  • 隣の彼Ⅰ
  • 隣の彼Ⅱ
  • 隣の彼Ⅲ
  • あとがき

あらすじ

大学に入学して憧れのひとり暮らしを始めた松田くん。ところが、アパートのお隣さんは無精鬚にジャージ姿の怪しい住人・八乙女さんとちっちゃな女の子のはなちゃん… 最初は八乙女さんを警戒しまくっていた松田くんだったけれども、いつしか強く意識するようになっていて!?
(出版社より)

作品情報

作品名
隣の彼
著者
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
ISBN
9784813051046
3.3

(61)

(8)

萌々

(16)

(28)

中立

(7)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
21
得点
195
評価数
61
平均
3.3 / 5
神率
13.1%

レビュー投稿数21

さらっと軽く楽しめた

さらっと軽く楽しく読めた。
隣に引っ越してきた大学生松田をいじる八乙女。松田が八乙女を気になり始め…。
おとなしそうな顔して押しが強くいじっぱりで年相応の子どもっぽい松田を八乙女があしらったりほだされたり。
大人な八乙女がよかった。

0

木下先生は好きなのですが…

電子でキャンペーンをやっていて、
木下さん好きだし、サンプルみたら攻めさんかっこいいしで
読んでみたのですが…

高評価のレビューが多いなか水を差してしまい
大変申し訳ないのですが、私には合いませんでした。

松田くんはとてもかわいいです。純粋で一途で健気。
八乙女さんも単体だったら魅力的なキャラだと思います。
彼の状況のあらゆることが切なく、何ともほうっておけない。

…とは思いますが、この二人のカップリングとなると、
お互いの気持ちに差がありすぎて、すっごくもやもやしてしまいました。

だって、八乙女さんはきっと松田くんでなくてもいいよね…?
2度もアパートに押しかけてきたセフレと、
松田くんの自分に対する想いを承知しているのにも関わらず、
2度ともキスってそりゃないでしょ…

死んだ後輩を心に残したままの八乙女さんには、
松田くんの一途な想いがもったいない…!
まるで都合のいい男みたい。そんなにいい子なんだから、
ちゃんと好きという気持ちを返してもらえる人と幸せになってほしい!!
と思ってしまいました。

八乙女さんが松田くんの愛によって後輩への想いを昇華させ、
きちんと彼を好きになるまでが描かれていたら、
もしくは、これが切なさを前面に押し出した、
シリアスなお話だったら受け取り方も違っていたかもしれません。

気持ちはさておき(にみえる!)体の関係はできつつ、
でも、ちびっこも出てきてのほのぼのテイスト。

うーん。納得いかない。
すみません、きっと個人的な好みの問題なのですが。

今まで萌えなかった作品のレビューはしなかったのですが、
購入を迷っている作品ではマイナス評価のレビューが
とってもありがたいことに気づき、レビューさせていただいた次第です。

ちなみに、木下さんでは由利先生と浪漫のお国が大好きです。

3

おっさんの思い出が切ない

表紙見ただけでは中身を思い出せず再読したので忘れないために、レビュー書きます。

大学入学と同時に一人暮らしを始めた松田くんと、お隣に住む子連れの八乙女さんとのお話で、最初は警戒してたけど次第に交流を深めていって…という良くあるパターンのお話です。
ただ20歳前後のノンケが、よれよれぼさぼさのジャージ姿&無精髭おっさんの事を好きになってしまうというのはちょっと無理がある…というか、八乙女のことを好きになるような恋愛要素が見つからないので、何でそこまでこのおっさんに入れ込む事になったの??と松田くんに問いただしたい気分でいっぱい。
隣人付き合いをするうちに思っていたよりもいい人だ…と好印象に繋がっていくのはわかるのだけど、それがどうして恋愛感情に繋がるのかが判りません。

そして八乙女は手に負えない感がいっぱいの大人。
好きで好きで好きで好きで好きでたまらなかった後輩が自分の妹と結婚することになった。
それを聞いた時に心の底から憎んで、二人を呪って、生まれてきた子供が死ねばいいと願った。
そうしたら、二人は子供を残して事故であっけなく死んでしまった……。
子供は嫌いだけど、大好きだった人の忘れ形見だから育てている。

後輩に関する回想が時折登場するんですが、八乙女の中で後輩は今も生き続けていることがわかります。
後輩の思い出に囚われ続け、もう何も望まないと言い、彼と一緒に自分の心も死んだという八乙女。

うわー…って感じです。
もし自分が好きになった人にこういう哀しい過去があり、「あいつと一緒に自分の心も死んだ」みたいに言われたら、もうダメだーって思って自ら恋に終止符を打ちます、私なら。情けないけど。
だって死んだ人には敵わない………って思うから。死んだ人の記憶っていつまでも美しいままじゃないですか。

だけど松田くんは強い!
今でも好きなんですか?とズバリ聞いて「好きかもな」という返しにもめげず、「でももう彼は嘉彦さんのことを好きになってくれないよ。だってこの世にいないんだから。」と言えちゃう。
そのうえで「俺なら〜」と切り出すんです。
なんて強いハートの持ち主なんだろうと感心するし、その真っ直ぐさに八乙女の心の穴も塞がってくれればいいなと思うんだけど、塞がるかなぁ〜どうかなぁ〜とも思う。

今の八乙女は、松田くんがただ一心に愛してくれるというから、それではよろしく的に身を投げ出しているだけであって、松田くんでないといけない理由が見つからないんです…。
そして、松田くんはなんでこんなに厄介なおっさんを愛するようになってしまったのかもいまいち判らないので説得力がないせいか、あぁこの二人が出会ってほんと良かったねぇぇ!!みたいな読後感が得られず、消化不良ぎみです。

一番好きなシーンは、妹と後輩がベランダで仲良く肩並べて、雲の様子だの月の色だの星の瞬きだのをあーだこーだと喋っている様子を、バカにしながらも本当はうらやましい思いで聞いていた…という回想シーン。
そして「今なら少しはわかるのにな…」って言葉が切ない。
自分の感性にはないものを持つ二人が仲良く喋る姿を、疎外感を感じながらどんな思いで見つめていたのか……
そして、今なら自分だってわかるのに、もうあいつはおらず語り合うことはできない……。

切なすぎます(涙)

ぶっちゃけ八乙女と松田くんの恋愛に関しては中立なのですが、八乙女の過去の恋・過去の記憶が非常に切なくて私の心が揺り動かされるので「萌」です。

4

もう一冊くらいあると嬉しい

 田舎から東京のアパートに引っ越してきた松田の隣人は、八乙女という名の無精ひげの怪しい男。
 おまけに、子供が一人いるのだが、その子供は、八乙女のことを「パパじゃない」と言う。なにやら訳ありの家族に、松田は近づかないことにしよう……と思うのだけれど、端々で見せる八乙女の優しさや、弱さに次第にほだされていく……

 という感じの話でした。
 個人的には、子供を手放しちゃったりの山あり谷ありはあるんですが、もう少し、突っ込んだ内容でもよかったんじゃないか、と思ってしまいます。
 表面をふんわり撫でて、そんなこんなで最後は丸く収まっているんですが、収まっている後のことも読みたいし……とか思ってしまうと、この一冊で終わりは、ちょっと惜しいかなあ……と。
 まあ、BLはそもそもにして、一冊同じ話で通してくれることが少ないので、そうなってくれていた時点で、御の字なのかもしれませんが、やっぱり、個人的な趣味として、「いろいろ読みたい」よりも「しっかり読みたい」が優先されてしまうので、ちょっともったいなかった……と思ったりもします。
 でも、充分に登場人物の心の動きとかそういうのは楽しめると思います。

1

隣の彼だけど…

私の読んだ木下けい子先生の作品の中では無精髭でジャージでタバコをスパーなタイプは珍しいです。

木下先生の作品は自分の心に引っかかるものとそうでないものがわりと分かれてますがこれは後者かなあ。

大変失礼ですがあるある設定にあるあるストーリーな気がします。
確かに気になる隣人で色んな顔や以外な所を見せてくれて気になるのはわかりますが、一浪で成人してるとはいえ二十歳で田舎から進学で上京してきたばかりの松田には、雛が最初に見たものを親鳥と刷り込まれる?的な感じに思えてしまいました。

色んなエピソードがあるんですがなんかどれもあるあるで。
嘉彦が気になってほっとけなくて自分が欠けた所を埋めてあげたくなるのもわかりますが、まだ大学入ってこれからでしょ!とBLとしては言ってはいけないことを言いたくなりました。

松田の方言がたまに出るところが良かったです。

3

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