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御曹司は初心な彼に愛を教える

onzoushi ha ubu na kare ni ai o oshieru

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表題作御曹司は初心な彼に愛を教える

本城怜司、本城財閥の次男35
里央、借金のカタに売られてちんハブで働く青年19

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

親に借金のカタとして売られた“ちんパブ”キャストの里央は、ある日高級なスーツを身に着けた御曹司・本城に「一番人気のない子」を、と指名される。初めて優しくしてくれて、連日通ってくれる本城に戸惑いつつも惹かれていく里央。しかし、里央にはとある“期限”が課されていて――。好きだからこそ、迷惑をかけたくない里央は、本城に本心を告げられなくて……。「もう怖い思いはさせないよ」初心な里央は本城の熱い想いに貫かれて――。御曹司と無垢な青年が愛を知る純愛物語。

作品情報

作品名
御曹司は初心な彼に愛を教える
著者
gooneone 
イラスト
すがはら竜 
媒体
小説
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
カクテルキス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784866695778
3.8

(22)

(11)

萌々

(2)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
80
評価数
22
平均
3.8 / 5
神率
50%

レビュー投稿数7

ドキドキハラハラドキドキワクワク

とにかく里央くんが可愛いです。素直でピュアさが全開です。でも生い立ちからか可哀想なほど頑張り屋さんです。
壮絶な言葉にも負けず小さい頃からほんとに頑張っていて涙が止まらなくなります。
本城に出会えて良かったねと思います。

先生のお話は、ほんとに読みやすくて、ページをめくる手が止まらなくなります。
そしてストーリーが面白くて、続きが気になって、一気読みしてしまいます。
表紙もイラストも可愛くて、カッコよくて、表紙の右下のいちごミルクに気づいてから、紙の本は帯を外して眺めてました!
ストーリーと読みやすさ、、、とにかくおすすめです!

5

これ以上ないほどの薄幸受けシンデレラストーリー

親に捨てられて、ちんパブで育って邪魔者扱いされて、学校にも通わせて貰えなくて字も読めなくて、自分の価値を見いだせなくて、それでも人に迷惑をかけないように自分でできることをして、オーナーに恩を返そうとする姿が本当に健気で切なかった。
続編が読みたいです。

2

ちんパブ行ってみたくなる!

Amazonギフト券欲しさに初レビューです。
コミコミのgooneone 先生のインタビューを見て「ちんパブ!?なにその美味しい設定!」
と思い、ポチっとしました。

ちんパブでの描写可愛かったです。
最初は悶えるくらいの可愛さから中盤薄幸さが徐々に解明され涙が止まらず、最後はホンワカした気分で1冊で3度美味しかったです。

2

ぼろぼろ泣きました

受けの気持ちがストレートに入ってきてぼろ泣きしました。いいこすぎる…。
さらっと書かれていましたが、数字(率)は本当のものらしい。臓器移植についても考えさせられました。

2

エロとシリアスの二層仕立て

官能とシリアスが入り混じり合った作品です。
最初はちんパブでの里央と本城のエッチなやりとりがメインですが、後半はどシリアスな事件へと突入します。この振り幅は好みが分かれそうな気がしなくもないですね。


この作品は主人公の里央が、どん底の不憫受けってところが大きな鍵になっています。彼の生きてきた環境や待遇は非常に悪く、ちんパブ内でも人気が最も無いキャストのポジション。そのため里央は冷遇されています。

里央がキャストとしてあまり優秀でないのは、彼のプロとしての仕事がお粗末だからなんですが、里央の体質の問題というかね…チンの部分が非常にデリケートなため誰かに触らせるのが苦痛といったもの。こんな状態の彼がここで働くには適しているとは思えないのですが、彼にはここで働かなければならない悲しい諸事情があります。

そんな里央を指名したのが本城。
不慣れな里央をいたく気に入った彼は、里央の身体の悩みを温かく優しく包み込むように理解してくれます。
本城にとって里央に会うのは癒しで、また里央にとっても本城に会うことは大きな喜び。2人の想いは通い合っているも同然なんですが、お互いの気持ちは分からぬまま惹かれ合っている状況です。

そんなとき、里央が危険な立場に置かれることによって状況が一変します。ここからがこの作品の大きな見せ場へと突入していきます。


この作品を簡単に言うと、里央と本城のシンデレラストーリーです。
ちんパブで出会った2人がキャストと客の立場を超えて恋人になっていく話ではありますが、引っかかるのがその中身。まさか臓器売買と誘拐が間にブッ込まれてくるとは驚きでした。

一応伏線はあったんですよ。里央の売り上げが悪い、身請け先がいなかったら臓器売るぞってやたらと上役から言われていてね。里央も臓器が…臓器が…ってすごく気にしてるし、え?このパブって臓器のブローカーとかやってんの?犯罪じゃないの?って疑問に思うとこが多々あり。なんかあまり現実味がよく沸かないし、感情移入が難しいポイントでしたね。

里央の臓器を狙うお金持ちが理央を誘拐したことで、一気にストーリーはシリアス・ダーク方面へと突入。元々、「臓器を売る」っていうワードが突き抜けて異質だったので、ここで繋がるんだなと理解しました。
臓器の売買を軽々しく言う店もどうかと思うし、孫のため里央の臓器を欲しいと懇願する爺さんもどっか変な感じ。なんか浮いてるんですよね。
臓器うんぬんはこの作品が動く大きな注目点なので、そこの描写はもっと深く掘り下げて丁寧に描いて欲しかったです。

どちらかと言うと、ちんパブでの絡みの方が面白かったので私はそっちメインで読みたかったな。
ちんパブでの話はイチャイチャ絡みやシステムが面白かったし、本城の紳士たる理央への態度もすこぶる良かった。里央以外のキャストのことももっと知りたかったし、もっと読みたいところもあったので少し心残りでした。


文章や展開的には多少粗っぽさを感じたけど、話としては興味をそそるシーンもあったし面白かったです。
里央がとっても良い子。本城といつまでも幸せになって欲しいです^ ^

5

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