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漫画家さんとメッシとアッシ

mangaka san to messhi to asshi

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表題作漫画家さんとメッシとアッシ

芦田,漫画家(烈斗)アシスタント
飯見,烈斗の新人アシスタント

その他の収録作品

  • してほしい
  • カバー下:サブキャラの人達

あらすじ

憧れの大人気漫画家・烈斗から
アシスタントの依頼が舞い込んできた!? 
色んな現場から引っ張りだこな漫画アシの飯見。
喜んで現場に向かうと、出迎えてくれたのはなんと
高校時代に決別した同級生の芦田だった――!? 
気まずさを抱えたまま、同じアシ仲間として働くことに。
ぶっきらぼうな芦田だけど、
意外と飯見の仕事ぶりを評価してくれる。
机を並べ修羅場と闘う日々を一緒に過ごすうちに、
芦田の隣が居心地よくなってきて…!?

作品情報

作品名
漫画家さんとメッシとアッシ
著者
ポケラふじ子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199609497
4.2

(45)

(25)

萌々

(11)

(6)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
190
評価数
45
平均
4.2 / 5
神率
55.6%

レビュー投稿数11

BLとしても〝お仕事漫画〟としても読み応え抜群!

巧みな心理描写に引き込まれ、主人公と一緒に胸が痛くなったり、胃がキリキリしたり、そしてドキドキしたり……
凄く充実した漫画時間でした◎

シーモアで1話丸っと試し読み出来るので、是非とも、何の前情報を入れずに読んでみてほしいです。

タイトルの『漫画家さんとメッシとアッシ』から、何となく三角関係モノかな〜…と読み始めたのですが……
予想外の展開に、思わず「面白っ」と声に出てしまった。

BLですが、漫画家さんやアシスタントさんを取り巻く環境がリアルに描かれていて、〝お仕事漫画〟としても知らない世界を垣間見るようで、凄く読み応えがありました。
何より、背景や装飾美術の描き込みが凄い!!
キャラクターが描く背景まで、めちゃくちゃ細かい。

そして、恋愛面では破茶滅茶に拗れている……!
両片思いの焦ったさがお好きな方に全力でお勧めしたい。
もう、攻め様の一途な片想いと、途轍もない執着心に拍手!
その執着心から、とある行動に出るのですが、コレまた凄くややこしい……笑

恋心を自覚した主人公の言葉、
「どうして、俺の恋はキレイじゃないんだ」が胸に突き刺さりました。

好きな相手なのに、自分とのスペックの違いを実感して、どんどん卑屈になっていく感じ、よく分かるなぁ……
あと、季節の変わり目に季節感チグハグな服着ちゃって、惨めに感じるのもアルアル!

恋人として、仕事仲間として、今後2人がどのような作品を世に出していくのか…素敵な余韻が残る作品でした。

▶︎シーモア/刻み海苔・ホタル

6

一気に読みました。

最近、歳のせいか、途中であきちゃって頑張って読むコミックが多かったんですが、これは読ませてくれました。
受けくんが、意地っ張りで、自己愛強いタイプで、そこが気に入るかどうかで、この作品への評価は分かれるかと思います。
ストーリーについては、いろいろツッコミどころはあるかもしれませんが、わたしは楽しめました。

6

再燃したあの日の恋を取り戻す

うわわ〜…めっちゃ面白かったです。
お仕事BL大好きなので、ハマりました!
漫画家の現場の壮絶さ、眠気や疲労との戦い、仕事の遂行度、作品のクオリティに掛ける熱い思いが伝わってきました。現場のシーンだけみたら、スポ根に近かったです(笑)

そんな漫画の作画現場で起こるBLも同じくめっちゃ面白い。
芦田の高校時代からの一途な片想いが、ちょっとおかしな展開に向いて笑っちゃいました。絵のテイスト的に、切ない系のしっとり〜な感じの作品かなと思っていたけど、時々クスッとするシーンなんかもあったりで、そのギャップにやられます。
嬉しいのも切ないのも、色んな感情が入り混じって楽しめる一冊かなと思います。


あらすじを少しばかり言いますと。
漫画家のアシスタントをしている飯見は、憧れの漫画家のヘルプに入ることになりましたが、現場に行くと現れたのは高校の同級生の芦田でした。聞くと、芦田もアシスタントをしているとのこと。高校時代に気まずくなりケンカ別れした2人でしたが、アシスタントの仕事を通してまた距離が近くなっていく…といった物語です。

この作品が面白いところは再会したとき。
芦田がついた嘘。これがまー…ビックリです。
芦田はやや気難しい性格。対して従事している"漫画家先生"は、穏やかで優しいイケメン。実は2人は同一人物です。

芦田は高校のときから飯見のことが好きで、アシスタントとして偶然やって来た飯見への熱い想いを再燃させます。
芦田はアシスタントとしての顔と、漫画家としての顔を演じることになりますが、それは飯見を離さないための1人2役。芦田はイケメン爽やか好青年を演じ、飯見にアプローチをかけていくのです。(そして、飯見は2人が同一人物であることに全く気付かない 笑)


注目すべきはやっぱり芦田の1人2役ですね。
ですが、ちょっと困ったことになります。
先生モードの芦田は飯見に告白したけど、返事を保留にされてしまう。というのは、飯見は芦田のことが好きだからです。

芦田の工作がまさかの裏目に出るとは困りました。芦田は飯見の気持ちを知らないし、飯身をも芦田と大好きな先生が同一人物だと知りません。
…なにこの無駄なすれ違いって感じなんですけど、でもそこがこの作品の面白いところ♪
たまにボロが出るスリリングな状況も楽しいので、芦田と飯見のすれ違い両片想いを見守りながら読んで欲しいなと思います。


芦田は飯見のことが好きなんですけど、飯見の優秀な仕事ぶりにも惚れ込んでいます。
2人の現場でのやりとりがめちゃくちゃ良いんですよ〜。芦田が飯見の仕事を正当に評価して大事な作業を信頼して任せるとことかね、飯見の欲しい言葉や態度を与えてくれるんです。
自分の力量を認めてくれる人が好きな人なんだから、飯見の喜びは倍以上ですね(*´∇`*)

芦田の正体がバレる瞬間はとってもドラマチックで面白かったので、実際に読んで多幸感に浸って頂ければなと思います。


芦田と飯見の仕事ぶりを見てるだけでも楽しいお話でした。そして付き合ってからの2人が最高に面白い。
プロフェッショナルな2人の恋愛も仕事も、たくさん楽しめる作品でした。

2

お仕事BLとしても面白いです

こちらの作家さまの作品を読むのは「偽りの愛を孕む -オメガバース-」以来になります。
今作の方が凄く好みだし夢中になって読みました。

お仕事BLとしても面白くて、漫画家とアシスタントのお話を興味深く読みました。デジタルに移行する作家さまも多い中、アナログの原稿だったのは芦田の画力の凄さを強調する為なんでしょうね。アシとしての飯見の実力もお見事でした。漫画の原稿のコマをマジマジと見てしまったのは、この作品が初めてかもしれません。

芦田が再会を機に飯見を今度こそ恋人にしたいと画策し、飯見は芦田と並んで作業してる間に好きになって行くので2人は暫く両片思いなのです。

飯見が他作家との仕事で落ち込んだ時も、芦田が欲しかった言葉をサラッと言って来るのにキュンとしました。こんなん好きにならないわけない!ただ、芦田の手しか見てないと言っても烈斗先生本人だと気が付かない飯田もよっぽどだと思いました。www

両思いの筈なのにすれ違っていたのでどんな形に落ち着くのか心配でしたが、やっと同一人物だと気が付いた時には安心しました。

思いの外面白かったのでこの作品の続編を読みたいと思いました。このCP大好きです。

2

再会、ペン先に宿る想い

芦田 ×飯見


飯見が烈斗先生に憧れつつ
アシスタントのお仕事をもらい、
そこで高校時代のある出来事をきっかけに、
縁を切った芦田と再会する。

芦田も烈斗先生のアシスタントとして、
一緒に仕事することに。

超絶イケメンの烈斗先生が、
いつも芦田のいないタイミングで飯見の前に現れて、
なんと飯見に愛の告白までしてくる!

飯見も当然戸惑いながらも、
芦田の隣にいることが居心地よくなってきて、
そうなったらもう、
芦田への恋の予感しかしない感じ。

すごい結論だけど、
それもアリかもしれない!
イケメンの烈斗先生が実は芦田だ!
芦田がメガネを取ってちょっと髪型を変えるという変身をして、
烈斗先生として飯見の前に現れるということ。

ホントにー!
芦田がメガネを取ってちょっと髪型変えただけで、
飯見が烈斗先生と芦田の同一人物に気づかなくて、
「烈斗先生」に見間違えられるなんて超笑える!
それともバレずに過ごすのが普通ではありえないから、
思わず爆笑して、ずっと止まらなかったの!!!
ここが個人的にめちゃくちゃ面白いポイント!!!

芦田の気持ちがド熱い!
もう二度と失いたくないという
重愛情が伝わってくる!

飯見が揺れながら、
芦田への恋心に気づいていく様子が可愛らしくて、
甘酸っぱくてドキドキ感がたまらない!

飯見が照れながら、
一生懸命に芦田と繋がりたい姿や、
芦田の理想のボディを拝見することできる
一回のエッチでも萌えてしまう!

高校時代のちょっと切ない誤解が絡んで、
再会することで、
2人の感情が再びに重なり合って、
より燃えるような恋が芽生えてくるでしょう。

そして、恋は不思議なもの。
痛みや葛藤を経て成長することもある。
飯見の心の奥には、複雑な感情が渦巻いていても、
ピアスなどの穴開け癖が痛々しくても、
大丈夫!芦田と一緒に新たな道を切り開いていけるから!

飯見の疼きの中の純粋さが可憐だし、
芦田の必死な一途な想いがカッコよすぎて、
「烈斗先生」の魅力もハンパなくて、
全部ハマってしまい、
2人の恋の行方の胸キュン度がMAXで、
ドキドキが暴走してしまいました!

1

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